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ハイスクールD×D 異界の力を持ちし者

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第3話

 
前書き
どうも、メイウィルです。
昨日投稿の予定でしたが、寝落ちしました(笑)
では、どうぞ。 

 
side リアス・グレモリー
・・・今日、結界の張られた反応を感じた上に、強い願いに寄せられて公園へ行くと、堕天使に殺された生徒と、その堕天使を圧倒する緑の髪の少年がいた。
堕天使相手に退却されるほどの毒を放つ彼・・・欲しいわね。
でも、この子からも強い力を感じるわね・・・今はこの子優先ね。
「私のために生きなさい」

side out 

side黒斗
「で、マスター。どうだった?」
「堕天使クロ。イッセー殺されたけど、グレモリーが来て転生したみたいだ」
「じゃあ、安心だねっ」
「ああ、とりあえず明日グレモリーに話をつけてくる」
「わかったわ。私達は一緒に行った方がいい?」
「いや、お前たちは留守番しててくれ。何かあったらすぐに連絡する」
「わかったわ。じゃあいつでも行けるようにしておくわ」
「わかったー!ニャオも準備して待ってるね!」
「ああ、頼んだぞ。アリス、ニャオ」

side out

翌日 放課後
「黒斗先輩のクラスはここですか?」
「あ、そうですよ」
「ありがとうございます」
「いいえ、どういたしまして」

ヒソヒソ・・・
「おい、なんで小猫ちゃんが黒斗のとこに来たんだ?」
「まさか・・・」

「黒斗先輩」
「お、小猫ちゃんか。ひょっとしてグレモリー先輩の遣い?」
「はい、そうです」
「オーケー、行こうか」
「はい」

「馬鹿な・・・黒斗がすでに小猫ちゃんを攻略したというのか!?」
「ありえない・・・ありえないぞおおおお!」
「ウソだ・・・ウソだと言ってよバーニィ」

旧校舎
「ここです」
「オカルト研究部って・・・まんまシャレだな。悪魔がオカルト研究って・・・」
「部長、連れてきました」
「ありがとう小猫。入って頂戴」
「どうぞ」
「ああ、失礼します」
「ようこそ、オカルト研究部へ。私が部長のリアス・グレモリーよ」
「副部長の姫島朱乃ですわ。よろしくお願いしますね」
「2年の木場祐斗だよ、よろしくね。黒斗くん」
「・・・1年、塔城小猫です」
「自己紹介ありがとう。改めて名乗ると、俺は2年の伊守黒斗だ」
「ありがとう。さて、さっそく本題に入りましょうか」
「そうですね」
「あなたは知ってるかもしれないけど私達はね、悪魔よ」
「ええ、知ってますよ。リアス・グレモリー先輩」
「なら、あなたは私の言いたい事もわかってるのかしら?」
「わかってますよ。眷属への勧誘ですよね?」
「ええ、そうよ。あなたはかなりの強さを持ってる。あなたならすぐに爵位持ちになれそうね」
「なるほど、お話はありがたいのですが・・・多分、現状グレモリーさんの駒では転生できないかと」
「そうなの?・・・本当ね。仮に私がルークを2つ持っていたとしても無理みたい。」
「必要なら、俺は現状はオカ研の部員として協力しますよ」
「そうしてもらえるならありがたいわ。これからよろしくね。あ、コクトって呼んでいいかしら?」
「構いませんよ・・・っ!」
「どうしたの?」
「イッセーが危ないです・・・」
「なんですって!朱乃、すぐに転移の準備を」
「はい部長」

・・・アリス、ニャオ・・・任せたぞ

sideアリス
どうも、アリスです。
マスターである黒斗の指示で兵藤一誠に危険が及ばないか見張ってます。
・・・さすがにAV鑑賞は引きます・・・
で、今その帰りなのですが・・・

