FAIRY TAIL 友と恋の奇跡
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第93話 見えない糸
前書き
イエーーーイ☆07だよーーー☆
今回はルーシィ&リョウの対決!!今回はリョウはルーシィを守ることができるのか!?
リョウ目線で書いていきます。
それでは、第93話・・・スタート☆
マスタービーム、あいつはマヤの父さんじゃねぇっ!!俺はすでに確信を持っていた。あいつの目、マヤと同じオレンジ色をしてたけど・・・違う。あいつの目は違うっ!!あいつの目は、『光』じゃねぇ。『闇』だっ!!
ル「マヤ、大丈夫かな・・・」
リョ「心配いらねぇ。ナツとハッピーとフレイが必ず助け出すに決まってるっ!!」
俺は信じていた。その時、
フェ「見つけた。」
俺たちの目の前に、変な格好をした女が立ちはだかる。確か、フェアリーってやつだったはずだ。
ル「そこをどいてっ!!」
フェ「どいてって言ってどくバカはいない。私と勝負。」
フェアリーは緑色の鍵と、水色の鍵を取り出した。ルーシィと同じ魔法かっ!?いや、ちょっと違うな。
フェ「開門!木緑の妖精、リーフ!!氷凍の妖精、フリーズ!!」
緑色の魔法陣から、葉っぱでできたスカートを穿いた女が現れ、水色の魔法陣から、体全身から冷気があふれ出ている男が現れた。これは妖精魔法!!
ル「開け!巨蟹宮の扉!人馬宮の扉!キャンサー!!サジタリウス!!」
キャ「久しぶりだぜエビ。」
サ「お呼びでありますかもしもし。」
すっげーーー!!星霊と妖精のバトルだっ!!
フェ「リーフはカニを、フリーズは馬を。」
リ&フ「了解しました。」
2人の妖精は駆け出した。エビ・・・じゃなくて、カニと馬はそれに向かい打つ。
ル「妖精は私たちがやるから、リョウはフェアリーをお願い!」
リョ「了解!!」
俺は走り出して、聖剣(エクスカリバー)を1本抜くと、
リョ「一心切ッ!!」
赤い光を放った聖剣でフェアリーに切り掛かろうとしたが、フェアリーは素早く黄色い鍵を取り出した。
フェ「開門!雷光の妖精、サンダー!!」
黄色い魔法陣から電撃が流れ出ている男が現れて、俺の攻撃を防いだ。
ル「一度に3体も・・・」
こいつ、魔力どんだけあるんだよ・・・
フェ「私はあなたと違うの。リーフ、フリーズ、サンダー、こいつらをぶっ飛ばして!!」
リ&フ&サ「了解しました。」
フェアリーに応えるかのように、さっきよりも強くなってやがる!!
リ「葉爆弾ッ!!(リーフボム)」
フ「絶対零度!」
サ「稲妻!」
3つの同時攻撃が俺たちに襲い掛かる。これを食らったら・・・!俺は駆け出し、ルーシィとカニと馬の前に立つ。
ル「ちょっ!リョウ!!何やって・・・」
リョ「ルーシィと、ルーシィの大切なものには、近づけさせねぇっ!!」
俺はファイターとの戦いで聖剣を1本使えないものにしちまったが、聖剣が無くたって、大切なものは守れるっ!!
ル「止めてぇーーーーーーーーーー!!!」
俺はぎゅっと目を閉じた。ドドドドドガガガガガァァァァァァァァァァン!!!
