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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第百話 警察署襲撃事件その一

                     第百話  警察署襲撃事件
 サフィとシャーロックは今何故か微妙な雰囲気の中にあった、まず最初にサフィが戸惑う顔でこう言うのだった。
「前から思っていたことだけれど」
「私もです」
 シャーロックもまた微妙な顔で言う。
「あれですよね、サフィさん達と私って」
「いつも一緒にいてそれでね」
「仲が悪い様で実は違う様な」
「そんな感じですよね」
「どうしてなのかしら」
「ゆるい百合関係な感じですよね」
 飾利がこう二人に言って来た。
「そうですよね」
「そうそう、それなのよ」
「そんな感じがするんです」
 二人も飾利に応える。
「どうしてかわからないけれど」
「接点はそこですよね」
「そうそう、この前のデュエットも上手にいったし」
「いい感じでしたよね」
「というかシャーロックさんって凄く動きがいいですよね」
 涙子がこう言う。
「ダンスの動きが」
「あっ、ダンス得意なんです」
 実際にそうだと話すシャーロックだった。
「実は」
「そうですよね、プロみたいな動きですから」
「昔からダンスは得意なんです」
 また自分から言うシャーロックだった。
「身体を動かすことは得意で」
「身体の頑丈さはともかくとして」
 涙子が今言うのはそのダンスであった。
「ダンスが上手ってことは」
「あっ、そうよね」
 ここで飾利も気付いた、そのことに。
「敏捷性とリズム感があるってことだから」
「戦闘のセンスがあるってことで」
「いいことよね」
「大体歌が上手だといい感じなの?」
 サフィは二人の話からこうも考えた。
「だったらサフィはどうかしら」
「よくなったんじゃないですか?」
 飾利は少し自信なさげな顔のサフィにこう話した。
「結構」
「だといいけれどね」
「ううん、私も音楽は好きですけれど」
 飾利はここで自分のことを振り返りながら話した。
「演奏とかも好きで」
「ギターですよね、飾利さん達は」
 シャーロックは彼女だけでなく千百合や兼続も見ている。
「ギター演奏出来るって凄いじゃないですか」
「そうですか?」
「はい、私そっちは出来ないですから」
「結構ギターを演奏出来る人は多いと思うけれどね」
 ジェリオはこう言う、今皆署内に集まっていて時間が来るのを待っているのだ。その中でこうした話をしているのだ。
「まあ僕は最近水泳も出来ようになったけれどね」
「ジェリオさんも色々ありますよね」
「うん、そうなんだよね」
 ジェリオはティファニアに微妙な顔でこう返した。
「昔は死ねとか生きろとかも言われたよ」
「女性関係で、ですよね」
「僕自身のことじゃないけれどね」
 それでも言われたというのだ。
「何度も殺された記憶があるし」
「凄いですね、それも」
「刺し殺されて首をバッグの中とか」
「それは凄いね」
 ギーシェも話を聞いて唖然となっている。
「滅多にない経験だね」
「うん、幾ら何でもないよね」
 刺殺されて首を切られるというのはだ、それぞれの戦士達の世界でもそうそうないことであるのは確かである。 
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