仮面ライダー エターナルインフィニティ
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第九十三話 アンノウンその四
「俺達はこの娘達と共にか」
「宜しくな、そしてスサノオと戦ってくれ」
「わかった、それじゃあな」
葦原が応えた。
「これからもな」
「頼むぞ」
こう話してそしてだった。
太巻きを食べてだ、そのうえで。
戦士達が太巻きを食べ終えるとだ、ここで霧夜が言った。
「そろそろだな」
「そろそろ?」
「まさか」
「そうだ、そのアンノウンが来る頃だな」
そうだというのだ。
「ここに来るか。若しくは」
「あの娘達のところか」
木野の目がここで光った。
「出るか」
「これまでのアンノウンの出て来る間隔から言えばな」
そこから察しての読みだった、霧夜の今の読みは。
「そろそろだ」
「そういえばアンノウンは」
津上も言う。
「それ程間を空けないで来てましたね」
「そうだ、こちらの世界でもだ」
そうしてきているとだ、霧夜は津上にも話した。
「そうしてきている」
「そうなんですね、スサノオもそうですし」
やはりスサノオも間を空けない、一定の間隔で来るのだ。
「今回もですね」
「それは貴方達もよく知っているな」
「はい、じゃあ」
「悪忍達の娘達と連絡取れるかな」
尾室は飛鳥達に問うた。
「あの娘達とは」
「携帯のメールは交換している」
柳生は無表情で自分の携帯を出して尾室に話した。
「未来だけでなく五人共入っている」
「雲雀もですよ」
雲雀も自分の携帯を出してきた。
「春花さんも他の皆さんの分も入っています」
「じゃあ何かあればすぐに連絡が来るね」
「ただ。未来は来て欲しい時は絶対に来るなと書いてくる」
「詠さんもです」
斑鳩も自分の携帯を出す、ここで詠の名前も出してみせるが何故か家族欄にあって最初に来るように詠の名前の先に平仮名で『あ』とある。
「仕方ないから呼んで差し上げますと書いてくれます」
「焔ちゃんもなんです」
飛鳥も自分の携帯を出してきた。
「来るな、大丈夫だって」
「何からしいね」
尾室はその話を聞いてこう言った。
「あの五人らしいね」
「日影はこうだよ」
葛城の携帯に入っていた日影のメールは独特だった。一言だけ静かにこう書いてある。
『来い』
「凄いね」
尾室はその日影のメールを見て言った。
「これもらしいね」
「そうだよな、あたしもそう思うよ」
「忍も携帯を使うことにも驚いているけれど」
「いや、それは当然じゃよ」
半蔵がこう話す。
「忍は連絡が第一じゃからな」
「だからですか」
「近代価格も積極的に取り入れておるよ」
「そういえば悪忍の娘達で」
尾室はここで未来を思い出した、彼女はというと。
「銃火器を使う娘もいますし」
「そうだ、それが未来の戦い方だ」
未来のライバルである柳生もここで頷く。
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