この明るい星空の下で。
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永遠の命をもたらす時計、黒椿。
「・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・水上。もうわかってんでしょ?あいつが十六夜じゃないってこと。」
「・・・・・・・・・・・はい。」
「じゃあ、早く行きなさい。
十六夜の体を奪われても良いの?」
「・・・・・・・」
「奏くんは私のものじゃなかったの」
私は走り出した。
「お土産は酒ね!」
「はい!って生徒をパシらないでください!」
私は突っ込みをいれながら一階に降りて先輩達を呼んだ。
「悟さん!佑香先輩!奏くん居場所がわかりました!」
「本当か!?」
「レッツゴーだ!」
私達はドアを開けて寒空の下を駆け出した。
「奏くんは十六夜家にいます!」
「分かったよ!ダッシュだ!こーはいくんは私が取り返すのだ!」
////////////////
「・・・・・十六夜一葉さん」
私達は玄関まで来ていた。
「よく分かったね。」
「奏くんを返してください!」
「弟くんは帰りたく無いみたいだよ。」
「・・・・・・・・」
「!!こーはいくん?」
「・・・・いや奏じゃない。こいつは・・・・」
「久しぶり、お兄ちゃん。」
「「!?」」
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