ブラック・ブレット [銀の銃弾]
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銀の銃弾 第二話
前書き
10年後からスタートします。
Side 真白
「なぁ菫...」
「ん?」
俺_白銀真白は思い詰めたように言う。
「何で俺って、15、16才の体型からあんまり変わらんの?」
そう、俺は10年前の体型から余り変わっていない。
というか、伸びない...いろんな所が...
「ふはは、簡単な事だ。お前の成長スピードが遅すぎるからだ。」
「ま、まぁ、そうなんだけどささすがにこの成長の遅さってあるか?」
そう、俺は10年前から7mmしか伸びていない。(身長が。)
「...ふむ、確かに興味深いな」
「あ、あのー菫さん?何で手錠なんて持ってるんですか?」
「あ、いやいや、気にするな。大丈夫だ、まさか世界で2回目の人体実験なんてしないからな、安心しろ。」
「思いきり本音じゃねえか!?」
「ふははははは、問題ない、少し体の中見るだけだから、な?」
さそう言って菫は俺に手錠を掛けた。
「おい、まさか冗談だよな?まさか本当にやるわけないよな?な?」
「...黙れ、煩い、気が散る。」
「あれ?まさか麻酔かけないでやっちゃう?嘘でしょ?ねえ?って、うわぁぁぁぁぁぁぁ!!...」
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「...という夢を見たんだ...」
今、昨日見た夢を菫に話していた。
「ふはは、なんと愉快な夢だ。」
「ひでぇ...」
さて、菫と出会いはや10年がたとうとしていた。(現在2031年)
え?この間に何があったかって?
・まずモノリスが完成する。
・何か日本が古墳時代みたく分かれる
・何か民警っていうのが作られた
・呪われた子供たちというガストレアとのハイブリッドが生まれた
・何か菫に人体改造させられた
・何か菫が蓮太郎っていうやつを魔改造した
...ぐらいかな、ん?最後の3つ?ええと...
俺→足に障害があって、菫がちょうどその時に『新人類創造計画』?の最高責任者になって、まず始めに俺が実験体(笑)となって、人体改造させられた。
まぁ、凄く戦闘では役にたつが俺は民警じゃないんだが...
蓮太郎→天童家って所の家に住んでいたが、ガストレアが侵入し右手、右足、左目を抉られ、瀕死の状態から菫がまたもや人体改造という名の魔改造(笑)をさせられた。(聞いた話なので、面識なし)
民警
イニシエーターとプロモーターがタッグを組んでガストレアに対抗する。曰く『人類最後の希望』だそうだ。
基本的に『呪われた子供たち』×普通の人間が組むそうだ。現在、24万人ほどの民警がいるらしい。
呪われた子供たち
突如現れた人間とガストレアのハイブリッド。妊婦がガストレアの症気を吸うと胎児が感染し、『呪われた子供たち』が生まれるらしい。
その身体能力はかるく人間を超え、オリンピック金メダルのボ〇ト選手さえもoh my good! ...と叫ぶほど。
閑話休題
「さて、真白は今日何するんだい?」
「あぁ、なんか聖天子様から直々にお呼びだしくらった。」
聖天子とは今でいうと天皇の立場になっている人物。
...一度姿をみたが、凄かったね、肌の白さなら菫といい勝負だよ(笑)
とまぁ、俺達はお互いに名前を呼び合うぐらいの仲になった。今では多分だが、友達以上、恋人未満位の関係だ。
「ふはははは、聖天子からのラヴコールか、真白が恋しくなったんじゃないのか?」
「んなわけあるか、あほ...菫は今日どうするんだよ?」
「私は、今日蓮太郎君が来そうな気がするんでね、ゆっくり死体とお別れをするさ。」
「いつも通りだな...」
そう、菫は彼氏が居なくなってからずっと手術室?に潜って死体とお別れをしている。お別れと言っても解剖するだけなんだが...
とにかく、まだ彼氏の事を引きずっているようだ。
「さてと、もうこんな時間か...聖天子様の所に行こうかね...」
時計を見ると12時50分。集合は確か1時30分だったかな...
俺は素早く正装(笑)し、いそいで家を出た。
「んじゃ、多分夕方頃に帰ってくっから。」
「おう、行ってこい。」
俺は菫に挨拶をし、そそくさと防衛省まで走っていった。
∥ ∥ ∥ ∥ ∥ ∥ ∥
「いやぁ、やっぱり走るのはいいねぇ...」
今、俺は防衛省に行くまでの道のりをdash dash!!
