FAIRY TAIL 友と恋の奇跡
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第86話 一緒なんだよ・・・
前書き
こんにちは~♪07で~す♪
今回はグレイとユモの対決!!
グレイ目線で書いていきますよ。
それでは、第86話・・・スタート♪
俺とユモはキンユリーにいるんだけどよ、なんかいきなり吹雪いてきたな。くっそ、前がよく見えねぇ。
ソ「戦いやすくていい。」
グ&ユ「!!」
吹雪の中から現れたのは、確か、ソードってゆうやつだ。
ユ「そんな格好で寒くないの?」
ソ「そう言うあなたたちも同じようなもの。男の方は服まで脱いでる。」
グ「あ?服なんか脱いで・・・っておぉ!いつの間にっ!?」
ソ「無意識なの?」
仕方ねぇだろ。癖なんだからよ。そんな事より、
グ「マヤはどこだ。」
ソ「たぶん、飛行船の中で、マスタービームと一緒にいると思う。」
ユ「マヤをどうするつもりなの。」
ソ「さぁ?私にも分からない。」
こいつ、無表情でしゃべるから、本当なのか嘘なのか見当もつかない俺たちが話している間にも、吹雪はさらに酷くなっていく。
ソ「話は終わり。」
そう言うとソードは背中に背負っていた剣を取り出した。リョウの聖剣(エクスカリバー)よりも遥かに大きい。てゆうか、自分の体よりでかいんじゃねぇかぁ!?
ソ「マスタービームの夢を叶えるため、私はあなたたちをここで潰す!」
グ「言ってくれるじゃねぇか。」
ユ「私たちを怒らせたら、後悔するよ。」
ユ、ユモ、黒いオーラを出しながら笑顔で言うな・・・
ソ「炎の剣。(ファイアソード)」
すると、ソードのバカデカイ剣が赤くに光りだした。
ソ「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
その剣を俺たちに振りかざす。
グ「アイスメイク、盾ッ!!(シールド)」
なんとか防ぐものの、氷が溶け始めた!!
ユ「アイスメイク、爆弾ッ!!(ボム)」
ユモのおかげで、ソードの攻撃が直撃はしなかった。ソードの剣は、属性を変えて戦う剣みたいだな。
ソ「さすが勘の鋭いグレイ・フルバスター。あなたの言うとおり。」
ん?何で俺の名前を?
ソ「すでに情報済み。水の剣。(ウォーターソード)」
今度は剣が青く光りだした。水なら凍らせるぜ!
ソ「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
俺は攻撃をかわさず、タイミングを見計らって、ソードの剣を凍らせる。
ソ「!!」
ユ「アイスメイク、剣ッ!!(ソード)」
ユモが隙をついて攻撃を仕掛けるが、ソードはバク転をしてかわす。着地したところで、
グ「氷欠泉ッ!!(アイスゲイザー)」
ソ「炎の剣。」
ソードはどこから取り出したかわからねぇが、もう1本の剣で氷をどんどん溶かしていく。
ソ「予備の剣。」
グ「予備なんてあるのかよっ!?」
ユ「ずるいっ!!」
ソ「こうでもしないと勝てないから。」
全く、厄介な相手だぜ。
ユ「そんなに勝ちたい理由があるの?」
ソ「?」
グ「お前等のマスターが、不死鳥の欲望(フェニックスディザイア)を利用して、何を企んでいるか俺たちは知らねぇが、ここまでしてやりたい事なのかよ。」
ソードは、俺たちの言葉に下を向くと、
ソ「マスタービームは、私たちの命の恩人。」
グ&ユ「恩人?」
闇ギルドのマスターがか?