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恐る恐る目を開ける。
リョ「あ、あれ?何とも無い・・・?」
そ、そんなはず無い!俺は確かに攻撃を食らったはずだっ!!誰かが防いだのか?後ろを振り返ってもルーシィとカニと馬はそのままだ。でも、顔が思いっきり引きつっている。3人・・・いや、1人と2体の視線の先は俺の足元。俺も自分の足元に視線を落とす。
リョ「・・・え・・・?」
ロ「ぅ・・・うぐ・・・!」
俺の足元には傷だらけのロキ(レオ)が倒れていた。
リョ「ロキ!!何でお前がっ!?」
ロ「ルーシィの、叫び声が聞こえてね・・・急いで門(ゲート)を通って来てみたら、また君が自分を犠牲にしようとなってたから、思わず・・・」
・・・こいつ、どんだけバカなんだよ・・・
フェ「下らない。星霊は死にはしない。別に攻撃を食らっても平気。」
ブチッ!!今の言葉に俺とルーシィの堪忍袋の緒が切れた。
ル「星霊は盾なんかじゃないっ!確かに死んだりはしない。でも!痛みや感情は、人間と同じであるのっ!!」
リョ「お前の妖精だって同じだっ!!操られてるからって、お前酷すぎるぞっ!!!」
俺は聖剣を持ち直す。自分でも分かった。俺の怒りのオーラで、周りの大気がビクビク震えているのを・・・
リョ「ルーシィはロキの傍にいてくれ。後、カニと馬の力を貸してくれ。」
ル「分かったわ。」
フェ「リーフ、フリーズ、サンダー、もう1回同じのをお見舞いして!!」
リ「葉爆弾ッ!!」
フ「絶対零度!」
サ「稲妻!」
また同じ攻撃が俺たちに襲い掛かってくる。
ル「キャンサーとサジタリウスはリョウを援護して!!」
エ「了解エビ。」
サ「了解しましたもしもし。」
ルーシィの指示でカニと馬が俺の前に立つと、カニは愛用のハサミで葉爆弾を切り刻む。葉爆弾はドガンッ!と凄まじい音を立てて爆発する。馬は弓で氷を打ち砕いていく。さすが弓の名手だぜ。残ったのは雷だ。俺は飛び上がると、
リョ「空高切ッ!!」
青い光を纏った聖剣で稲妻を切り裂いた。
フェ「う、嘘!!」
驚いているフェアリーに向かって俺は走り出す。途中でリーフとフリーズとサンダーが襲い掛かってきたが、全てかわした。フェアリーとの距離後10m程のところで俺はもう一度飛び上がった。
リョ「良い事教えてやるよ。」
俺は下にいるみんなに聞こえるようにでかい声で話す。
リョ「人と人はな、見えない糸で繋がっているんだ。」
人は、好きな人はもちろん、初対面の人でも、喧嘩をした人でも、見えない糸で繋がっているんだ。でも、自分が大切だと思う人と繋ぐがっている糸は見えるんだ。
リョ「お前に、妖精たちと繋がっている糸が見えるかっ!!」
ルーシィや、星霊には見えている。もちろん俺にも見える。妖精の尻尾の魔道士には全員見えるんだっ!!
リョ「人と人の和は、俺たちを強くするんだっ!!!竜桜切ッ!!」
俺の背後に、いつもより倍の大きさの青いドラゴンが浮かび上がる。聖剣をフェアリーに振りかざしたと同時に、ドラゴンは消えて、桜の花びらが舞い散る。
フェ「キャアァァァァァァァァァァ!!!」
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リョ「・・・はぁ・・・・・」
俺は膝から崩れるようにその場に倒れた。
ル「リョウ!!」
ルーシィが駆けつける。ロキたちは帰ったみたいだな。
ル「さっきのリョウ、かっこよかったよ。」
リョ「へへっ、サンキュー。」
フェ「うっ・・・」
フェアリーが痛そうに足を押さえながら起き上がる。
ル「あなたたちのマスターの企みは何?」
フェ「知らないよぉ~。」
キャラ変わりすぎだろっ!?操られてたからか?
フェ「ファイターなら知ってると思うよぉ~。私たちの頼れるリーダーだから~。」
あいつか・・・あいつとはもう戦いたくねぇ・・・これ以上、聖剣をバキバキに折られたらヤバイからな・・・俺たちは部屋を出た。
ル「マヤ、無事かしら?」
リョ「どうだろうな?」
その時、
エ「ルーシィ~!!」
グ「リョウ~!!」
前方からエルザとショールとグレイとユモとウェンディとトーヤとシャルルが走って来た。
ル「みんなは何か分かった?」
ショ「グレイとユモが聞き出せたみたいだ。」
おしっ!これでビームの企みがわかるな。
ト「後はナツさんとハッピーさんとフレイさんが来れば・・・」
その時、
エ&ショ&グ&ユ&ウェ&ト&シャ「!!!!!」
ル「ひぃ・・・」
リョ「な、何だ・・・このバカデカイ魔力・・・」
恐ろしくて身震いするくらいの魔力を背中で感じた。お、おいおいおい・・・マカロフさん並の魔力だぞ・・・
ル「もしかして、不死鳥の欲望!?(フェニックスディザイア)」
シャ「その可能性が一番有り得るのよ。」
その時、
マ「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」
聞き覚えのある悲鳴が聞こえた。
ユ「マヤの声ッ!?」
ウェ「ど、どど、どうしよう・・・」
グ「時間がねぇっ!!」
エ「ナツたちはまだなのかっ!?」
くっそっ!!ナツ!ハッピー!フレイ!1秒でも早く勝負を終わらせてくれっ!!!
後書き
第93話終了です☆
見えない糸。これは私のおばあちゃんが私が5歳のころに教えてくれた言葉です。私は13歳になった今でもこの言葉を信じています。おばあちゃんは6年前に死んじゃいましたが・・・
刻々と迫る時。マヤの運命はどうなる!?
次回はナツ&ハッピー&フレイの対決!!そして、お待たせ致しました!!いよいよ、ビームの企みが次回明らかになります!!
次回見逃したらいけないよ☆
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