ソードアート・オンライン ~生きる少年~
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第一章 護れなかった少年
第二十三話 shadow crawling from the behind
前書き
新年最初を目指した。
まぁ、そりゃ無理だよね。
5分で一話上げるとかw
「セイッ!!」
シャドウの武器を弾くために居合い単発スキル《煌》を放つ。
それは見事にシャドウの武器を弾いた。
それと同時に納刀した状態から、更に刀を蒼い光が覆っていく。
「ハァァッ!!」
居合い単発スキル《閃》
シャドウの胴を薙いで、更に納刀される。
既にシャドウのHPは4本目を割っていた。
あれから居合いスキルを連発して分かったこと。
それは......
まず、スキルのあと、必ず強制的に納刀されると言うこと、そして刀スキルで使っていた居合い技も威力、剣速をブーストして使えるようになっている。
と言うところかな。
使いづらい店を上げるとすれば、必ず納刀されると言うこと。これにより連撃が出来なくなっている。
いい点を上げるとすれば、納刀されることにより、間髪入れずに次の居合いスキルが打てると言うこと。
ちなみにネオンは戦意を失ってへたり込んでしまっていて、移動させることが出来ないので、出来るだけ近づかないように戦っている。
そしてそんなことを考えている間にも攻撃していたので......
「これで......ラストォォォォォオ!!」
居合単発スキル《閃》で、既に1mm程しか残っていなかったシャドウのHPを全て削り取る。
それと同時に、目の前に出てくるメッセージ。
それにより一気に脱力してへたり込んでしまう。
ま、しょうが無いか。
そう納得し、へたり込んだまま、入手アイテムを見ていく。
LAボーナスはどれだ......
と、その中で一つのアイテムに目がとまる。
《コート・オブ・ダークネスシーカー》
これがどうやらLAボーナスの用だ。
効果を見ると......
(う~ん、いつ役に立つんだ......これ)
そうとしか思えないような効果ばっかりだった。
......って、ダークネスシーカーって......。
そう思いながら、自分のアイテム欄を見ていくと......
(あった。ズボンに靴に手袋に......この層の宝箱で手に入れた装備の中に『ダークネスシーカー』って名前の入っているのが......)
シリーズって奴なのだろうか。
まぁ、少なくとも今は使わないのでアイテム欄に入れたままにしておく。
「さて、と、ネオンを正気に戻すか」
そしてネオンのとこまで歩いて行く。
そして
「お~い、ネオン、そろそろ帰ろーよ」
と、
「あ、あれ? シャドウは??」
正気に戻ったようだ。
「倒した」
そう一言だけ言うと、ネオンの目の縁に徐々に水滴が貯まっていき......
何故か僕に抱きついてきた。
「ちょ、ちょっとネオンさん!?why!?」
「攻撃喰らったの見た瞬間......死んじゃうんじゃ無いかと思ってたっ......」
それを聞いて、
(本来、こういうのは僕の仕事じゃ無いんだけどな......)
心の中でそう思い、
「死なないよ。僕もネオンも、あれくらいじゃあ。少なくともネオンは絶対に。絶対にネオンが死にそうな時は僕が護るから......」
そう返した瞬間に、ネオンに更にキツくぎゅっと抱きしめられる。
ちょ、息が......そして同時に聞こえてくる嗚咽。
「大丈夫だよ。大丈夫だからさ......だから――」
あ、少しヤバいかも
「ちょっと緩めてくれないかな??このままだと僕死に――」
「キャーソラーーー!!」
いや、叫んでるけど、少し君のセイだからね??
そう言う前に僕は少し気を失った。
ドタバタして終わった第29層ボス攻略戦。
この29層での出来事が最悪に繋がることを僕はまだ知らなかった。
後書き
さぁ、ここからが本編と言っても過言では無い。
新年早々、幕が上がる。
ま、章かえねーけどw
新年だったのでちょっとかっこよくやってみたかった。
あ、でもここからが本編と言っても過言では無い、って言うのは本当です(多分)
さて、喪中だけどこれなら許されるはず......
皆さん、新年、開けましておはようございます。
今年も駄作者をよろしくお願いします!!
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