ソ「私とスパイダーは幼くして家族を亡くして、ウォーターとフェアリーは何らかの理由で街を追い出されて、ファイターは親に捨てられたんだ。」
グ&ユ「!!!」
ソ「途方に暮れた私たちを、マスタービームは救ってくれた。私たちは決意した。どんな事があろうと、マスタービームに従う事を!19年間、今までずっと従ってきた!」
19年間も・・・隣でユモが拳を硬く握った。
ユ「・・・一緒だよ。」
ソ「!?」
グ「マヤも一緒なんだよ。お前等と。」
ユ「マヤは4歳の頃に実の親に森の奥深くに捨てられたの。そこを鳳凰に拾われて育ててくれたんだよ。」
グ「お前等になら分かるだろっ!マヤの気持ちをっ!!マヤの辛い過去をっ!!」
ソードは小刻みに震えると、
ソ「・・・分かったとしても敵だっ!!」
どんだけマスターを信頼してるんだよ・・・
ソ「超・炎の剣!!(スーパーファイアソード)」
さっきよりも赤い光が増した剣を振りかざしてくる。俺とユモはかわす事が出来たが、
ソ「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
グ「ぐおっ!!」
ユ「キャア!!」
ものすごいスピードで俺たちの背後に周ったソードの攻撃が直撃した。俺は右腕にものすごい痛みを感じ、見ると赤く腫れていた。火傷したみたいだ。
グ「熱っ!!」
ユ「ひ、皮膚が、焼けそう・・・」
ユモは左腕に火傷を負った。
ソ「マスターをバカにする人は、私がこの手で潰すっ!!」
おいおいおいおいおいっ!!さっきと態度が逆転してんじゃねぇかっ!?
ソ「超・雷の剣!!(スーパーサンダーソード)」
グ「ぐわぁぁぁぁぁ!!」
ユ「うあぁぁぁぁぁ!!」
今度は火傷で動けなく雷が直撃した。
ソ「これで止め。超・闇の剣!!!(スーパーダークソード)」
ユ「・・・闇・・・・・?」
げっ!!まずい!!ユモはハルトのせいで闇がトラウマになっているんだっ!!それを知らないソードは、
ソ「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
どす黒い色をした光を纏った剣を振りかざしてきた。が、
ソ「え・・・?」
ユモに素手で止められた。ユモの手から血が流れる。ソードが剣を取ろうとするが、剣はユモの手に握られたままビクともしない。
ソ「ど、どうなって・・・」
グ「お、おい、ユモ・・・?」
よく見ると、ユモの頬を何かが伝っていた。
ユ「・・・嫌だよね。」
グ&ソ「!?」
ユ「自分のせいで、他人や、大切な人が傷つくのを見ると、誰だって嫌だよね・・・」
ソ「・・・・・」
グ「ユモ・・・」
ユモは顔を上げると、
ユ「あなたたちは、今、自分の過去と同じ事をしているんだよ・・・!」
ソ「!!」
そう言うとユモは剣から手をゆっくり放した。ユモの赤い血が付いた剣が雪の積もっている地面に落ちる。ソードはその場に座り込み、地面に額と手を着くと、
ソ「参りました・・・」
俺たちに土下座して謝った。それを見たユモは、
ユ「そ、そんな!謝ってもらおうとしたわけじゃないのに!えぇっと・・・」
困った表情でソードを宥めていた。まぁ、何はともあれ、俺たちの勝利ってことだな。さてと、待機所に戻るか。
ソ「あ、あの・・・」
俺たちが待機所に戻ろうとしたところをソードが呼び止めた。
ソ「・・・ちょっと、頼み事、していい、かな?」
グ「頼み事?」
ユ「私たちに?」
するとソードはどこか悲しげな顔をして、
ソ「私たちを、マスタービームから、助けてほしいの。」
グ&ユ「えっ!?」
おいおいおいおいおいっ!!さっきと言ってる事が矛盾してるぞっ!!お前等はマスターを信頼してるんだよなっ!?
ソ「もちろん信頼はしてる。でも、私たち、時々操られるんだ・・・」
ユ「マスターに操られる?」
どうゆう意味だ?
ソ「詳しい事はすぐに分かるよ。」
よく分からねぇけど・・・
グ「まぁ、出来る限りの事ならやっておくぜ。」
ソ「ほんとっ!?」
ユ「うん。みんなにも伝えておくよ。」
ソ「ありがとう!!」
するとまたソードは額と手を地面に着いて、土下座した。ここは土下座じゃなくていいと思うけどな・・・
ユ「それじゃあね、ソード。」
ソ「ありがとう。ユモス・クオリナ!グレイ・フルバスター!」
あいつ、俺たちと戦ったら、キャラ変わったな。
ユ「操られている・・・どうゆう意味なんだろ?」
グ「それと、すぐ分かるって事もよく分かんねぇな。」
それに、もしかすると・・・・・俺の勘が正しければ、この戦い、まだ終わらねぇ!!
後書き
第86話終了で~す♪
災いの天使(ディザスタエンジェル)の秘密を知ってしまったグレイとユモ。でも、まだよくわからないようです。読者の皆様も、気づいてる方はいらっしゃると思います。
次回はルーシィ&リョウの対決!!
第87話でお会いしましょう~♪
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