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MS Operative Theory

作者:ユリス
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ガンダム開発計画③

 
前書き
博士たちの名前は気にしないでください。 

 
——開発体制——

 「ガンダム開発計画」は、連邦軍の使用要請にそって開発を一任されるAEと、その運用試験を実行する連邦軍によって遂行された。

 この計画の最高責任者はジョン・コーウェン中将であり、主導権は連邦軍にあった。


■開発チームⅠ:「V作戦」系

 コア・ブロック・システムやビーム・ライフルなど、連邦色の強い試作1号機は「V作戦」に参加した諸企業とAE先進開発部が開発を担当する。なお、試作3号機もMS各部の特性や、Gファイター的なアームド・ベースの特性を鏡見て、このチームが担当となる。


■開発チームⅡ:ZEONIC系

 重MSや強襲MSとしての(公国製MS的な)特性が強い試作2号機は、関連技術のノウハウを有するZEONIC系の第二研究事業部が主な担当となる。公国の兵器群を見る限り、特殊兵装や高機動型推力装置に関しても、第二研究事業部が適任であると思われる。



——開発スケジュール——

 「ガンダム開発計画」で開発される全MSは、基本的にはAEフォン・ブラウンのリバモア工場で製作される。

 計画開始予定であるU.C.0081,10,20以後、リバモア工場内に専用スペースを確保。U.C.0082内に、連邦軍が提示した使用要請を基に、全試作MSの基本設計を完了。同年以内に建造を開始し、U.C.0083,09~10にはMSおよびオプション・パーツがロールアウトの予定となっていた。全試作MSの開発終了は同時期となるため、合同試験が可能となる。

——開発地及びトライアル地について——

 前述の党利、本計画で開発される全試作MSの建造拠点は、AEリバモア工場である。フォン・ブラウン市郊外に位置するリバモア工場は、広大な試験場を確保できるうえ、機密保持に関しても本計画には最適地であると思われる。

 メイン・トライアルに関しては、空間試験はAE所有のドック艦ラビアンローズ、重力下試験はオーストラリア地区のトリントン連邦軍基地で実行。重力下試験・トライアルは、U.C.0083,10以降を想定していた。


■フォン・ブラウン

 フォン・ブラウン市はグラナダ市と並ぶAEの宇宙拠点で、AE支社のほか、開発拠点となるリバモア工場が置かれている。公国の戦略機動基地であったグラナダに比べ、旧公国系勢力の影響力が少なく、機密保持や資源確保の面で有利であると考えられる。


■トリントン基地

 重力下試験は、豪州トリントン連邦軍基地で行われる。トリントン基地はコロニー落としでできたシドニー湾の北西に位置し、周辺の人口密度が極めて低く、情報漏洩の可能性は低い。また、コロニーの残骸を利用した広大な模擬戦場もトライアルに適する。この地において、試作1号機及び試作2号機のテストを行った。


■ラビアンローズ

 空間試験は、AE所有のドック艦ラビアンローズを中心に行われる。これは140mもの巨体を誇るアームド・ベース「オーキス」=完全装備の試作3号機のテスト用として、主に使用される。また、ラビアンローズは小コロニーとしての機能もあるため、長期試験に適していることも採用理由の一つとしてあげられる。





補足事項

——開発スタッフ——

 「開発計画」には多数の女性技術者が参加している。俗に「アナハイム・ギャルズ」と呼ばれる女性技師たちはシステム・エンジニアが多く、その中でも試作1・2号機の担当のニナ・パープルトン、試作3号機のルセット・オデビーがとくに有名である。

 また、AEのMS部門の先便を担ったアレクサンドロ・ピウツスキ博士、オスカー・ライエル博士といった技術者も参加する。
 
 

 
後書き
次回 第二世代MS 
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