仮面ライダー エターナルインフィニティ
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第百二話 MW(Mira World)その二
「西欧の世界なのに和食かよ、しかも箸まであるなんてな」
「これはタマツクレの郷土料理よ」
「あそこのかよ」
「そうよ、美味しいでしょ」
「美味いことは美味いけれど世界観が狂うな」
紺が言うのはこのことだ、西欧の世界に和食は、というのだ。
「場違いだな」
「まあそっちの世界から見ればそうかも知れんな」
ペットはその紺に応えながらテーブルの席でワインを飲む。彼から見れば大きなグラスを両手で持ってそのうえでぐいぐいとやっている。
「けれど世界もそれぞれやろ」
「まあな、話を聞いてて本当に色々な世界があるしな」
「わい的には女の子しかおらん世界が面白そうやな」
「ああ、戦国時代でな」
「可愛い娘が一杯おるみたいやな」
「けれど男が入られないんなら一緒だろ」
紺はこう言ってその世界のことはこれで終わらせた。
「そりゃいたらハーレムだけれどな」
「そやな、考えてみたらな」
「しかしどの世界でも介入するスサノオってある意味凄い奴だな」
紺はこのことに感心も覚えていた。
「他にも凄いところがあるけれどな」
「強いのは確かやな」
「ゲームのラスボスはそれが常識だけれどな」
教団はともかくとして、というのだ。
「今回のオルフェノクとかもな」
「強い、確かにな」
エレクは紺にこのことは確かに告げた。
「特に強いのはその中でも六人だ」
「六人もいるのかよ」
「まず薔薇を散らすオルフェノクだ」
「ローズオルフェノクだね」
木場が応える。
「こっちの世界でも凄い強さだったよ」
「私でも一対一では互角だった」
エレクを以てしてもだというのだ。
「倒せなかった」
「そうだ、あのオルフェノクは強い」
「尋常なものじゃないわね」
セングレンとマリアンデールもローズオルフェノクについては知っていてそれでこう言うのだった。
「他のオルフェノクと比べてもだ」
「桁外れよ」
「そして竜のオルフェノクだ」
エレクはこのオルフェノクについても話した。
「凄まじい強さだ、特に姿が変わるとな」
「俺達四人がかりでやっとだったからな」
「まさに化物だ」
ギュスターヴとバリアシオンが話す。
「ちょっとやそっとじゃ勝てねえぜ」
「あいつもだ」
「そして海老、百足、鰐、蜘蛛だ」
「この四人はまだ戦えるが」
「強いのは確かだ」
彼等についてはレオンとケーティーが話す。
「実際に戦っていてな」
「結構なものだった」
流石にローズオルフェノクやドラゴンオルフェノク程度ではないが、というのだ。
「この六人は強い」
「他のオルフェノクとは違う」
強い、だからだというのだ。
「出て来た場合は警戒しなければな」
「負けるのはこちらだ」
「ああ、そのことは俺達もわかっている」
乾がレオンとケーティーの言葉に応える。
「その連中は他のオルフェノクとは違う」
「しかも時折だが」
「オルウェノクって姿形が変わるわよね」
今度はセングレンとマリアンデールが話す。
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