バカとテストと死んだ世界戦線
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番外編その2森の〇ャーさん
前書き
皆さん、すみません!!まだ本編の話が思いつかないので今回は番外編です。本当に申し訳ございません!!m(__)mそれでは番外編どうぞ!!
学習棟B棟 掲示板前
関根「大変だよ大変だよー!!」
入江「し……しおりん、皆に迷惑かけちゃ駄目だよ……」
明久「あれ?関根さんに入江さんどうしたの?」
音無「何が大変なんだ?」
僕と音無君は一緒にkeyコーヒーを飲んでいたら、近くでざわめきがあり、来てみたら二人がいた。
関根「とにかく大変なんだよー!これ見て!!」
関根さんは持っていた看板を僕達に見せる。ええっと……何々……
明久「熊出没注意……?」
音無「こんな世界で熊が出るわけないだろ…」
関根「でも、最近噂になってるんだよー!どう?怖いでしょー?怖いよね怖かろう~~!!」
明音「「だから、怖がる奴(人)なんて――」
入江「………………………(ぷるぷる)」
あ、いた。怖がっている人。
明久「いたね……音無君…」
音無「ああ……いたな……」
関根「みゆきちはやっぱり弄りがいがあるね~♪」
関根さんがなぜ喜んでるのかは分からないけど……
まぁ、ということで――――
学校裏の森
音無「調査だけはしてみるか…」
明久「だね。何か気になるし」
入江「…………………(がらんちりん!!がらんちりん!!)」
音無「ってなんだぁ―――!?」
明久「これって熊避けの鈴だよね!?入江さん」
入江「この音を嫌がって全く寄りついて来ないはずだよ…」
いや、それじゃ調査の意味ないし!!
明久「ていうか、それなら何で来たの!?」
入江「だって、行かないとブログに恥ずかしい写真をアップするってしおりんが…」
明久「……………(なでなで)」
音無「おい、吉井…何でお前は入江の頭を撫でてるんだ?」
明久「入江さんの気持ちが僕にはよ~く分かるんだよ…」
僕が生きていた頃は入江さんと同じことをよくやらされていたような気がしてしょうがない
音無「まぁ、どーせ熊なんて出るわけ…」
がさがさがさっ!!
入江「く、くま―――!?(ぎゅううう)」
明久「入江さん……苦しいから…」
音無「いや……まさか…」
僕は入江さんに思いっきり首を閉められながら、音無君は銃を構えていた。そして、草むらから出てきたのは
チャー「お前ら、何をしている?」
へ………?チャーさん?出てきたのは僕達の武器を作るギルドリーダーのチャーさんだった。何でこんなとこに?僕は理由を聞こうとすると、ある人が視界に入った
入江「…………………(ぷるぷる)」←死んだフリをしている入江さん
おっと、その前に入江さんを起こさないと
~しばらくお待ちください~
チャー「確かに最近は毎日ここにいるが、熊ではないので安心するがいい」
音無「やっぱり熊はデマか…ほらチャーだぞ」
入江「…………………(ぷるぷる)」←死んだフリをしている入江さん
明久「だから熊じゃないって!!」
何で!?熊じゃなくてちゃんとした人間なのに!!
入江「け、毛むくじゃら、髭まみれの熊さんだよ~~!!」
もしかして、チャーさんが毛むくじゃらだから熊っぽく見えたのかな?すると、入江さんが僕の背中に隠れると、チャーさんが近づく
チャー「ほら、熊ではないぞ」
入江「きゃ~~来ないでぇぇ!!」
チャー「大丈夫だ、ほら」
入江「×○▲*☆!!」
明久「入江さん!?途中から言葉になってないよ!!」
そこまで怖がっているとは……
チャー「ちゃんとした人間で…………がぉ――――――!!」
入江「ぎゃあぅ――――――――!?(ぎゅううう)」
明久「ぎゃあ――――!!僕の内臓が圧迫されてる――――!!」
チャー「すまん……冗談でやったんだが…」
明久「笑えないよ!!(ボキィ!!)のぎゃあ―――――!!僕の骨が折れた――――!!」
僕はそのまま重力に従い、倒れた。おぉ……真面目に痛い…
入江「よ、吉井君ごめんなさい!!私のせいでこうなってしまって…」
明久「入江さん、大丈夫だよ。死後の世界だからすぐに治るから」
最も、ここは死後の世界なのでこのくらいのものは大抵すぐに治る
ゆり「ちょっとチャー、こっちにって……どういう状況なの?」
明音「ゆり(さん)!?」
ゆり「音無君に吉井君?それに入……」
入江「…………………(おろおろ)」
ゆりさんが言葉を途中で止まらせると、どこから取り出したのか袋に入ったクルミを僕に渡してきた
明久「ゆりさん?何でこれを僕に?」
ゆり「入江さんにあげなさい。今の入江さんの怯えようはもはやリスそのものだわ」
明久「完全に動物扱いだよね!」
音無「吉井はともかく、ゆりは楽しむな……」
こんなやりとりが5分くらい続いた
音無「ところで、ゆりは何でここにいるんだ?」
ゆり「ああ、そのことね。ちょっとここで、チャーにあたしの手伝いをしてもらってるの」
明久「その手伝いって?」
ゆり「そこからは秘密よ。もし、それでも聞こうとしたら…(チャキン)」
明久「絶対に後は質問しません」
聞いたら、僕の体が蜂の巣にされそうだった
音無「何か…ゆりとチャーって仲がいいんだな」
チャー「そうだとも。ゆりは俺の妻だからな」
明久「またまた、チャーさんは冗談がうま―――(ザンッ!!)」
あれ?何で僕の目の前にハルバードが落ちてくるの?
