ハイスクールX×X
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インフレが激しい世界だと感覚がおかしくなる
XANXUSside
ウィーン
バン
「っがぁ!
っこ、腰が!」
「てめえ
俺のエアーバイクを…」
アザゼルはねちまったせいでエアーバイクが凹んだぞ!
どうしてくれるんだ、弁償しやがれ!
て言うかアザゼル何時の間に出所したんだ!
「XANXUS!?
貴方、なんで…いえ、貴方もヴァリアー側の人間
朱乃達が冥界に居るから居てもおかしく無いけど
なんで、グレモリーの領土にいるのかしら?」
伝え忘れが多すぎるんだよ
「チョイスの為だ
開戦日は言ったが詳しい時間は言ってねえ
その事を直接伝える為に来た
チョイス開戦時間は深夜の冥界での00:00、当日になって直ぐに開戦する
それまでにチョイス参加者等をサーゼクス・ルシファーの所にだ」
「等?
どういう意味かしら?」
リアス・グレモリーはバカか
「あくまでも
一部の奴しか領土を賭けて戦う事を知らない
表向きには新人雑魚悪魔と魔王等のベテランのカス共が
合同でヴァリアーと実戦形式の死合いの修行をする事になっている」
ゲーム感覚で土地を奪い合ってたら組織として大丈夫なのか考えられる
そもそも大事な事をレーティングゲームとかで決める事態間違っているからな
「何時の間にそんな事に…」
根回しは早めにしないと
冥界の下級中級悪魔達はもう話題だぞ
逃げれない状況にしてやった、コレで逃げたら笑い者だ
「俺はシトリーにも用があるんだ」
バイクをシトリー領が有る方向に向けた
「待って
その、朱乃の事なんだけど」
「俺じゃなくて朱乃に言え
彼奴には冥府でも通じる携帯を渡してる
まぁ、てめえみてえなカスに従う女じゃねえがな
最後にだ、若手や魔王以外にも前科一犯、てめえも来い」
そう言い俺はシトリー領に向かった
…………………………………………………………………………………………………………………………………
ウィーン
バン
「っぎゃ!」
偽レヴィアタンひいてエアーバイクが凹んだぞ!
って、さっきも同じ事が有ったな、コレなんてデジャブ?
「XANXUS!?
何故貴方が此処に…言え
ネグレリア達が冥界に来ているのなら
貴方が此処に来ていてもおかしくは無いですが何故シトリー領に?」
さっきと同じじゃねえか!
はねたのが偽レヴィアタンになっただけじゃねえか!
「いったーい!
もう、私をはねるなんて!
ソーナちゃん、この子が話していたXANXUS君?」
ゴォ
「っひ!」
「君を付けるんじゃねえ」
偽レヴィアタンはこの程度の殺気でビビるとは
ヴァリアー幹部どころか通常のヴァリアー隊員ですら大丈夫なんだぞ
「何の御用でしょうか?
コレからリアス達とのレーティングゲーム
そしてヴァリアーとのチョイスの為の修行をするのですが」
「そのチョイスに関してだ」
そう言い俺はカードの束を偽レヴィアタンに投げた
「タロットカード?」
カードの絵柄を見てそう言う偽レヴィアタン
違うっつーの
「チョイスのフィールドだ
いちいち全フィールドに予算をかける気はねえ
絵柄はフィールドに絵柄の死ぬ気の炎が練り込まれてる」
カチ
ウィーン
俺はエアーバイクのスイッチを切ってリングをつけた
「死ぬ気の炎に関して説明をする」
「!?」
驚いた顔のシトリー姉妹
馬鹿が、死ぬ気の炎がバレても困らねえんだよ
それにだ
「死ぬ気の炎の特性だけだ」
特性、有る意味一番の情報を与えるが
死ぬ気の炎を指輪無しでともせるとは思わない
「最初は晴だ」
俺は幻覚で作り出したナイフで手を切った
「晴の死ぬ気の炎の特性は」
カチ
俺は匣から晴コテを出して
シュウウウ
「傷が治った?
晴の死ぬ気の炎は回復?」
違う……あ、そうだ
カチ
「クー!」
「クジャク?
黄色い炎を纏っているけど
狼とかワニとかだと思ったけどあの、XANXUSがクジャクって」
匙がそう言うと一部のシトリー眷属が笑い出し
ガタガタガタガタ
俺の上着のポケットに入っている匣兵器が震えだした
「ベスター
まだてめえは出さねえ」
俺は匣兵器を手に持ちそう言うと動かなくなった
「その匣兵器は…」
「俺の匣兵器だ
晴の炎の特性それは」
パチン
「クー!」
タジャトルは羽を開いてヒーリングパネルを匙達に当てた
モサ
「ぎゃああああああ!!」「「いぃいいやぁああああああ!!」」
匙達は爪や髪の毛が異常なまでに延びて悲鳴をあげた
「体が活性して延びたんだ」
「活性?
