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ソードアート・オンライン 陰と陽の二人の剣士

作者:凛音桜
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SAO

 
前書き
はい、少し飛びます。 

 

Side 桜

_ソードアート・オンライン 通称..SAO

2022年55月に発売されるマシンは、完全なる《仮想世界》を実現したと言える。
...そこには一人の天才がいた。

茅場晶彦

ソードアート・オンラインを開発した会社の社長だ。数年前まで弱小会社だったアーガスが最大手と呼ばれるまでに成長した原動力となった、若き天才ゲームデザイナーにして量子物理学者。

...それが俺の叔父だ。そして今はソードアート・オンライン発売3日前となっている。
...今は数日前に連絡先を交換した、霧亜と電話で話している。

『そういえば、桜ってソードアート・オンラインのベータテストに応募したの?』

「ん?いや、してないぞ。...やっぱり最初に味わう感動を楽しみにしたいからな。」

『ふーん...』

と言うふうにお互いに名前を呼び捨てで呼べるぐらいに仲良くなった。
...ベータテスト?ナニソレオイシイノ?...嘘です、応募しました...落ちました...

「...そういえばもうすぐだな、発売されるの...」

『あ、うんそうだね!!桜は勿論買うんでしょ?」

「あぁ、俺の叔父さんが直々にくれるって言ってな、まぁ、うん。」

...茅場から貰います...

何て言ったらどうなるだろうか...うん、止めておこう...

『へぇ、いいなぁ...もしかして叔父さんて凄い人?』

うん、茅場晶彦だよ。...言えない、絶対に言いたくないつうか、口が裂けても言いたくない。

「ん、まぁそんな所かな...」

『ふーん...まぁいいや、あ、時間だからもう切るね~。おやすみ~』

「あぁ、おやすみ、また明日。」

....彼女と会ってからはちゃんと学校へ行っている...学校では一方的に彼女から話し掛けられるが、俺は素直に返事を返している。いつもなら全て無視をしているが、彼女にはちゃんと返事を返している。
昼には一緒に食事に誘われている。...周りの男子の視線が痛いが...
それでも彼女が嫌い、と言うわけではない。

...今は知り合い以上、友達未満だ。








3日後...

さて、ソードアート・オンラインのサービスが始まって5時間半ぐらいがたとうとしていた。しかし、桜はあえて12時には行かなかった。というより行けなかった、いきなりバイトに呼び出され、働きと言う名の労働をされた。そして、帰ってきたのは5時頃だった。
桜は帰ってきてすぐにテレビをつけ、今頃はソードアート・オンラインの特集でもやっているだろう、と思っていた。

しかし、現実はそんなに甘くなかった...

まず最初に耳に飛び込んできたのは慌てていた、ニュースキャスターの声だ。

『...もう一度繰り返します。今日12時に正式なサービスが始まったソードアート・オンラインですが、今日5時未明に茅場氏本人からの連絡があり、報道人に次のような発言を述べました。』

するとそこからは耳慣れた声が聞こえてきた。

『_ガー_えー、諸君、私が茅場晶彦だ。今、この時をもって、ソードアート・オンライン...通称SAOはデスゲームとなった。今からは強制的にナーブギアを外すとナーブギアの信号素子が発する高出力マイクロウェーブが、今SAOの中にいるプレイヤーの脳を破壊し、生命活動を停止させる。...また、それともう一つ...私の孫にあたるのかな...桜君、君がもしまだSAOにいっていないとして、この放送を聞いていて、勇気があるならば私の所まで来るといい、私が相手をしよう。...以上で放送を終わる。』

『と、茅場氏は話しており今でも証拠が掴めず、調査が難航しております。また、最後に言った茅場氏の孫_通称桜さんを只今探しております...』

俺は呆然とした。

(はっ、マジかよあの叔父さん。...いいねぇ、最後は俺に対する挑戦状って分けか...面白い、受けてたってやるよ、茅場晶彦!!)

しかし、それは恐怖ではない、俺は確かに笑っていた。

(あんたの宣言通りにSAO に行ってやるよ。...もし、満足できなかったら茅場、お前を殺す!)

そう思って、飯を食べ終わったのとドアをノックされたのは同時だった。

「おい、朝陽桜!!少し署までご同行願う!!」

扉越しから、警察であろう声が聞こえてきた。

(...さて、その前に邪魔者を排除しようか...)

俺は立ち上がり、ドアの前に行き穴から人数を確認した。

(ざっと、5、6人か、まぁ、最近ストレス溜まってたし本気で行こうか...)

ドアの前に立ち、思いきり扉を蹴った(・・・)。
するとドアが外れ、警察官達に思いきりぶち当たった。

『うぁ!!』

(さて、今ので3人が倒れたか...)

俺は直ぐに武装している警察官の背後に周り、思いきり首を手刀で殴った。

「!?」

すると警察官は声もなく倒れた。
警察達はまさか抵抗するなんて思いもしなかったのだろう、不意をつかれた。
しかしいち早く平静に戻ったリーダーであろう、警察が部下達に怒鳴った。

「大丈夫だ、これ以上抵抗してきたら銃を構えろ!それ以上に抵抗したら、撃て!!私が許可をする!!」

すると直ぐに部下達は銃を取りだした。

「朝陽桜!!これ以上抵抗するなら撃つぞ!!」

俺は望み通りに手を上げた。するとリーダーが前に出てきて俺に手錠を掛けようとした...瞬間、

「おらぁ!!」

思いきり、リーダーの顔面をぶんなぐった。
いやぁ、気持ちぃ!!

「はっはっはっあ!!」

俺はが、笑いながら一歩前にでて、部下Aに近付いた。

「ひっひぃ!!」

部下はリーダーの有り様を見て恐怖した。

「おい、」

「ひっ!!」

「お前達、こうなるのと今から逃げるのどっちがいい?」

俺はあえて満面の笑みで言った。

「ひっ、うわぁぁぁぁぁ!!」

部下達はリーダーを連れて逃げていった。...もう、警察の誇りとか関係無く...
俺は肩の力を抜いて、一言言った。

「やりすぎちった...」

周りの惨状をみて、ため息を吐きながらそう言った。

「さて、邪魔者は居なくなったからSAOへ参りますか...」

俺は今の事を反省しながら、中に入りナーブギアを被った。

(さて、霧亜はまだ生きていると信じて...まぁ、あいつなら大丈夫だろう...さて、叔父さん?俺を満足させられるかな?)

霧亜の生存を祈ると同時に、叔父_茅場に対する対抗心を燃やした。

(さて、最低でも2年はかかるかな...それまでもこの部屋ともお別れだな...)

「...リンク・...スタート!!」

...仮想世界へ誘う言葉は力強く、笑みを交えながら言った_



...これから始まる桜の世界...これが切っ掛けとなり桜は多くの友や悲しみ、はたまた、新しい世界を得る事になる_今までの桜の世界は序章、今から桜の世界の本編が始まる_



_これは、運命なんて奇跡な物語ではない。歩みという軌跡の物語が今、始まる_

 
 

 
後書き
やっと入ったよ... 
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