野田「誰の妻だと!?」
冗談が通じない人が来た―――!!
チャー「小僧、俺と戦る気か(ジャキッ)」
野田「今日こそ決着をつけてやるぜ!これ以上ゆりっぺに慣れ慣れしく―――(ザクゥ)」
ゆり「さっさと自分の持ち場につけ。まったく何度言ってもあんたは…」
ゆりさんが野田君の頭にハルバードを食い込ませ、そのまま二人共退場。後、その時の野田君はとても幸せそうだった
◆
音無「あれ?入江はどこに行った?」
明久「入江さんなら僕の背中の後ろにいるよ」
音無「お、本当だ。でも、ますます怯えてるな…」
チャー「うーむ…やはり俺だな」
まぁ、それはそうだけど……。チャーさんが入江さんに近づくと
入江「戦う熊さんだよ――!食べられるよ――――!?(ぎゅううう)」
明久「入江…さん……僕の首…閉めないで…死ぬ……」
チャー「人間だぞ。その証拠にほら、喋れるし言葉も分かる。手先だって器用だ。鈍器だってこんなにうまく扱えるし(バババババババン!!)」
明久「チャーさん!危ないから!!本当に蜂の巣にされそうだったよ!!」
入江さんはともかく、主に僕が!!
チャー「むう…さすがに少しショックだ」
音無「見た目もいかついからな…」
明久「とりあえず、チャーさん。マシンガン置いて、入江さんまだ警戒してるから」
僕が注意すると、チャーさんはマシンガンを置いて、音無君と何か話し合いをしていた。二人が話している最中に僕はずっと気になっていたことを入江さんに言った
明久「入江さん、何で僕の後ろに隠れるの?ずっと気になっていたんだけど…」
入江「吉井君の後ろにいると、何か安心するというか…守ってくれるような……とにかく、心強い存在みたいで……」
明久「僕が?何かお世辞でも照れるなぁ」
入江「いや、お世辞じゃないです。本当のことです」
それから入江さんは何も言わなくなった。僕、何か悪いこと言ったかな?すると、チャーさんがアメ持ちながら、入江さんに近づく
チャー「ほーら、お嬢ちゃんアメだぞー」
入江「……………!(ぎゅううう)」
明久「あ………真面目に…死ぬ……から」
チャー「さぁ、おいで怖くないぞ」
入江「やっ………」
チャー「大丈夫だから」
今のチャーさんの姿はどうみてもロリコ……いや、ごめんなさい
がさっ!!グルルルル…
音無「本物の熊だと!?」
明久「え!?本当だ!!入江さん先に逃げて!!」
入江「○×*☆@!?」
ああ!!また、恐怖で言葉が!!
明久「こうなったら、チャーさん!入江さんと逃げてください!!」
チャー「分かった。入江、掴まれ!!」
入江「わ……いや…怖―――――」
よし、これならいける!僕は銃を構えると、熊は
カシャッ←熊がカメラのシャッター音を切る音
…………………え?カシャッ?
明チ音入「「「「………………は?」」」」
関根「引っ掛かった――――♪熊出没は嘘でした――――!!」
明久「関根さん!?ていうか、それ着ぐるみだったの!?」
音無「…何でそんな嘘を?」
関根「ごめんねーだって、みゆきちが怖がるところが見たくて…☆理由はもちろん面白いから♪」
ということは、熊出没は嘘ってことか……何かどっと疲れがたまったような気が…
チャー「やれやれ…人騒がせな……」
入江「あ…あの、チャーさん。た、助けてくれてありがとうございます。なのに私…チャーさんにひどいこと言っちゃってごめんなさい!!」
チャー「なに、気にするな」
入江さんが怖がっていない…チャーさんのことを熊って認識してないし……あの短時間で何があったんだろう?でも、これはこれで良かったのかもしれない
入江「後、あの…なんだか安心したんです。髭がお父さんみたいで…懐かしいっていうか…」
チャー「お父さ…………………っ、がっはっはっは!!」
入江「ええ!?何ですか!?」
あ、もしかして入江さんはチャーさんのことあまり知らないのかな
音無「あ~入江…チャーは俺達と同じ高校生だ」
少しの間、入江さんはきょとんとすると
入江「ふぇ~~~~~!?てっきり40代くらいかと……」
チャー「ゆりが妻ならお前は娘だな!!」
入江「ごごごめんなさい~~」
関根「あっはっはっ、みゆきちってばおもしろい~。期待を裏切らないかわいさだよー!」
ぷっつ――――――ん……
あれ?今、誰かが切れたような……
入江「し~~~お~~~り~~~ん~~~」
関根「みみみみゆきちが怒りよったぁ――――!?」
入江「今日という今日は~~!!」
関根「きゃ――――!みゆきち許して――!」
チャー「存分にやるといいぞ!がっはっはっは!!」
明音「笑ってないで止めてよ(くれ)――――!!」
この時、僕は初めて知った、大人しい人ほど怖いと
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