…晴の炎は回復ではなく
治癒力を増進させて高速治癒をしていたのですね!
クジャクの開いた羽から出た光は活性の光ですか」
ソーナ・シトリーが理解したので晴クジャクは戻した
「おい、コレ戻らねえのかよ!」
匙がなにか言ってるが無視だ、無視
偽レヴィアタンに関しては泣いているがいい気味だ
カテレアからレヴィアタンの称号を剥奪しただけでなく
今の惨状を知っておきながら正義の味方面をしているドカスだ
「次は雷の炎」
ビリ
「コレは炎と呼んで良いのでしょうか?」
「雷の炎は
限り無く雷に近い炎で
その特性は硬化、硬度を上げる事が出来て
電気として使うことが出来る」
朱乃と相性がかなり良い死ぬ気の炎
「次は嵐
コイツの特長は分解
原子分解等が起こる死ぬ気の炎」
嵐の炎に関してはどう説明すれば良いのかわからん
「雨の炎は鎮静
限り無く水に近いのが特徴
主に海洋生物は雨の匣兵器になる
水を使った攻撃も出来て当たったら原子運動が0になるのを覚悟しなくてはいけない」
若干だがブルッと震えたシトリー
雨属性の死ぬ気の炎を直接当てられたらマジで危ないからな
「次は霧だ
この炎の特性は構築」
「構築?」
何時の間にか黙って聞いている偽レヴィアタン達も?になった
「霧の炎は命を与える炎」
俺は幻術で熊の木彫りを出した
「幻術!?
姉様すら騙せる高度な幻術をいともたやすく…」
脳を支配する類の幻術だからな
見せるタイプの幻術と違って一度使えるようになれば
後は同じタイプの相手じゃない限り幻術返しは出来ない
「コイツは幻術だ
触れる事は出来ねえ
だが、霧の炎を使う事により」
コトン
宙に浮いていた熊の木彫りが地面に落ちて音が鳴った
「っそ、ソーナちゃん
今の音、聞こえた?私は聞こえたよ」
「姉様、私も聞こえました
この熊の木彫りは実体を持っています
霧の炎で幻覚の実体を"構築"したのですね」
物分かりが良いな
悪魔じゃなければヴァリアーにスカウトしたいぐらいだ
まぁ、実力はアウトだから育てないといけないが
「最後に大空の炎だ
雲の炎に関しては知ってるはずだ」
あーそういえば
と言う顔をするシトリーと真羅と偽レヴィアタン
ネグレリアに使い捨てでリングを使用して良いと教えたのはまずかったな
「絵柄が8種類有るのですが」
「詳しい事は知らねえ」
第8属性夜の炎のルールは知らん
肉体を持っていない奴は使用禁止ぐらいだ
それに特性も知らない、ショートワープ出来るぐらいだ
それを応用したフィールドを作るだけだ
「大空の炎の特性は調和
異常なのを調和して無駄を無くす」
そう言い霧の炎で作った水と油が入ったコップを出した
「水と油は石鹸水等を使用しないと混ざらねえ
それは科学的にも実証されている事だが大空の炎を使えば」
俺はリングの炎をコップの油に当てると混ざりだした
「コレが大空だ
死ぬ気の炎の説明は終わりだ
カス共と考えてフィールドを選べ」
俺的には大空のフィールドが良いんだがな
「ずっと気になったんだけどよ
お前が乗ってるバイクみたいなのなんだ?」
匙が俺のエアーバイクを指差した
「エアーバイク
ヴァリアー正規隊員や特別隊員メカニック等に
必ず一個与えられる宙に浮くバイク、原理はホバークラフトと同じだ
今回のチョイスで使用するヴァリアーの機動力だ」
その言葉で全員がキョトンとした
「バイクを使うの?」
偽レヴィアタン…まさか、てめえら
「チョイスの説明聞いてなかったのか!?」
「いえ、聞いていましたが
ですが、バイクを使うとは考えていませんでした」
いやいやいや
「フィールドは半径10㌔
駒王学園を中心に考えろ
其処にヴァリアー数名・三大勢力十数名だぞ?」
「探知系の方を入れれば」
こんの、ドカスが!
「翼で飛ぶ気か?
超高層ビルのフィールドも有るんだ
ちょっとの風で強力なビル風がうまれる
チョイスに関して何も考えてないとは、馬鹿共が」
幾ら体力とかがオリンピック選手の10倍以上が普通でも
半径10㌔のフィールドを走り回るのは余りにも情けない
「俺はコレから基地ユニットを作る
せいぜい、無い脳を使ってレーティングゲームに負けな」
俺はそう言い夜の炎のワームホールを使って屋敷に戻った
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