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ハイスクールX×X

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愛国はやはり洗脳教育の賜物

朱乃side

「あ、コレをどうぞ
お近付きの印です、私の手作りクッキーです」

オカルト研究部に行くと
黒歌の妹で一年の塔城小猫がいたのでクッキーを渡した

「ありがとうございます」

頭をさげてクッキーを手に取る小猫ちゃん

「いえいえ、お近付きの印ですので」

一応は仕事ですが
黒歌の妹と言う事もあるので仲良くしなくては
それにこの人は大丈夫だと言う信頼関係を得なくては
その内私がヴァリアー側の人間であった事がバレますので
スパイだと思われてしまいます。まぁ、スパイなのは代わりは無いですが

「美味しいです…」

「それは良かったです
あ、今紅茶を入れますね」

私は異空間に閉まってあるティーセットを取り出した

「!」

「私は知っているのですよ
あ、安心してください私はフリーですので」

私は自分は敵じゃないと伝え紅茶を入れる準備をした

シャアアアアアア

…ふざけているのでしょうか
後からもう一人客人が来ると言うのにシャワーを浴びるなんて
確かに匂いとかを言われる可能性が有るが何故今なのだろうか
少なくとも相手と会う一時間以上前には身嗜み等は整えておかなければいけません
後シャワーから出ているお湯の水蒸気が地味に此方に来てベタベタします

「どうぞ」

「…美味しいです…料理好きなんですか?」

小猫ちゃんは私の入れた紅茶をほめて聞いてきた

「いえ、私は元々
とある組織に入ろうと思っていたのですが
その組織に入る条件がとてもとても厳しくて
基本的な家事や紅茶の入れ方等も入る条件になっています」

魔王クラスの一撃を使えて魔王クラスの実力・七カ国語以上喋れる
此処からサバイバル演習や礼儀作法等をクリアして初めてヴァリアーに入れるのですが
私の場合は魔王クラスの一撃はまだ不可能ですが
フィールドによっては魔王クラスを倒せて基本が堕天使幹部で4カ国語が喋れます
因みにネグレリアは5カ国語で聖書に載っていない最上級堕天使です

「どんな組織なんですか、それ…」

「禁則事項です」

少しの間小猫ちゃんと談話すると

コンコン

「部長、連れて来ました」

二年の木場君が兵藤君を連れて来た…

「木場君、ちょっと良いかしら?」

「なんでしょうか?」

なんでしょうか?じゃありません!

「此処はトイレじゃないわ!
一応とは言え部室なのよ!何で二回なの!」

「え、あ、っど、どういう」

この子は馬鹿?

「二回はトイレでのノックです!
4回、いえ、3回はしなくてはいけません!」

初対面の相手等が居る場合は4回しなくてはいけないのに
本当に大丈夫なんですか、悪魔の礼儀作法は

「すみませんでした…」

「はぁ、もう良いです
どうも、こんにちは兵藤君」

XANXUSと同じ学年でクラスな為に面識のある兵藤君に挨拶をした

「あ、どうも…
そう言えばさっきXANXUSとネグレリアが副会長に連れて行かれましたよ?」

へ?

XANXUSside

予想外だ、しまったよ
俺の方が勧誘されるとは流石に予想外だよ

「ふぁ~」「暇…」

ネグレリアとセットで生徒会室呼ばれた俺
こんな夕方から生徒を勧誘するか普通?

