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願いを叶える者(旧リリカルなのは 願いを叶えし者)

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アースラの日常

ーアースラ内部ー

食堂にて黒髪の男の子、クロノが前に座るエイミィと話し合う

どうやらアースラ館長、リンディと話し合いの結果漸くなのは達との話し合いの時間がとれたようだった

「だけど考えてみると凄いよね」

エイミィは徐に語り出す

「何が凄いんだ?」

クロノは食後のコーヒーを啜りながら聞いた

「だってさ、魔法文化のない世界で管理局ないでも極めて珍しいAAから上の魔導師達が見つかるなんてさ」

「そうだな…だが魔導師の強さはランクじゃない、どうやって立ち回るかという戦術理論だ」

「お堅いなぁ、クロノ君は」

お互い、訓練校からの同期であるため話し合いには蟠りがない。それは仲の良い友人であると言える。

「クロノ君はどの子が気になるの?やっぱりなのはちゃん?」

「ぶふぅ!?」

いきなりの質問に驚き、口に含んだコーヒーを吹き出すクロノ

「な、何を言い出すんだ!僕にはそんな気持ちは微塵もないぞ!」

「そうなの?じゃあだれが気になるのかなぁ?」

「……やはり彼だな…あの時の」

その言葉にエイミィが後ずさる

「?どうしたんだ、そんなに離れて」

「ク、クロノ君…まさか君にウホッな性癖があったなんて…」

「違う!!違うんだ!!その気になるじゃない!」

クロノは慌てて訂正をはかるが周りはそれを煽り立てる。因みにエイミィの話は冗談だ

『そんな…クロノ執務官に彼女が居ないのは背丈のせいだとばかり…』

『同姓愛好家……ホントにいたんだな』

『やべぇ、襲われたら勝てないよ……』

各自で手を後ろに回し、ケツを押さえる動作をする

「お前たち!何を言い出すんだ!!僕は女好きだ!」

『おお、今度はプレイボーイな発言を…』

『知ってるぜ俺、こういうの総受けって言うんだろ?』

『バァカ、ちげぇよ これは双刀って言うんだ』

「ぷ、くふふふふ………」

「おい!エイミィ何とかしろ!お前のせいで良からぬ誤解が!」

「あらあら、クロノ…そんな趣味に目覚めてしまったなんて…母さん悲しいわ」

「か、母さん!?違うんです!誤解なんです!!これも全てはエイミィが!」

「うふふ、解っているわよ?」

「あん、面白かったのに…ところで艦長、ここへ来たって事は…」

「えぇ、至急現地の子達に日にち等の連絡を」

「了解しました!」

パタパタとブリッジへ走っていくエイミィ

「かぁ、艦長?大丈夫なんですかね?」

「分からないわ。ただあの子が来てくれたなら話は確実な物になるのだけど…」

「名前、住居、連絡先…一切分からない人物ですからね…」

「あら、一つだけ解っているわ」

「何ですか?」

「仁義に熱いってところ」

「あぁ、納得です」
か彼等はお互いに微笑み合う。自分達がいる場所、機関がどの様な闇を持ち、悪行に手を染めているかを知らないままに…

そして知らされた時の対応はまた新たな事件を呼ぶことを知らずに… 
 

 
後書き
今回はちょっと短いですね

次は長くなると思いますが読み切ってくれることを願います

シリアス多めかも… 
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