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FAIRY TAIL 友と恋の奇跡

作者:紺碧の海
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第83話 連れ去られたマヤ

 
前書き
ど~も~♪07で~す♪
今回は災いの天使(ディザスタエンジェル)のフェアリーに連れ去られたマヤ。負傷者が大勢いる妖精の尻尾がとった行動は・・・!?
途中で目線が変わります。最初はウェンディ目線からで~す♪
それでは、第83話・・・スタート♪ 

 
待機所に次々と怪我をした人たちが運ばれてきました。中には毒で倒れた方も・・・この時点で今残っているのは、ナツさん、ハッピー、フレイさん、ルーシィさん、リョウさん、グレイさん、ユモさん、エルザさん、ショールさん、トーヤさん、シャルル、ミラさん、リサーナさん、レビィさん、ギルダーツさん、私だけです。

ル「・・・まさか、マヤが狙いで攻めて来たとはね・・・」

そう、マヤさんが災いの天使の人たちに連れ去られたとナツさんたちから聞かされた時は驚きました。

ユ「何で・・・何でマヤを・・・?」

ユモさんはすでに目に涙を浮かべています。するとフレイさんが、

フ「・・・これは俺の推測だけど・・・恐らく、不死鳥の欲望(フェニックスディザイア)を、狙っているんじゃないかな?」

ギ「不死鳥の・・・欲望?」

ミ「フレイ、それは何なの?」

そっか、これを知っているのは私たちだけでしたね。私たちはギルダーツさん、ミラさん、リサーナさん、レビィさんに不死鳥の欲望の事を話しました。

リ「そんな力がマヤにあるの・・・!?」

ト「でもフレイさん、それはフレイさんが持って来た薬で・・・」

シャ「トーヤの言うとおりよ。あの時、マヤは確かに薬を飲んで、不死鳥の欲望の力を抑えたはずでしょ?」

フ「・・・あいつ等は、災いの天使のやつ等は、不死鳥の欲望の事を、詳しく知っているのかもしれない。俺や鳳凰も知らない、何かを・・・」

ウェ「フレイさん・・・」

フレイさんは額に手を当てて唇を噛み締めました。

ショ「不死鳥の欲望・・・世界を滅ぼす事が出来る魔法・・・」

エ「やつ等は、世界を滅ぼそうとしているのか・・・?」

ナ「んな事させるかぁーーーーー!!!」

突然、今まで黙っていたナツさんが大声を上げました。

ハ「ナツ!落ち着いてよっ!!」

ナ「これが落ち着いてられるかよっ!!マヤを道具みたいに扱き使って・・・!!許せねぇんだよっ!!!」

ナツさんの硬く握られた拳は怒りで満ち溢れてました。

リョ「ナツ、お前の気持ちと俺たちの気持ちも一緒だ。」

ギ「だが、今ここで暴れても意味がねぇ。」

ナ「・・・・・」

リョウさんとギルダーツさんのおかげで、ナツさんが少しだけ落ち着きました。

グ「まずはこれからどうするかだな。」

レ「また災いの天使のやつ等が攻めて来るかもしれないしね。」

ミ「負傷者もこんなにいたら・・・」

シャ「それに、これ以上負傷者が出たら、ウェンディの魔力も持たないわ。」

ウェ「私の事はいいんですっ!!」

私は一番弱いし、災いの天使の人たちと戦ってもすぐに負けちゃうから・・・だから、責めてみなさんの治療は私が遣らないと・・・!すると、ユモさんが私の肩に手を置いて、

ユ「ウェンディ、自分がそれでよかったとしても、ウェンディの事を大切に思っている私たちにとったら、いけない事なんだよ。」

ウェ「・・・・・」

ユモさんの言葉に、私はそれ以上何も言えませんでした。すると、ナツさんが立ち上がると、

