MS Operative Theory
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サイコ・ガンダムの開発③
前書き
いまさらですが構成を書きます。
①では、歴史的説明。
②では、詳しく説明。
③では、その他のことを主に書きます。
文章の長さ的には、②<①≪③ となっています。
補足事項は文字稼ぎとして書いているので、量は上の逆になります。
——サイコ・コントロール・システム——
MRX-009(サイコ・ガンダム)に搭載されていたサイコミュは、パイロットに戦闘を強制する特殊なシステムであった。更に、それとは別にもう一つの特徴を有している。
それは、「サイコ・コントロール・システム」と呼ばれる遠隔操作機能で、サイコミュに登録されたパイロットの感応波によって、外部から機体を操作することが可能であった。つまり、パイロットが搭乗しなくとも、別の場所から機体を遠隔操作できるという特性を持つ。
しかし、複雑な行動や攻撃などは不可能であり、またパイロットへの負担も大きいため、多用されることはなかった。
補足事項
——サイコ・コントロール・システムのメカニズム——
サイコ・ガンダムに搭載されたサイコミュ対応コックピットは、強化人間用として高い完成度を有していた。そのため、他の連邦系の強化人間用の機体だけでなく、ネオ・ジオンのAMX-004-3(キュベレイMk-Ⅱ)にも流用されている。
シンプルなコンソール、視認性に優れるCRTやサブ・パネル、多連並走ケーブルによるサイコミュの安全性などが評価されたと考えられる。
——頭部コックピット——
サイコ・ガンダムは、頭部にコックピットを持つのが特徴の一つである。その理由は通常の機体でコックピットを配置する腹部に拡散メガ粒子砲を装備したこともあるが、頭部そのものを脱出ポットとすることで、パイロットの生存性を高める狙いもあった。
通常、頭部には各種センサーやコンピューターを搭載しているため、この部位にコックピットを設置する場合、これらの機器を他の場所に移動させる必要がある。また、操縦系統を頭部に集中させた特注のフレームの新規開発など、デメリットも存在する。
——超巨大MSの実用性——
MS形態のサイコ・ガンダムが40mもの巨体となった理由は、MRX-007(プロトタイプ・サイコ・ガンダム)で機体外に装備せねばならないほど大型化したサイコミュを収納するためであった。
機体の大型化は、ミノフスキー・クラフトやIフィールド・ジェネレーターなど、通常MSには装備不可能であったシステムの搭載を可能とし、サイコ・ガンダムに圧倒的な性能をもたらした。このため、サイコミュの小型技術をもたらすネオ・ジオンでも、NZ-000(クィン・マンサ)の様なハイスペックの大型MSが開発された。
しかし、これ以降、超大型MSが開発されることはなかった。それは規格外の機動兵器であるMAが存在する以上、メンテナンスなどの問題から超大型MSの存在意義が薄れていったためと考えられる。
後書き
次回 第四世代MS①
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