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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第九十二話 善忍と悪忍その一

                     第九十二話  善忍と悪忍
 黄色が強い長い髪の毛は波打つ様だ、そこにアクセサリーを付けている。楚々とした高貴そうな顔立ちに緑が入った青い目をしている。
 胸が目立つ薄いブルーグリーンのドレスに白いエプロンと革の幾つも刃を差し込んでいる革のベルトをつけている、巨大な剣を持っている。とにかく胸が大きい。
「詠ですわ」
 緑の短い、だが髪の毛の量は多い髪に何処か険のある表情をしている、眉は細く目も鋭い。その目の色は赤茶色だ。
 ブラの様なう黄色い蛇の様な模様の上着を着ていて手には黒いガードがある、青いジーンズはところどころが破けている。手にはナイフがある。
「日影じゃ」
 黒を基調として白とダークグリーンがある身体全体が隠れるゴスロリの服を着ている。黒い日傘に猫耳のある黒い帽子も被っている。
 黒い豊かなロングヘアはかなり長く赤い目がやや切れ長で大きい、その左目には三つの勾玉がある眼帯がかけられている。幼い人形の様な顔立ちでかなり小柄だ。胸はない。
「未来よ」
 最後は緑の目の少女だ、五人の中で最も大人びていて自信に満ちた微笑みをたたえた女王の貫禄を見せる顔だ、左右を強く任せた薄茶色の髪で頭にはピンクのリボンがある。
 マントの如き白い白衣を身に着けておりスカートの丈はかなり短い、その手には何故か試験管が持たれている。
「春花です」
 四人はそれぞれ名乗った、そして。
 津上達を見てだ、まずはこう言った。
「敵ではない様ですけれど」
「また変わった雰囲気の人達じゃのう」
「普通の人間じゃないわね、貴方達」
「さて、何者かしら」
「ああ、この人達はむしろ味方だからな」
 焔がその四人に言う。
「安心してくれていいよ」
「確かに悪い感じはしないのう」
 日影もそのことはすぐにわかった、だがだった。 
 表情の乏しい顔で津上達を見てだ、こうも言うのだった。
「あんた達色々と背負っとるんじゃのう」
「特にこっちの人ね」
 春花は特に葦原を見ていた。
「何があったのかしら」
「色々あったことは確かだ」 
 それはその通りだとだ、葦原は春花に答えた。
「このことはそのうち話すがな」
「いえ、それはいいわ」
 春花は葦原のその目を見て言った。
「何があったのかはわかるから」
「だからか」
「具体的なことまではわからないけれど」
「それでもわかるか」
「裏切られてきたわね、貴方は」
「裏切られることには慣れるようになった」
 実際にそうだったというのだ。
「色々とあった」
「そうね、貴方は」
「そして君達もだな」
「ええ、そうよ」
 その通りだとだ、春花は葦原に答えた。
「貴方程ではないにしても」
「皆過去があるな」
「地獄から救い出してもらったわ」
 春花は恩師のことも思い出した、ここで。
「それも貴方と同じかしら」
「そうか」
「そうね。それとだけれど」
「貴方達の詳しい話を聞かせてくれるかしら」
 未来は日傘をさしながらライダー達を見上げて問うた。
「焔もその為に呼んだのよね」
「ああ、あたし達の敵のことも知ってるからな」
「前から不思議に思っていましたの」
 詠は眉を顰めさせてこう言った。
「あの方々は何者なのかと」
「絶対に人間じゃないのはわかったわ」 
 日影でなくともわかることだった、それも見てすぐにだ。 
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