「このような地方都市で貴様のような者と出会うとはな」

・・・堕天使が来てます。だるいです。

「なんだよお前は!」
「貴様の主の名前はなんだ?・・・・・・はぐれか。ならば狩っても問題あるまい」

! マスターの親友をはぐれ扱い・・・とりあえず、マスターの指示通りに守らなければ・・・

「先に行ってください。イッセーさん」
「え!?アリスちゃん!?」
「私はあなたよりも強いんです。早く逃げて下さい」
「わ、わかった!」
「逃がすか!」
「させると思ってる?」
「貴様、人間の分在で!死ね!」
「残念ながら、人に見えるけど人じゃないんだよねー」

ガギン!

「な・・・なに・・・?」

堕天使の放った光の槍は、アリスのポニーテールに軽々と弾かれた。
「さて・・・あなたを噛み砕きましょうか」
「な・・・馬鹿な・・・」
ポニーテールは徐々にその形を変え、巨大な大顎に変化した。
「ほらほら、よけないと砕いちゃうよ?」
「く・・・おのれ!」
堕天使は幾度となく光の槍を放つが、その大顎に阻まれて攻撃は通らない。
「貴様は何なのだ!」
「私?・・・マスターの使い魔だよ」

バクン!

しばしの静寂の後、その音と共に堕天使の左腕が大顎に砕かれた。
「ぐおおおおおおお!」
「もう退散したら?イッセーも今頃逃げ切ってるだろうし」
「ふっ・・・あいつにはもう一人のやつが向かっている。今から追っても無駄だ」
「そっか・・・まあ、ニャオに任せれば大丈夫かな」

あの子は・・・まだ子供だけどその分遠慮しないからね。
side out

sideニャオ
今、おにぃのともだちのイッセーと一緒に逃げてる。

「くっそ・・・ここまでくれば大丈夫か?」
公園かー・・・あ、カラスさんだ
「逃げても無駄だぞ?」
「な、仲間かよ・・・」
「さあ、死になさい?」
「させないよ・・・おにぃの友達は守るもん」
「ふん、そのおチビさんも一緒に殺してあげるわよ」
「できるかなー?」

バギッ!

「グハッ!」

突如、カラスさんの羽が折れ曲がった。そしてカラスさんは地に落ちた。たのしーねー!
「おのれ、私の翼に何をした!」
じぶんの自慢の翼を折られた堕天使がなんかおこってるー
えー?何したかって? それはねー

「あなたの邪魔くさそうだった翼を念力でへし折っただけだよ?」

「・・・!」

あれー?カラスさん震えてるー?どーしたんだろ

「嘘だろう・・・?念力だなんて・・・」

ドシュッ!

あ、おにぃのお仲間さんがきたんだ。じゃあニャオの出番はここまでかな~

Side out

Side 黒斗
アリスのほうからイッセーを堕天使からニャオと一緒に逃がしたって聞いたから、ニャオの居場所をGPSで追ってきたんだが・・・やっぱりか。
堕天使の翼がバキバキに折れてやがる・・・こりゃ念力で捻じ曲げられたな。

「ごきげんよう、堕ちた天使さん?」
「くっ、こんなときにか・・・」
「あなた、彼のことをはぐれだと思っていたようだけど、私の眷族なのよ?」
「そうか・・・」
「今引くなら、見逃してあげるわ」
「そうさせてもらうよ・・・」

そのまま堕天使は逃げて行った。
あの羽根はそう簡単には治せないだろうな・・・
 
 

 
後書き
読んでいただき、ありがとうございました。
ニャオちゃんが堕天使(カワラーナ)の翼を念力で折っていますが、本気だと、翼程度じゃ済みませんw
感想など、お待ちしています。

追記 なぜか小猫がいるのにルークが2つという矛盾が出ていたので修正しました。
   指摘してくださったpukochiさん、ありがとうございます。
さらに追記 朱乃さんの字が間違ってたので修正しました 
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