「どうも、XANXUS君、ネグレリア・ネビロスさん」

「君はいらねえ」「ネビロスで呼ぶな」

支取蒼那ことソーナ・シトリーは生徒会長の椅子に座り一息ついてそう言った

「はじめまして
一応ですが挨拶を支取蒼那、いえ、ソーナ・シトリーです」

ほーぅ、勧誘する為だから腹の内は開かすってか

「シトリー
60の軍団を率いたと言われる
ソロモン72柱の一つで序列は12番目で公爵
異性を裸にしたり心を読んだり出来るド変態…」

ピキ

さぁ、私達も紹介だと
生徒会の悪魔が挨拶するために立とうとすると
ネグレリアが爆弾発言をした

バサ

「ネビロス
アスタロト配下の悪魔のリーダー
降霊術等が得意でネクロマンサーとか言われてる
金属、鉱物、動植物、触った物の使い方が分かるサイコメトリー」

「ちげぇだろうが」

ネグレリアは片方だけ悪魔の翼を出して自分の事を説明した

「知っていた…いえ、元から此方側の存在でしたか…」

やはりと言う顔をするシトリー

「あの、会長?」

匙元士郎だっけ?
神器持ちだからと言う理由だけで悪魔になった奴が
ぶつぶつと呟いているド変態に声をかけた

「さっさと用件を言え」

この後の展開は読めてるんだ!長台詞は良いんだ!

「そうですね
では、ネグレリアさん、XANXUS
貴方方二人は私の眷属になって頂けないでしょうか?」

予想通りだな…

「片や悪魔のハーフ
片や数学オリンピックの覇者で世界五大マラソン完走者
無論出来る限りそちらが望む条件は」

ペチ

シトリーが悪魔になった後の生活と今の生活等の説明書を出す前に
ネグレリアがテレホンカードを机に置いた

「!?
っっこ、こここ、コレは!?」

「ヴァリアーのテレホンカード…」

ネグレリアが置いたテレホンカードの絵柄が
ヴァリアーの旗と同じ絵柄で違いは俺達は今の魔王をの所が日本語である所ぐらい

「ちゃんと私専用…」

悪魔の文字で右上の所にネグレリア・ネビロスと書いている

「あの、会長
ヴァリアーのテレホンカードって何ですか?」

「…ヴァリアー
世界最凶と呼ばれる組織で
とある大事件とこの旗以外一切不明
旗には基本的にはその国の言葉で俺達は今の魔王を認めないと書かれている事だけで
噂ではヴァリアー隊員を呼べるテレホンカードを存在すると…何故コレを?」

「施設の奴、皆持ってる」

「施設…と言う事は姫島さんも!」

さて、此処からは俺だな

「おい、シトリー
お前は勘違いをしている
此奴はヴァリアーじゃない奴が持っている
無能な三大勢力のカス共には頼らない為にだ
施設にはかなりの数のハーフや駆け落ちした異種族がいる
ハーフとは嫌われる、異種族との結婚は反対される」

俺はそう言いヴァリアーのテレホンカードを取り上げてネグレリアに返した

「非ヴァリアーは基本何しようが勝手だ
ヴァリアーになるのも収入源の会社に入るのも悪魔の眷属になろうとも」

そう言うと少し嬉しそうな顔をした
もしかしたらと言う顔をした

「だが、どいつもこいつも
悪魔の眷属等にはなりたがらねえ
理由は簡単だヴァリアー以上に安心出来る勢力じゃねえからだ
それでも悪魔の駒目当てや爵位目当てでなる奴は何名かはいるが
大抵の奴等はハーフから三大勢力を始めとする各勢力を悪と見ている」

俺は椅子を立ち上がり生徒会室のドアを開けた

「覚えておけ、お前達が起こした問題は自分で解決しろ
ヴァリアーは一切の手は貸さねえ、カスである魔王共でも呼んで解決しなとな
朱乃の事を言おうが言うまいが勝手だ。だが、言ったとしても何一つ変わらない
奴もハーフ、そして自らのハーフの証を消し去った」

堕天使の翼とかって手術で取れるから凄いよな

バタン

ネグレリアside

XANXUS、勝手に帰った

「ぜぇはぁぜぇはぁ」

先程までXANXUSの威圧感に押されていたド変態が呼吸困難に

「ぜぇはぁ…申し訳ございません
XANXUSは先に帰りましたか……あの」

「力は貸さない、私達は関わらない
多分だけど朱乃は悪魔になってると思う
もし一度でもそっちが手を出したなら死ぬと思え
今回の事は私がネビロス等をXANXUSに話して興味無いと断られて終わった
そう思え、そう覚えておけ、そう知り合いや上に報告しろ、でないと消す」

私はXANXUSがし忘れた事を言ってヴァリアーのテレホンカードをチラツかせた

「…分かりました」

私に威圧されたか他の生徒会は何もいえず
ド変態は俯きながらそう言った 
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