転生……なのかな?
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7夢
「てことで大仏、知ってることを全部吐いてください」
「何でオレ!? て言うか言い方おかしくね!?」
「うるさいです」
学校に着いて真っ先に声をかけたのは、クラスで一番姫と仲の良かった男子。
「つーか、そんな行き先に心当たりがあるほど仲良かったわけでもねーしさ」
「わかりました役立たず」
「だから酷くね!?」
棘を十二分に刺しまくったあとに席に着くと、ちょうど担任の先生が入ってきた。
気のせいかな。
顔が青ざめてる。
「死体が……発見されたそうです」
……え?
一瞬、頭の中が真っ白になった。
隣を見ると、青ざめた彼女と目があった。
そこに映る私もやはり青ざめていた。
「近くの山の深いところで、バラバラになっているのを発見されたそうです」
バラバラ死体となって発見された姫。
恐怖にひきつる顔、辺りに転がる四肢、地面を彩る赤い花。
どういうわけか鮮明に脳裏に浮かんだその光景に、私は吐き気を抑えることはできなかった。
*
「大丈夫?」
「うん、心配かけてごめん」
朝から早退してしまった私の下に放課後、獄寺夫人が様子見に来てくれた。
もう夕方。
きっと部活をサボってきたんだろうと想像のつく彼女に、少しだけ罪悪感を覚えた。
「あのさ、これから姫のお母さんに会いに行こうと思うんだ。ドSちゃんは」
「私も行く」
「だよね」
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