ハイスクールD×D 異界の力を持ちし者
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第6話
前書き
どうも、メイウィルです。
今回は少しオリジナル要素が混ざってます。
では、どうぞ。
Side黒斗
前回、リアス部長から協会へ行ったことを怒られた俺たちだったが・・・
「大公からはぐれ悪魔の討伐依頼がきましたわ」という朱乃さんの一言。
その後、はぐれ悪魔の討伐のために、そのはぐれ悪魔がいるという屋敷へ来た。
「・・・血の臭いがします」
「それだけじゃねぇ、邪悪な気配もするな」
内部
「イッセー、あなたには戦い方を学んでもらうわ」
「お、俺戦闘とか無理ですけど」
「バカ野郎、お前みたいなド素人に戦わせるわけねーだろうが。イッセーに駒の役割を知ってもらうんですよね?」
「ええ、そうよ。イッセー、今回あなたは見学。私が駒の特性を教えてあげるわ」
ケタケタケタケタ・・・・
「うまそうなにおいだなぁ。でも、まずそうなにおいもするなぁ。甘いのかな?苦いのかな?」
・・・これがはぐれのなれの果てか・・・醜悪だな
「はぐれ悪魔バイザー、グレモリーの名においてあなたを消し飛ばすわ!」
「こざかしい小娘が!貴様をその髪のように鮮血で飾ってやるわぁ!」
「三流ほどよくきいた洒落を言うものね、祐斗!」
「はい!」
部長の合図と共に祐斗が飛び出した。手には西洋剣。
・・・なかなかのスピードだな
「祐斗の駒は騎士(ナイト)。その特性は圧倒的なスピード。そしてあの子の武器は剣。祐斗はそれらを組み合わせて最速の騎士になれるの」
ザシュッ!ザシュッ!
「ぐああああああああああ!」
ほー、両腕を切り落としたか・・・
ん?小猫のやつ何を?
「小虫めええええええええええええ!!」
ズズン!
バイザーが小猫を踏みつぶした・・・ように見えたが潰れてないな。
「小猫の特性は戦車(ルーク)。その特性は高い防御力と攻撃力よ」
「・・・ぶっ飛べ」
ズガン!
小猫がバイザーの腹に一撃入れると、気持ちいいくらいに吹っ飛んでいく。
そこに朱野さんが来た。
「朱乃の駒は女王(クイーン)。騎士・戦車・僧侶(ビショップ)の特性を兼ね備えた無敵の副部長よ」
「あらあら、はぐれさん、これならどうですか?」
ビガガッ!
「がああああああ!」
「あらあら、まだ倒れてはいけませんよ?とどめをさすのは私たちの主なのですから」
ビシャン!ビガッ!バリバリッ!
「あの・・・朱乃先輩・・・?」
「朱乃は究極のSでもあるの。こうなると、自分が満足するまで撃ち続けるわ」
うっわー・・・おっかねー・・・
「うう、朱乃先輩怖いっす・・・」
「大丈夫よ、味方には優しいから。今度甘えてごらんなさい。きっと可愛がってくれるわよ」
しばらくして、ようやく雷が止んだ。
肝心のはぐれ悪魔はボロ雑巾同然だ。
「さあ、何か言い残す事はあるかしら?」
「・・・殺せ」
「そう、さよなら」
バシュン!
部長がそう言った直後、部長の放った黒い塊がバイザーを消し飛ばした。
あれがバアルの消滅の魔力か・・・
「さあ、終わったし、帰りま・・・!」
「え?」
突如、巨大な生物がオカ研メンバーを強襲した。
「これで終わりと思っていたのか?」
「S級はぐれ悪魔・・・バインね。どうしてここに・・・」
「あの雑魚を倒して油断した貴様等を殺すためだよ・・・」
ズドン!
さっきのバイザーとは比較にならないほど強いな・・・
・・・やるか
「部長さん、俺にやらせてください。どうせ非公式なやつですし」
「・・・わかったわ。でも、まずくなったら加勢するわ」
「構いませんよ・・・出番だ、セイクリッドギア・・・フォルム・ミー!」
カッ!
閃光の後に現れたのは・・・
「ハーイ!ブエノス・タルデス!」
紫の巨大な斧と魔女の被っていそうな帽子を被った黒斗だった・・・
「なんだ!貴様は!」
「さっきの黒髪だよバーカ」
「貴様・・・貴様から殺してやる!」
「・・・そうかい・・・じゃあ」
【コルデーロ(さあ、子羊よ・・・踊りなさい)】
ブゥン
すると、背後に巨大な魔力の塊が複数浮かんできた。
「な、なんだというのだ!」
「・・・くたばれ」
ズガガガガガガガガ!!!
大量の大質量の魔力の塊がはぐれ悪魔に直撃していく。
「がああああああああああああ!!!」
「終わりだ」
ザシュッ
その音を境に、はぐれ悪魔の声は聞こえなくなった。
かわりに、その場には首のないはぐれ悪魔が佇んでいた。
そのはぐれ悪魔が消え、改めて帰ることになった。
「黒斗、あれはどういうこと?」
「俺の神器の能力です」
「あなた、以前堕天使を相手にしたときは緑の銃を使ってたじゃない!」
「ああ、あれは能力のひとつです。俺の神器は複数の姿に切り替われるので。その姿によって能力も武器も違いますし」
「そ、そうだったの・・・」
「ってわけで流石に眠いんで帰りまーす・・・おつかれっしたー」
自宅
ガチャッ
「ただいまー」
「あ、マスターおかえり。今日は遅かったね・・・それに、血の匂いがする」
「ああ、はぐれ悪魔とやらを狩ったからな」
「そうだったの・・・まあ、洗っておくわ」
「サンキュ。そういえば、ニャオはもう寝たのか?」
「そりゃまだ子供だからね・・・夜中の3時にもなれば寝てるわよ」
「それもそうか」
数日後
俺は、いつもどおり部室でのんびりと過ごしていた。
やることと言えば、小猫とお菓子を食いながらのんびりゲームをしたりしてるがな。
「そういえば、黒斗先輩」
「ん?どうした小猫」
「先輩の神器の姿ってどれくらいあるんですか?」
「んー・・・俺の知ってる範囲で14はあるかな」
「・・・全部使いこなしてるんですか・・・?」
「まあな。そりゃ各勢力から狙われて撃退してりゃそうなるわ」
「・・・なんかすみません」
「はっはっは、気にすんな」
ガタッ!
