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リュリュちゃん日記

作者:あちゃ
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ソルムンド暦177年7月15日

今日は朝早くからお出かけです!

日がまだ昇る直前……薄明るい中、村の入口でラインハットの兵士さんと待ち合わせです。
ラインハットの兵士さんの名前は『デルコ』さん。
なんと、お父さんの事をよく知っている人みたいです。
道中、お父さんの事を色々聞いちゃいます!

ビックリです!
お父さんはラインハットの救世主なんだって!!

私が生まれるずっと前は、ラインハットは悪い太后様が酷い事をする、とても怖い国だったみたい……
しかも、その悪い太后様って実はモンスターが化けていたらしいの!

でも、お父さんが偽太后をやっつけてラインハットに平和を取り戻したんだって!
お父さん格好いい!!!
私のお父さんは正義のヒーローよ!

でも、一つ疑問!
そんなに凄い事をしたのに、何であんまり有名じゃないんだろう?
デルコさんに聞いてみました。

「最初はヘンリー兄王陛下と共に、大々的に称えようとしたんだけど……『めんどくさいからヤメて、そう言うの!』って断られました」
お父さんって恥ずかしがりやさんなのかな?

でもお母さんが、
「リュー君らしいわね。自分の偉業をひけらかさない人なのよ」
益々格好いいです!!

今日は色々聞けたけど、まだ聞きたい事が沢山あるの!
でも、これから野宿の準備をしなきゃいけないから、また明日にします。



 
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