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FAIRY TAIL 友と恋の奇跡

作者:紺碧の海
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第143話 Saturn

 
前書き
ヤッホ~☆07で~す☆
今回はショールが『ブラックテンプラネット』を止めるために立ち向かう!
もちろん、ショール目線で書いていきます。
それでは、第143話・・・スタート☆ 

 
静まり返ったコロールの森に聞こえるのは、俺の足音と、俺の荒い息遣いだけ。皆と別れてからずっと走りっぱなしだ。

ショ「はぁ、はぁ・・はぁ・・・はぁ・・はぁ、はぁ・・はぁ・・・はぁ・・・はぁ、はぁ・・・・はぁ・・・はぁ、はぁ・・はぁ、はぁ・・・はぁ・・はぁ、はぁ、はぁ・・・はぁ、はぁ・・・」

木に全体重を預け、呼吸を整える。空を見上げると、いつの間にか日が沈み、空には一番星が銀色に光り輝いていた。

ショ「はぁ、はぁ・・こんなに、綺麗な空が・・支配、されるなんて・・・はぁ・・・はぁ、ありえないな・・・はぁ、はぁ・・はぁ・・・」

小さい頃はよくジャックと一緒に星を眺めていたなぁ。『ブラックテンプラネット』を発明したスバルの先祖、ギンガ=P=ノービリも、本当はこんなに綺麗な空を永遠に光り輝かせていたかったんだろうな・・・それが、自分の小さな過ちのせいで、『闇』に輝かせてしまう魔法になっちゃうなんて、自分も思ってもいなかっただろうな・・・でも、

ショ「そんな事、俺が・・俺達妖精の尻尾(フェアリーテイル)の、最強チームが・・・絶対にさせない。宇宙は、永遠に光り輝くんだ。『闇』なんかに、輝かせるもんか。」

その時、

ショ「!」

すぐ近くで莫大な魔力を感じた。辺りを見回すと、茶色に光り輝く『ブラックテンプラネット』が宙に漂っていた。俺は恐る恐る『ブラックテンプラネット』に近づく。

ショ「これを止めればいいんだな。ん・・・?」

よく見ると、『ブラックテンプラネット』に何かが写っているのが見えた。近づいて見ると、惑星が写っていた。その惑星は―――――

ショ「土星・・・」

太陽系の第6惑星。大昔、農家の人々に幸運を捧げるとゆう伝説があり、『農耕の惑星』とも呼ばれている。早くこれを止めないと、土星が・・・!その時、『ブラックテンプラネット』の茶色い光が輝きを増した。

ショ「うあぁぁぁっ!」

俺はあまりの眩しさに目を覆ってしまった。

****************************************************************************************

ショ「・・ん?ど、どこだ、ここ・・・?」

目を開けると、そこはコロールの森ではなくどこもかしこも茶色、茶色、茶色の空間。俺はその茶色の空間の中をふわふわと漂っていた。俺、目が可笑しくなったのか?鮮血のような赤い両目をゴシゴシ擦る。「わが目を疑う」とゆう状況だ。でも、何度も何度も擦っても、そこはコロールの森ではなく、どこもかしこも茶色、茶色、茶色の空間が広がっているだけ。

ショ「い・・いったい、どうなってるんだ・・・?」

ふと視線を後ろに移すと、遠くの方に惑星(?)が見えた。もしかして・・・!

ショ「あれが、土星・・・?」

こんな間近で見るのは初めてだ。でも、何かが違う。土星のほかに、星や月がどこにも無い。ここは宇宙なんかじゃないっ!だとすると、考えられる事はただ1つ・・・

ショ「ここは、『ブラックテンプラネット』の中・・・」

たぶん、さっきの光で吸い込まれたみたいだな。厄介な事になってきたな。さて、ここからどうするか・・・俺は茶色の空間でふわふわと漂いながら腕組をして考えていると、

ショ「!」

さっきよりも莫大な魔力を感じた。驚いて振り返ると、

ショ「え・・・?」

そこにいたのは俺と同い年くらいの女性。ウェーブの掛かった茶髪のロングヘアーに、茶色でまとめた民族風の衣装に、花の飾りが付いた茶色のサンダル。手には動物の毛皮で作られた弓矢を持っていた。背中には、矢を入れているケース(?)を背負っている。でも、茶色の瞳にはなぜか光が差し込んでいなく、雰囲気がエルザと似ていた。

ショ「え、あ、えっと・・そ、そのぉ~・・・」

こんな不思議な空間の中で、どう接したらいいか分からず俺が戸惑っていると、歌うような声で、

サ「私はサターン。土星の守護神。」

・・・ど、土星に守護神なんかいたのか・・・・し、しかも、俺と同い年くらいの女性だ何て・・・そんな事に驚いていると、サターンが持っていた弓矢を構えて、矢の先を俺に向けた。ま、まさか、俺に向かって矢を放とうとしてるんじゃ・・・















サ「そして、土星を支配する者でもある。」















ショ「え・・・?」

思ったとおり、サターンは俺に向かって矢を放った。先に予測していた俺はギリギリ矢を避ける事は出来たけど、思った以上に矢のスピードが速くて、左頬を掠った。血がたらぁ~と頬を伝い流れる。

