| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

ソードアート・オンライン『明星の勇者』

作者:ウィング
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第一層攻略!第二層へ

遂に第一層のボスは倒れ二層へと続く道が見えた、これによって攻略に参加したプレイヤー達の歓喜の雄叫びが部屋全体に響き渡る。


カイン「ようやく…二層か…」


シリカ「カインさん!」


振り返るとシリカが嬉しそうな顔を浮かべて駆け寄ってくる。


シリカ「やりましたね!遂にあたしたち一層を攻略したんですよね!」



シリカは嬉しさのあまりに興奮している。


キリト「カイン、すまない、さっきの攻撃でお前のアニールブレイドが壊れてしまったみたいだ…」


キリトは少しどうしたもんかという表情で俺を見てくる。


カイン「ああ、別に気にしてないよ、なんせ天狼滅牙でかなり耐久値を削ってたし、武器は前に使ってたスモールソードがあるから帰りぐらいは持つさ…」


そういってアイテムストレージからスモールソードを取り出す。


細剣使い「あの、少し聞いていいかな?」


キリトの後ろにいた細剣使いが訪ねてくる。


細剣剣士「さっきのソードスキルはなんなの?いくらなんでも十六連撃のソードスキルなんて序盤で出ていいものじゃないと思うの」


ディアベル「それは俺も気になっていた…あの攻撃だけじゃなく、他のソードスキルも違っていたしね」


そこにディアベルにムラマサやヨシユキ達も加わる。


カイン「まあ、言ってもいいか…あれは《剣技》っていうスキルでこれと言ってソードスキルはなくて完全に自己流…簡単に言うとオリジナルソードスキルだ」


そういうとそのことを知っている人たち以外は驚きを隠せない。


ディアベル「出現方法は!?」


カイン「わかっちゃいる…このボーディブラスティアを装備したら手にいれた、それとディアベル、これは最初に装備した奴しか装備できないし、剣技じたい、完全に上級者向けだから使わない方がいい…」


ディアベル「そ、そうか…カインくんがそこまでいうならそうなんだな…それで俺達はこのまま二層に行くが君達はどうするんだい?」


カイン「俺はトールバーナに仲間が居るから戻るつもりだ、ヨシユキもそうだろ?」


ヨシユキ「ああ、友達や家族が待ってるから勝手にはいけない」


キリト「俺もトールバーナで留守をしている子がいるからアクティビティ化はディアベルに任せていいか?」


ディアベル「任せてくれ!」


そういってディアベルのように、二層へと 進むものと俺達みたいに町に戻るものと別れた。



トールバーナ入り口前


迷宮区を抜けてトールバーナに入り口が見えてきて入り口前にはかなりのプレイヤーの数がおりそのなかにユウナやフルブライトの姿もあり、俺達の顔を見ると安堵の表情を見せる。


ヨシユキ「みんな!遂に第一層を突破したぞ!」


ヨシユキのその言葉に全員が歓喜の声を挙げて中にはあまりの嬉しさに泣き崩れる人もいた。


ユウナ「カインお兄ちゃん!シリカお姉ちゃん!ムラマサお兄ちゃん!」


そんななかユウナはこちらに飛び出してきて俺に抱きついてくる。


カイン「ユウナ、ただいま、勝って帰って来たぞ」


フルブライト「よっしゃあ!それじゃあ迷宮区を抜けていきますか?」


アイリス「そうですね、あっ!ユリアン達とは二層で合流できるでしょう」


カイン「ああ、行く前に…キキ、鍛冶スキルなんだがどこまでいってる?」


キキ「えっと…さっきまでやって150を越えたぐらいです」


カイン「そうか…」


フルブライト「ん?大将、アニールブレイドはどうしたんですか?」


シリカ「えっと、耐久値が無くなって壊れたんです」


カイン「だから、前に手にいれていた鉄鋼石で…片手剣作ってくれないか?」


そういってアイテムストレージにあった鉄鋼石をキキに渡す。


キキ「はい!絶対にアニールブレイドを越える片手剣を作って見せます!」


そういってキキはトールバーナの街中に消えていった。


キリト「カイン」


後ろからLAで手にいれたであろう黒いコートを装備しているキリトとコンビの細剣使いと以前にこの街であった女の子がやって来た。


カイン「よお、キリト…えっと戻ってきた理由ってその女の子?」


キリト「ああ、そういえばアスナとユイのことを言ってなかったな…紹介するよ、俺のパートナーでその……『妻のアスナ』と俺とアスナの『娘のユイ』だ」




























ん?






