| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

FAIRY TAIL 友と恋の奇跡

作者:紺碧の海
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第86話 一緒なんだよ・・・ 

 
前書き
こんにちは~♪07で~す♪
今回はグレイとユモの対決!!
グレイ目線で書いていきますよ。
それでは、第86話・・・スタート♪ 

 
俺とユモはキンユリーにいるんだけどよ、なんかいきなり吹雪いてきたな。くっそ、前がよく見えねぇ。

ソ「戦いやすくていい。」

グ&ユ「!!」

吹雪の中から現れたのは、確か、ソードってゆうやつだ。

ユ「そんな格好で寒くないの?」

ソ「そう言うあなたたちも同じようなもの。男の方は服まで脱いでる。」

グ「あ?服なんか脱いで・・・っておぉ!いつの間にっ!?」

ソ「無意識なの?」

仕方ねぇだろ。癖なんだからよ。そんな事より、

グ「マヤはどこだ。」

ソ「たぶん、飛行船の中で、マスタービームと一緒にいると思う。」

ユ「マヤをどうするつもりなの。」

ソ「さぁ?私にも分からない。」

こいつ、無表情でしゃべるから、本当なのか嘘なのか見当もつかない俺たちが話している間にも、吹雪はさらに酷くなっていく。

ソ「話は終わり。」

そう言うとソードは背中に背負っていた剣を取り出した。リョウの聖剣(エクスカリバー)よりも遥かに大きい。てゆうか、自分の体よりでかいんじゃねぇかぁ!?

ソ「マスタービームの夢を叶えるため、私はあなたたちをここで潰す!」

グ「言ってくれるじゃねぇか。」

ユ「私たちを怒らせたら、後悔するよ。」

ユ、ユモ、黒いオーラを出しながら笑顔で言うな・・・

ソ「炎の剣。(ファイアソード)」

すると、ソードのバカデカイ剣が赤くに光りだした。

ソ「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

その剣を俺たちに振りかざす。

グ「アイスメイク、盾ッ!!(シールド)」

なんとか防ぐものの、氷が溶け始めた!!

ユ「アイスメイク、爆弾ッ!!(ボム)」

ユモのおかげで、ソードの攻撃が直撃はしなかった。ソードの剣は、属性を変えて戦う剣みたいだな。

ソ「さすが勘の鋭いグレイ・フルバスター。あなたの言うとおり。」

ん?何で俺の名前を?

ソ「すでに情報済み。水の剣。(ウォーターソード)」

今度は剣が青く光りだした。水なら凍らせるぜ!

ソ「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

俺は攻撃をかわさず、タイミングを見計らって、ソードの剣を凍らせる。

ソ「!!」

ユ「アイスメイク、剣ッ!!(ソード)」

ユモが隙をついて攻撃を仕掛けるが、ソードはバク転をしてかわす。着地したところで、

グ「氷欠泉ッ!!(アイスゲイザー)」

ソ「炎の剣。」

ソードはどこから取り出したかわからねぇが、もう1本の剣で氷をどんどん溶かしていく。

ソ「予備の剣。」

グ「予備なんてあるのかよっ!?」

ユ「ずるいっ!!」

ソ「こうでもしないと勝てないから。」

全く、厄介な相手だぜ。

ユ「そんなに勝ちたい理由があるの?」

ソ「?」

グ「お前等のマスターが、不死鳥の欲望(フェニックスディザイア)を利用して、何を企んでいるか俺たちは知らねぇが、ここまでしてやりたい事なのかよ。」

ソードは、俺たちの言葉に下を向くと、

ソ「マスタービームは、私たちの命の恩人。」

グ&ユ「恩人?」

闇ギルドのマスターがか?