魔改造され、足には超合金バラニウムが埋め込まれているため、とても走りやすかった。防衛省までの道のりは結構あったが、魔改造されたおかげか15分でついてしまった。
早速入り口で名前を答えると、庁舎の中に案内され、エレベーターに乗り、第二会議室まで移動した。
俺が扉を開けて中を見ると、とても殺没していた。.. .帰りたくなってきた...
武器の手入れをしている奴もいるし、なんか全員民警だし、女の人めっちゃ美人だし。
...まあ、最後のは無しにして、
(あれ?俺必要ねえじゃん?)
と思うぐらい凄いです...はい。
仕方なく俺は自分の席に座り、聖天子からの放送がくるのをねながら待った。
~数分後~
何か一人だけ前に出てきた...
「本件の以来内容を説明する前に、以来を辞退するものは速やかに席をたち退席してもらいたい。以来を聞いた場合、もう断ることができないというのを先に言っておく。」
だが、だれ一人立とうともしない。まぁ、当然だろう、覚悟をきめてここに来たのだろうから。
すると前に出ていた人がまた、口を開いた。
「よろしい、では説明はこの方におこなってもらう。」
すると特大パネルになんと聖天子が映し出された。
『ごきげんよう、みなさん。』
いやぁ、相変わらず肌が白いねえー。
なんてバカなことを思っていると、何故か全員が立ち上がった。
(え?何でたつの?え?基本的な礼儀?)
そうあたふたしている、俺を聖天子がまて、クスッと笑った。
ちくしょう可愛いなぁ、おい。
...何か後ろの護衛みたいな人の殺気が強まったんだけど?なんでだろうねぇ?(笑)
...はい、いまあった聖天子からの説明では
・昨日東京エリアに侵入した感染ガストレアの排除
・そのガストレアに取り込まれているであろうケース?の奪取
だね、シンプルだね、うん...
何か隣の女性が立ち上がって聖天子とぶつかっていたが気にしない。うん、気にしたくない...
うん、寝よう。
「はははははははははは!!」
うるさっ!
なんだなんだとうとう誰か頭狂ったか?
俺は迷惑気味に笑い声のする方に顔を向けた。
...うん、俺はなにも見ていない、うん、シルクハットを被った仮装大賞にでてくるような奴なんて見ていないぞ、うん。
俺は気にせずまた眠りに入ろうとしたが、何分、周りの視線が痛くてうたた寝をしながらシルクハット野郎の話を聞いていた。
...要約するとこうらしい↓
・えーと、『七星の遺産』というのを聖天子は欲しく、その遺産はさっきいったケースに入っていて、俺たちに奪取してもらおうと考えた。
↓
・そしたら、シルクハット野郎がどちらが先に奪取出来るか勝負!!とか言った。
↓
・一人の民警がシルクハット野郎に突撃したがなんか変なバリアでガードされた。(シルクハット野郎曰く『イマジナリー・ギミック』というらしい。
...それなんてアニメ?
↑現在
...恐らくあいつも俺と同じ『新人類創造計画』の生き残りだろう...
また、さっき民警全員でシルクハット野郎に発砲し続けたが、全てガードされた。
仕方なく俺もシルクハット野郎には安眠妨害されたので、顔面だけに発砲し続けたが、全てガードされた。(笑)
全員の拳銃の銃弾が、底を尽きたときにシルクハット野郎はやっと動きだし、隣の...学生?に何かプレゼントを渡したみたいだ...
俺は黙ってみていたがクルリと俺の方を向くとこう言ってきた。
「さっきの発砲を見ていたが、素晴らしいね。私の顔面だけを狙ってきたが私になにか恨みでもあるのかい?」
「あぁ、あるさ。俺の安眠を妨害しやがったからな。」
「ヒヒ、面白い、君も私と一緒に来ないかね?」
「ありがたいが、拒否させて貰おう、そっちに何回行ったか数えきれないんでね...」
...菫に人体改造(笑)をさせられて、社会の裏側にも度々呼ばれていたからだ。
「ヒヒヒ、そうかい、それではまた会おう。」
シルクハット野郎はそういうと、窓を割り、当たり前のように飛び降りた。
「…うーん、あいつもkyだなあ...」
俺はシルクハット野郎が出ていった窓をみながら、そう呟いた。
後書き
頑張って閲覧する人伸びてほしいですね...
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