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ソードアート・オンライン~紅き剣聖~

作者:ARISEN
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一部 浮遊城アインクラッド編
  父の影 鎧武者

 
前書き
バトル模写苦手デス 

 
《25層 迷宮区》

隠しボスは迷宮区にいる。
迷惑な事に入口のすぐ隣にスイッチがあった。
「流石にコイツは見逃しちまうか」
俺は腕を組む。
「サキが気づいてくれなきゃ、危なかったわよー!」
「確かに、ヒナじゃ、何年経っても無理だな」
「ソウスケ君、そんな事ないと思うよ?」
「そうか?」
他愛ない話をしながら、隠し部屋へと入っていく。

─この時、隠し部屋に入らなければ、見つけなければ………何かが変わったのだろうか。
それを知る方法はない。

「二人共、気を引き締めて行こう……」
「うん………!」
「了解!」
それぞれが武器を構える。
扉が閉まり、辺りが暗くなる。
俺の視界は暗視モードに切り替わる。
「ソウスケ君………」
サキが俺のコートの背中を掴む。
その手は震えていた。
「………大丈夫」
俺は一言だけ、そう発した。
「そうよ! あたしもいるしね!」
周囲の灯りがつき始める。
「あれは!」
「流石に手強そうね!」
「………負けない!!」
俺達の目の前には!漆黒の刀を構えた、人間サイズの鎧武者が待ち構えていた。
でも、あの構え─刀を左脇腹に寄せ、姿勢を低くするあの構えは!!
「………………父上の構えと同じ!?」
「おじ様の!?」
ヒナが驚く。
「………来る!!」
サキの言葉に俺達は再度武器を構える。
鎧武者は地面すれすれを滑空する様にして凄まじいスピードでこっちに迫って来る。
「俺がやる! サキは弱点を探して! ヒナはショートスピアを準備!」
「うん!!」
「まったく、勝手なんだから!」
鎧武者から高速の斬撃が右から迫る。
地面すれすれまでしゃがみ、刀で斬撃を受け流す、
「っ…………!!」
俺は左手で体術スキル《閃打》の突きを放つ。
鎧武者が体制を崩す。
「……………!!!」
俺はその隙に距離を取る。
「ソウスケ君! やっぱり繋ぎ目は弱いみたい!」
「HPは弱点を狙えば多くはない、問題はスピードね!」
「よし、ヒナ、スピアを使って奴を壁に追い詰めてくれ!」
「わかったわよ!」
俺は素早くメニューウィンドウを操作する。
「せぇぇぇい!」
ヒナがスピアを投げていく。




 、と次々スピアを投げて鎧武者の行動範囲を狭めていく。
「はっ!」
俺は鎧武者めがけ、突っ込む。
俺は左手に持っていた"それ"を鎧武者の右脇腹にめり込ませる。

ドゴォッ!!

鈍い音が響く。
「そのなりじゃ、"コイツ"は弱いよな?」
俺が持っていたのは、メイスだ。
鎧武者がぐらつく。
「畳み掛ける!」
俺はカタナスキル五連撃《時雨》を放つ。
「はぁぁぁっ!!!」
周囲の時間が遅くなる様なこの感覚、俺は全ての斬撃を鎧の繋ぎ目にめり込ませ切り裂いた。
鎧武者のHPがレッドゾーンに突入する。

その時だった。

鎧武者が左手を前に突き出す。
俺達は足軽の様なMob が俺達を取り囲んだ。
「そんな!」
「ピンチ、かもね!」
サキとヒナの声が聞こえた。
「クソっ!」
俺は鎧武者に背を向け、ヒナとサキのもとに駆け寄る。
「大丈夫か!?」
「アンタこそ!」
「鎧武者は!?」
鎧武者は先程からまったく動かない。
「てな訳だ、足軽がどの程度湧いてくるかはわからんが、暫く動かないだろう」
「さっさと片付けるわよ!」
「うん!!」 
 

 
後書き
ARISEN 「戦闘模写って難しいねー」

ソウスケ「今さら何を言ってんだ?」

サキ「アスナー!」

ARISEN 「ひっ!」←物陰に隠れる。

ソウスケ「………(トラウマなのか、一体どんな事したらこんなになるんだろう)」

アスナ「遅くなっちゃったね! キリト君!早く!」

キリト「待ってって!」

アスナ「次回予告するみたいだね!」

キリト&アスナ「どうぞ!」


遂に本気を出す鎧武者、
怒涛の攻撃に追い詰められるソウスケ達。
そんな中、流れを変えるためにヒナが─
次回、 陽菜 
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