ナ「俺は、あの飛行船に乗り込む。」

ナ以外「はぁ!!!???」

ナツさんの言葉にみなさん驚嘆の声を上げました。

ル「ちょっと!いきなり何言ってるのよっ!?」

ト「相手は闇ギルドですよ!それに、マヤさんの身にもし何かあったら・・・」

ナ「ここで突っ立ってるわけにもいかねぇだろっ!!!」

私には、ナツさんの目に怒りと、悲しさの涙がたまっているように見えました。

エ「・・・私もナツの作戦に賛成だ。」

ショ「エルザァッ!?」

リョ「俺もだ。」

ル「リョウまでっ!!」

ユ「私も行くっ!」

グ「ユモッ!!」

エルザさん、リョウさん、ユモさんもナツさんの意見に賛成しちゃいましたっ!!

エ「ナツの言うとおり、ここでじっとしてても何も始まらないからな。」

リョ「その間に、マヤに何かあったら大変だ。」

ユ「世界も大切だけど、私はマヤの命の方が大切だと思う!そうでしょ、ナツ。」

ナ「あぁ。」

すると、

フ「みんなに迷惑掛けるなんてダメだな。俺もマヤの相棒として、協力するぜ。」

ナ「フレイ!」

ハ「おいらはナツの相棒だもん!おいらはもちろん行くよっ!!」

ナ「ハッピー!」

グ「はぁ、全く面倒なやつだな。」

ナ&ユ「グレイ!!」

ル「私も、人肌脱いじゃおっかなぁ~。」

ナ&リョ「ルーシィ!!」

人肌脱がなくてもいいと思いますけど・・・

ショ「俺も行くよ。」

ウェ「私も頑張ります!」

シャ「ウェンディが行くなら私も。」

ト「僕も行きます!」

結局、みなさんが行く事に。

エ「みんなで行っても待機所が困る。ミラとリサーナとレビィとウェンディとトーヤとシャルルはまたここに残ってくれ。」

レ「うん!」

ミ&リ「OK!!」

ウェ「わかりました。」

シャ「仕方ないわね。」

ト「了解です!」

ナ「おっしゃーーーーー!!!」

ナツさんが喜びの歓声を上げたその時、

フェ「ヤッホ~♪」

全「!!!」

驚いて振り向くと、5人の男女が待機所の前にいました。この人たちが・・・

ギ「おっ!蜘蛛野朗じゃねぇかっ!!」

ス「ギルダーツじゃないっすかっ!!」

な、何ですか、この関係・・・

ナ「変なやつだっ!!」

ハ&フ「変なやつだ!!」

フェ「だぁ~かぁ~らぁ~!違うって言ってるよぉ~!!」

ユ「マヤ以上にテンションが高い・・・」

ユモさん、私もそう思います。

ファ「小娘は今はマスターと一緒にいるわよ。」

ウォ「俺たちは退屈だからお前等と戦いに来たんだ。」

これ、完全に挑発してますよね。

エ「わざわざ貴様等から来るとはな。」

リョ「飛行船に乗り込む手間が省けたぜ。」

ソ「・・・じゃ、勝負スタート。」

すると、さっきまでいた人たちは瞬間移動(テレポート)で姿を消してしまいましたっ!!

ナ「あの変なやつ~!!行くぞっ!ハッピー!フレイ!」

ハ「あいさーーー!!」

フ「待てーーー変なやつーーー!!」

ナツさんとハッピーとフレイさんは、すぐにあの人たちを追いかけてニコホリースの街へ。

ル「リョウ、私たちも行こう!」

リョ「おぅ!!」

ルーシィさんとリョウさんはオーリアの街へ。

グ「俺たちも行くぞ!」

ユ「わかってるよ。」

グレイさんとユモさんはキンユリーの街へ。

エ「ショール、私たちも。」

ショ「だな。」

エルザさんとショールさんはミジリョーホウの森へ行っちゃいました。

ト「みなさん、大丈夫ですかね?」

ミ「大丈夫よ。」

リ「みんな強いもん。」

レ「全員倒して戻ってくるよ。」

ウェ「ですね。」

シャ「そうね。」

ギ「あぁ。」

あれ?ギルダーツさんは行かないんですか?