「なんてことなの!?小猫、祐人、朱乃、すぐに行くわよ!イッセーが危ないわ!」
「俺も行けますか?」
「今組んでいるのは眷族限定の転移陣なの。ごめんなさい」
「じゃあ、俺も神器の能力使ってすぐに追います」
「わかったわ」
シュン
「さて・・・セイクリッドギア、モード・ストレングス!」
カッ!
両腕が異常に大きい機械に覆われた灰色のフードを被った状態になった。
「異空間、解放」
ヴゥン
すると、大きな空間の歪みができ、俺はその中に入った。
中は、レンガのようなものが積み重なっていた。
「これをこうしてっと・・・」
ガゴン!ガゴン!
それをストレングスの能力で操作していく。
そして
ガチャン!
「ここだな、行くか」
その出口の先は
「部長、今来ました!」
「黒斗!間もなく堕天使がこっちに来るわ!あなたも退却して!」
「黒斗!アーシアを助けてくれ!」
「・・・わかった!」
イッセーの指差した先には、以前助けたシスター・・・アーシアがいた。
「あれ、黒斗さん?」
「俺はイッセーの仲間だ、今からお前をイッセーのとこへ連れていく。いいか?」
「させるものですか!」
・・・チッ、堕天使共がきやがったか・・・
「アーシア、ちょっとしんどいかもしれんが我慢してくれよ?」
「へ?」
「異空間、解放」
ヴゥン
「え!?なんですか!?」
「いくぞ」
「させるか!」
堕天使が光の槍を投げてきたが・・・
スカッ
それよりも先に逃げれるんだよ
「あうう~」
・・・やっぱこの空間は慣れてないときついみたいだな
・・・学校まで遠い、一旦家に連れて行くか。
「アーシアさん、今から俺の家に行く。その後にイッセーのとこにいくぞ」
「はい!」
自宅
「黒斗は、今日も遅くなるのかしら・・・」
ヴゥン
「うわっ!・・・って黒斗か、おどかさないでよ。っていうか、その子どうしたの?」
「イッセーのダチだ。この前の堕天使に連れてかれそうになってたから、連れてきた」
「了解、じゃああたしが面倒見てるから、部長さんに連絡してきていいよ」
「助かる」
「あ、リアス部長」
「黒斗、無事だったのね」
「それと、さっきのシスターを保護しました。イッセーに繋いでください」
「な、なんでそんなことをしたのかしら?」
「イッセーが助けてやってくれと言っていた、彼女は何かしらの事情で堕天使に就かざるを得ない理由があるはずです。とりあえず、これから使い魔の二人も含めてそっちへ行きます。念のため、保護の準備を」
「しょうがないわね、わかったわ」
「どうだった?」
「了承を得た、お前たちも行くぞ」
「了解、マスター」
「おにぃの学校に行くの? わかった!」
駒王学園 旧校舎 オカルト研究部
「あ、アーシア・アルジェントです!」
「初めまして、リアス・グレモリーよ」
「さっき、移動中に話してくれたことをみんなに話して」
「あ、はい」
そうしてここで語られたのは、聖女として祀られ、後に魔女として協会から捨てられたシスターの壮絶な過去だった。
「彼女は、堕天使が狙う理由であるものを持っています」
「何かしら?」
「聖母の微笑(トワイライト・ヒーリング)です」
「聖母の微笑ですって!?かなりレアな神器ね・・・」
「おそらくは、堕天使側は彼女を引き込み、あわよくば抜き取るつもりだったのでしょう」
「なんですって・・・」
「さっき、襲われたときに返り討ちにしたのをきっかけでつながりのあった堕天使に連絡を取ったのですが」
「な、堕天使とも関係があったの!?」
「どうやら、今回の計画は神を見張るもの(グリゴリ)の意志ではなく、あのレイナーレとかいう中級堕天使の独断行動だったようです」
「そう・・・わかったわ。こちらでも確認をとってみるわ」
「アーシア、大丈夫だ。この人たちはみんな優しい人ばっかりだからな」
「はい、みなさんよろしくお願いします!」
堕天使どもは、どうやら独断みたいだし、俺達の手でどうにかできそうだな・・・
とりあえず、あいつらをどうやって倒すか・・・考えるとしよう。
おまけ
「あーしあおねーちゃん、一緒にあそぼうよー!」
「はい!いいですよ!」
そこには、ニャオと戯れるアーシアの姿があり、みんな和んだとか。
後書き
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
能力解説
ミー
ブラック★ロックシューター the gameの第1のボス。
巨大な両手斧と、魔力弾を放つ。
ストレングス
アニメ ブラック★ロックシューターに登場する灰色の巨大な腕を持った少女。
今作のオリジナルだが、自らの意思で地形変更をできる異空間へアクセスできる。
見た目どおり、攻撃力と防御力が高い。
少し、スペイン語混じりの言葉を話す。
では、感想などお待ちしています!
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