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この明るい星空の下で。

作者:音無咲夜
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先輩は突っ込み枠。

「ん・・・・?」
顔に圧迫感を感じて目が覚めた。
目の前に尻があった。
「うぉっ!」
「ふみゅ・・・・?」
寝起きの夜空だった。
「おい起きろって」
布団を剥がすと、
・・・・・・しばし沈黙。
「・・・・のわっ!なんでお前は裸なんだ!」
「ん?・・・・おはよー奏くん♪」
「おはよーじゃねーよ!服を着ろ!つーかなんで裸なの?そう言う種族なの?」
「見てもいいよ♪」
「頭おかしぃだろぉぉ!?!?」
俺の悲痛な声が響き渡る。

「ちゃんと服着ろよ。」
「は~い」
三咲の部屋をノックした。
応答なし。
もう一度・・・・応答なし。
「開いてるわけ・・・・」
開いてしまった。
タンスのなかが散乱している。
ベットの上には三咲が裸で寝ていた。
どいつもこいつもなんではだかなんだ?誘ってんのか!?
「おい、起きろ~朝だぞ!」
「ふみゃ~ん」
「猫か!!」
////////////////
「私、神だよ~~~!!!!」
佑香先輩の叫びが俺の遅刻を宣言した。
だめだ、終わった俺の学校生活w。
俺が三咲の髪を直した時点で遅刻決定。
どうせ遅れるんならとみんなで朝ごはんを食ってから学校に行ってやった。
「「「おはようございます。」」」
三人で教室にはいると、
「おはようみんな~、重役登校だね~どうしたのかな~」
この先生は柔風小町先生。
とても温和な先生だ。
「「「寝坊です」」」
「三人で自信満々だね~・・・まぁ席に座ってね~」
(ほら、大丈夫だったろ?)
(怖かったよぉ)
(・・・・参った慧。)
望月が担任の二階堂先生にどうしょっぴかれたのかは聞かないでおこう。
地理地学室。
「・・・・」
「・・・・」
「・・・・」
「・・・・」
「・・・・」
「って何なんだよこの空気は!」
悟先輩が痺れを切らしたように声をあげた。
「いつもですよ。」
「昔の天文部はこんなんじゃなかった~」
「そこまで頭を抱えられても」
「そうです!普段うるさい私がこんなに静かなのは気にしないで下さい!」
「いや、気にしてないから。」
「まぁ、クッキーでも食べよう。」
俺はバッグからクッキーの缶を出して一区切り着けた。
////////////////
「ずずっ・・・ふぅ~」
「ってドンだけほんわかしてんだよぉぉぉおお!!」
天文部には先輩の悲痛な叫びが響き渡った。
「じゃ、俺は帰るよ。」
「私も~」
「じゃあねみんな。」
「ああ、今日の買い出しは奏だからな。」
「マジっすか。」
「私も手伝うから!」
夜空は不満そうに肩を下ろす俺の手を引き、階段へ向かった。
「青い、青いぞ奏!」
「さ~と~る~!!!」
「ヤバい!」
「どうしたんですか?」
「佑香だ!俺は隠れる!」
「えっ?」
「どーーーーん!!」
佑香は勢いよくドアを開け放つと効果音をつけて入ってきた。
「うひゃぁぁ~~久しぶりだなぁここ、それで悟は?」
「そこです。」
言うな!
「さ~と~る!!♪」
「言うなよ!」
「恋する乙女に嘘は付けません。」
「後で覚えてろ!・・・うわぁ!」

「それから後は裸で迫ってきた先輩を先輩が・・・」
「誰に語ってんだ!」

「俺としては先輩が突っ込み枠でよかったです。(笑)」
「(笑)とかつけるな!」
まぁ、頑張って!悟さん。 
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