ソ「私とスパイダーは幼くして家族を亡くして、ウォーターとフェアリーは何らかの理由で街を追い出されて、ファイターは親に捨てられたんだ。」

グ&ユ「!!!」

ソ「途方に暮れた私たちを、マスタービームは救ってくれた。私たちは決意した。どんな事があろうと、マスタービームに従う事を!19年間、今までずっと従ってきた!」

19年間も・・・隣でユモが拳を硬く握った。

ユ「・・・一緒だよ。」

ソ「!?」

グ「マヤも一緒なんだよ。お前等と。」

ユ「マヤは4歳の頃に実の親に森の奥深くに捨てられたの。そこを鳳凰に拾われて育ててくれたんだよ。」

グ「お前等になら分かるだろっ!マヤの気持ちをっ!!マヤの辛い過去をっ!!」

ソードは小刻みに震えると、

ソ「・・・分かったとしても敵だっ!!」

どんだけマスターを信頼してるんだよ・・・

ソ「超・炎の剣!!(スーパーファイアソード)」

さっきよりも赤い光が増した剣を振りかざしてくる。俺とユモはかわす事が出来たが、

ソ「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

グ「ぐおっ!!」

ユ「キャア!!」

ものすごいスピードで俺たちの背後に周ったソードの攻撃が直撃した。俺は右腕にものすごい痛みを感じ、見ると赤く腫れていた。火傷したみたいだ。

グ「熱っ!!」

ユ「ひ、皮膚が、焼けそう・・・」

ユモは左腕に火傷を負った。

ソ「マスターをバカにする人は、私がこの手で潰すっ!!」

おいおいおいおいおいっ!!さっきと態度が逆転してんじゃねぇかっ!?

ソ「超・雷の剣!!(スーパーサンダーソード)」

グ「ぐわぁぁぁぁぁ!!」

ユ「うあぁぁぁぁぁ!!」

今度は火傷で動けなく雷が直撃した。

ソ「これで止め。超・闇の剣!!!(スーパーダークソード)」

ユ「・・・闇・・・・・?」

げっ!!まずい!!ユモはハルトのせいで闇がトラウマになっているんだっ!!それを知らないソードは、

ソ「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

どす黒い色をした光を纏った剣を振りかざしてきた。が、

ソ「え・・・?」

ユモに素手で止められた。ユモの手から血が流れる。ソードが剣を取ろうとするが、剣はユモの手に握られたままビクともしない。

ソ「ど、どうなって・・・」

グ「お、おい、ユモ・・・?」

よく見ると、ユモの頬を何かが伝っていた。

ユ「・・・嫌だよね。」

グ&ソ「!?」

ユ「自分のせいで、他人や、大切な人が傷つくのを見ると、誰だって嫌だよね・・・」

ソ「・・・・・」

グ「ユモ・・・」

ユモは顔を上げると、

ユ「あなたたちは、今、自分の過去と同じ事をしているんだよ・・・!」

ソ「!!」

そう言うとユモは剣から手をゆっくり放した。ユモの赤い血が付いた剣が雪の積もっている地面に落ちる。ソードはその場に座り込み、地面に額と手を着くと、

ソ「参りました・・・」

俺たちに土下座して謝った。それを見たユモは、

ユ「そ、そんな!謝ってもらおうとしたわけじゃないのに!えぇっと・・・」

困った表情でソードを宥めていた。まぁ、何はともあれ、俺たちの勝利ってことだな。さてと、待機所に戻るか。

ソ「あ、あの・・・」

俺たちが待機所に戻ろうとしたところをソードが呼び止めた。

ソ「・・・ちょっと、頼み事、していい、かな?」

グ「頼み事?」

ユ「私たちに?」

するとソードはどこか悲しげな顔をして、

ソ「私たちを、マスタービームから、助けてほしいの。」

グ&ユ「えっ!?」

おいおいおいおいおいっ!!さっきと言ってる事が矛盾してるぞっ!!お前等はマスターを信頼してるんだよなっ!?

ソ「もちろん信頼はしてる。でも、私たち、時々操られるんだ・・・」

ユ「マスターに操られる?」

どうゆう意味だ?

ソ「詳しい事はすぐに分かるよ。」

よく分からねぇけど・・・

グ「まぁ、出来る限りの事ならやっておくぜ。」

ソ「ほんとっ!?」

ユ「うん。みんなにも伝えておくよ。」

ソ「ありがとう!!」

するとまたソードは額と手を地面に着いて、土下座した。ここは土下座じゃなくていいと思うけどな・・・

ユ「それじゃあね、ソード。」

ソ「ありがとう。ユモス・クオリナ!グレイ・フルバスター!」

あいつ、俺たちと戦ったら、キャラ変わったな。

ユ「操られている・・・どうゆう意味なんだろ?」

グ「それと、すぐ分かるって事もよく分かんねぇな。」

それに、もしかすると・・・・・俺の勘が正しければ、この戦い、まだ終わらねぇ!! 
 

 
後書き
第86話終了で~す♪
災いの天使(ディザスタエンジェル)の秘密を知ってしまったグレイとユモ。でも、まだよくわからないようです。読者の皆様も、気づいてる方はいらっしゃると思います。
次回はルーシィ&リョウの対決!!
第87話でお会いしましょう~♪ 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

感想を書く

この話の感想を書きましょう!




 
 
全て感想を見る:感想一覧