ギ「ん?これから行くぜ。」

ウェ&ト&シャ&リ&レ「えぇーーーーーーーーーー!!!」

ミ「気をつけてね。」

ミ、ミラさん・・・

シャ「やっぱ、天然ね・・・」

リ「ミラ姉・・・」

レ「アハハハハハ・・・」

ギ「そんじゃ、行ってくるわ。」

ギルダーツさんもカービフェンの街に行っちゃいました。

ト「ギルダーツさんって、いったい?」

ミ「どこにでもいる、普通のおじさんよ。」

ト「・・・はぁ。そう、ですか。」

****************************************************************************************

          『ここからは、マヤ目線でいきたいと思います。』

マ「・・・ん、ん~・・・?」

ここは・・・?ってそうだ!!なんか妙にテンション高い変なやつに連れ去られたんだっ!!

マ「早くここから出ないと・・・って、えぇーーーーーっ!!」

私の腕と足は縄で固く縛られていて身動きが出来ない状態。・・・こうゆう展開、前にもあったよ・・・しかも、今回は・・・

マ「何この服~~~!!!」

私のいつもの服は、象が描かれている黄色いTシャツに、白いショーパンのはずなのに・・・

マ「何でドレスになってるの~~~~~!!!」

薄い黄色のドレスに身を包んだ自分・・・なんかヤダ・・・って、誰が着替えさせたのっ!?さっきから驚いてばかりの私の前に、

ビー「起きたか。動物姫(アニマルプリンセス)。いや、鳳凰の娘と呼んだ方がいいか?」

マ「!!!」

白いYシャツに黒い帽子とズボンと革靴とマントに身を包んだ男が現れた。

ビー「災いの天使のマスター、ビームだ。」

マ「コードネームなんか名乗ってどうするの。」

ビー「知っていたのか。」

マ「妙にテンション高い変なやつから教えてもらったの。」

ビー「フェアリーの事だな。」

そうそう・・・って、こんな下らない話をしてる場合じゃなかったっ!!

マ「私をどうするつもり?てゆうか何でドレスなのっ!?」

ビー「その方がお似合いだと思ってな。あ、もちろん着替えさせたのは女の魔道士だから、安心して大丈夫だ。」

そ、それでもね・・・私にだって、デリカシーとゆうものが存在するんだよっ!!

ビー「話を元に戻して、お前をここに連れてきたのは、不死鳥の欲望を発動させるためだ。」

マ「え・・・?」

ビー「君の相棒の鳥が封じたらしいが、俺にはそんなの効かないんでね。」

う、嘘でしょ!?

マ「な、何でそんな事を・・・」

ビー「それは言えない。」

不死鳥の欲望・・・世界を、滅ぼす事が出来る魔法・・・

マ「・・・出来るならやってみなよ。」

ビー「?」

マ「あんたの思い通りには絶対にさせないっ!!私が自力で不死鳥の欲望を止めてやるっ!!!」

ビー「面白い事を言うんだな。フェアリーと似ているな。」

あんな変なやつと一緒にしないでよ。私のせいで、世界が、みんなが傷つくくらいなら・・・私自身で止めればいいんだっ!!天使になんかに負けてたまるかっ!!私は、あんたなんかの道具じゃないっ!!!こうして、妖精と天使の世界を賭けた戦いが、幕を開けた。 
 

 
後書き
第83話終了で~す♪
ナツたちはマヤを助けるために天使たちに立ち向かう!!一方、連れ去られたマヤは自力で不死鳥の欲望を止めると決意した!!災いの天使のマスター、ビームの企みとは!?
次回はギルダーツの戦い!!
第84話でお会いしましょう~♪ 
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