ツマ?ムスメ?



ナンデデショウトンデモナイコトバガカエッテキタンデスガ…



全員「えええええええええっ( ; ゜Д゜)!?」


その瞬間俺やギルメンだけではなくこの場にいる全員が驚いて叫んだ。



アスナ「ちょ、ちょっと、キリトくん、率直すぎるよ、みんな、驚いてるよ」


キリト「いや、遅かれ早かれ言わないといけないからさ…」


アスナ「そ、それでもよ~」


カイン「き、キリト…お前…こんな大きな娘を…出産したのは逆算して小学の頃…いや下手をすれば園児ぐらいの時か…いくらなんでも時期尚早すきるだろ」


回りからは…リア充爆発しろだの…犯罪だ!此処に犯罪者がいるぞ!チートや!チーターや!という羨ましい言葉が乱発する。


キリト「いや、違う!ユイは本当は俺達の娘じゃないが…娘なんだって!」



かれこれの事情を聞いて俺の誤解が解けたのはこれの30分後ぐらいだった。


















カイン「なるほど、要するにユイちゃんは、はじまりの街で一人のところを見つけてキリトとアスナさんが親代わりをしていると…なんだよ、そうならはじめっからそういってくれ本当に小さい頃に生んだと誤解したじゃないか…」


キリト「す、すまん…」


アスナ「もう~ほんとだよ」


シリカ「でも何処からどう見ても親子ですよね」


ムラマサ「うむ!真その通りですな」


あのあとレストランで一層突破記念ということで立役者のキリトとアスナさんを始めに俺とキキを除くギンメンにキリトと一緒のパーティだった日本人と疑っている巨漢のエギルさんと共に昼食を食べていた。


カイン「それにしても驚く他ないなキリトがね…デスゲームのこの世界の中であんなことしてるとは」


エギル「俺も始めて見たときは疑った…だが、あれを見てみろよ」


エギルさんに言われてキリト達を見ると本当いい親子のことで…


カイン「まあ、いい親子通り越して親ばか、かもな」


エギル「ははっ!あり得るな」


アスナ「エギルさん!カインくんも!ちゃんと、ユイちゃんがいけないことをしてたら叱ってますよ!」


フルブライト「それにしても…一ヶ月で漸く一層ですか…これは百層まで程遠いですね」


キリト「いや、そうでもないと思う、これで勢いが付いて攻略のペースも早くなるはずだ」


ムラマサ「確かにキリト殿のいうことも確かですな」


そんなたわいもない話を進めていると…


キキ「団長!出来ました~」


シャール「筆頭!お久しぶりです」


ムラマサ「シャール殿!何時からこの街に!?」


シャール「ついさっきでね、そこで偶々キキさんと出会って着いてきたんだ」


カイン「それでキキ、どんなのが出来たんだ?」


キキ「はいこれです」


そういってキキは操作してオブジェクト化すると出てきたのは銀色をベースカラーにした片手剣でおまけに鞘まで鉄で出来ていた。


キキ「《アイアンソード》という片手剣ですね、性能はアニールブレイドより上回ってます」


そういって俺はアイアンソードをキキから貰い少しだけ鞘から引き抜き刀身を見たあとに直ぐに納めて腰に携える。


カイン「さてと、飯を食べ終わって少ししたら二層に行くぞ、いいな?」


ギルドメンバーは全員が頷き、そして夕方には第二層の街にたどり着いたのであった。



 
 

 
後書き
どうも~ウィングゼロです!


遂に第一層が終わり二層へと足を踏み入れたカイン達、その後カイン達に待ち受けるのはなんなのかそれは次回のお楽しみです。


そしてカインのアニールブレイドが無くなり新たな武器アイアンソードになりました。

形はTOVのユーリが初期に使っていたアイアンソードと全く同じです。

さて、次回は二層ですが正直言って二層は一話だけ…ボス戦の回ではありませんしその上強化詐欺でもありません完全にオリジナルです。


一言で言いますと…カインがエキストラスキルを修得するというお話です。


それでは次回にお会いしましょうさいなら~








余談ですがカインのレベルはボス戦後に20になってます、更にキリトは22でアスナは21です。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