サ「邪魔する者は、排除するのみ。」

ショ「はぁっ!?」

な、何で土星の守護神が、土星を支配しないといけないんだよっ!?すると、俺の脳裏に1つの考えが浮かび上がった。『ブラックテンプラネット』は宇宙にある10の惑星を支配する事が出来る伝説の闇魔法。でも、500年程前から封じられていたんだ。その500年の間に、10の惑星の守護神は、『闇』に心を支配された・・・こりゃあ、ますます厄介事になってきたな・・・・でも、もしかすると、サターンを倒す事が出来れば、土星は救われるんじゃ・・・!もしそうなら・・・やるしかないっ!俺は左頬から流れ出る血を拭った。

ショ「トリックルーム!」

サ「!?」

サターンは表情を一切変えないけど、辺りをきょろきょろ見回しているからかなり混乱してる。今のうちに・・・!俺はサターンの背後に移動すると、

ショ「ギアチェンジ!モード光!!」

俺の体は白い光に包まれた。

ショ「白光拳!!」

白い光を纏った拳で混乱しているサターンを殴ろうとしたが・・・

サ「こんな小細工に、私が混乱するとでも思ったの?」

ショ「なっ!?」

サターンはさっと振り返り、俺の拳を片手で受け止めた。

サ「はぁっ!」

ショ「ぐはっ!」

鳩尾に強烈な一撃をまともに食らう。そして、俺より体重が軽いはずなのに、サターンは細い腕で俺を宙に放り投げた。すぐさまサターンは弓矢を構え、矢の先を俺に向け、放った。俺は宙を舞いながらも、タイミングを見計らって、右手で飛んできた矢の先を素手で摑んだ。

サ「!!?」

真下にいるサターンは光が差し込んでいない茶色い瞳を見開く。素手で矢の先を摑んだ俺の右手は血だらけだ。上も下も、左も右も分からない茶色の空間だけど、俺はそのまま背中から落下した。かなり強く打ち付けたみたいだ。背中がジンジンと悲鳴を上げる。俺は背中の痛みを我慢しながらゆっくり慎重に起き上がる。

ショ「はぁ、はぁ・・はぁ・・・はぁ・・はぁ、はぁ・・・・はぁ、はぁ、はぁ・・・はぁ・・はぁ、はぁ・・はぁ・・・・はぁ・・・はぁ、はぁ、はぁ・・はぁ・・・はぁ・・はぁ・・・・」

荒く呼吸をしながらまだ目を見開いているサターンを真っ直ぐ見つめる。

ショ「はぁ・・はぁ、サ、サターン・・・も、もう、止めよう・・・はぁ、はぁ、はぁ・・・」

サ「!!?」

サターンが更に目を見開く。俺はそんなのお構い無しに話し続ける。

ショ「サターンは、ど、土星の、支配者、なん、かじゃない・・・はぁ、土星を、永遠、に・・守り、抜いてゆく、土星の・・守護神なんだ・・・・はぁ、はぁ・・はぁ、ぜ、全宇宙に、ある・・・どんなに小さな星が、たった・・1つでも、や、『闇』に、染まると・・・はぁ、はぁ、宇宙は・・・宇宙じゃなくなっちゃう・・・はぁ、はぁ・・はぁ・・・サターンは、全宇宙にある、10の、惑星の1つ・・・土星を、守る、とて、も、大事な、役目を・・持ってるんだ・・・はぁ、はぁ、宇宙を、永遠に、光り輝かせていく為に・・・サ、サターンは、土星を、守り抜いて、いかないと・・・ダメ、なんだ・・・はぁ、はぁ・・はぁ・・・・」

俺が言い終わった時には、すでにサターンの茶色い瞳に光が射し込んでいた。すると、サターンの体が淡い茶色に光りだした。サターンは光の射し込んだ茶色い瞳で小さく微笑むと、消えてしまった―――――

****************************************************************************************

ショ「・・・えっ!?」

いつの間にか、俺はコロールの森に戻ってきていた。・・・夢、だったのか?そう思ったのは束の間。左頬と右手から血が出ていた。そして、俺の目の前には『ブラックテンプラネット』・・・いや、『ホワイトテンプラネット』が宙に漂っていた。すると、『ホワイトテンプラネット』は空高く舞い上がり、見えなくなった。でもこれで、

ショ「土星は、救われた。」

安心したのも束の間、さっき打ち付けた背中の痛みがまた悲鳴を上げた。

ショ「いってぇ~・・・!」

そのまま地面に座り込んで空を見上げた。夕日色と藍色のグラデーションに染まった空に、銀色に光り輝く星が嬉しそうに輝いていた。





『ブラックテンプラネット』の数、残り7個―――――





 
 

 
後書き
第143話終了~☆
ショールの活躍により、土星が救われたっ!順調に宇宙は救われていくっ!
次回はエルザが『ブラックテンプラネット』を止めるために立ち向かうっ!
次回見逃したらいけないよ☆ 
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