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FAIRY TAIL 友と恋の奇跡

作者:紺碧の海
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第73話 2人の冷血滅竜魔道士(ドラゴンスレイヤー)

 
前書き
はいど~も~!07です!!
今回はナツ&ハッピー&フレイがマヤを助けるために立ち向かう!!その相手は・・・!?
途中で目線が変わります。最初はナツ目線でいきます!
それでは、第73話・・・スタート!! 

 
ナ「マヤ~!!」

ハ「マヤァ~!!」

フ「聞こえたら返事しろ~!!」

森に俺たちの声だけがこだまする。くそっ!近くでマヤのにおいがするのに、何で見つからねぇんだよっ!!

?「あ~うるさい。」

?「もうちょっと静かにしてくれよ。」

ナ「誰だっ!!」

後ろを振り返ると、白と黒の不気味な仮面をつけた2人が木の上に立って俺たちの事を見下ろしていた。

ハ「ナツ、フレイ、こいつら白黒の仮面(モノクロマスク)のやつらだよ!」

?「猫にしちゃあ詳しいな。」

ナ「ハッピーをバカにするんじゃねぇっ!!」

?「だから静かにしてとさっきから言っている。」

そいつらは仮面を外すと、

ノ「俺はノーヴェ・グラシー。白黒の仮面の幹部の1人。」

シ「同じく、シロマ・ホワイト。」

ノートは水色のボサボサ頭に、青い瞳。シロメは背中がすっぽり隠れる純白の髪に、右目が黒で左目が水色の瞳。てか、な、何だこいつらの目・・・ずっと見てたら凍りつきそうだ・・・

ノ「俺はノーヴェだ。お前等、動物姫(アニマルプリンセス)の事を捜してるみたいだな。」

氷みたいな青い目で、ノートが俺たちに問う。

フ「マヤはどこだ。」

シ「私たちに勝つ事が出来たら、教えてあげてもいいわよ。ただし・・・」

ノ&シ「生きて勝つ事ができたらの話だけど。」

お前等、すっげぇ~息ぴったりじゃねぇか。

ナ「さっさと終わらせるぞ!!火竜の・・・鉄拳ッ!!」

俺の攻撃は簡単にかわされた。

フ「ファイアメイク、炎の渦ッ!!(ファイアトルネード)」

人間の姿になったフレイも攻撃するがこっちも簡単にかわされた。

フ「ナツはノーヴェを頼む。シロマは俺がやる!」

ナ「おっしゃ~!!火竜の・・・鉤爪ッ!!」

俺はフレイの言うとおり、ノートに攻撃する。

ノ「人の名前を間違えるな。俺はノーヴェだ。」

訂正しながらも冷静に俺の攻撃をかわす。フレイもシロメにかわされたみたいだな。

シ「私はシロマよ。」

あれ?違ったか?

ノ「今度は俺たちからだ。氷竜の・・・」

シ「雪竜の・・・」

フ「お、おいナツ・・・!!」

ハ「こいつ等、まさか!!」

ナ「滅竜魔道士!?(ドラゴンスレイヤー)」

ノ&シ「咆哮ッ!!」

ナ「火竜の・・・咆哮ッ!!」

俺は驚きながらも向かい打つ。3つの咆哮がぶつかり合い、ドドガガガァァァァァンッ!!!と爆発した。砂煙が宙を舞う。

ナ「・・・お、お前等も滅竜魔道士なのか・・・!?」

ノ「そうだ。俺は氷竜、アイスティリアに育てられ、体に氷の滅竜魔法の魔水晶(ラクリマ)を埋め込んでいる。」

ナ&ハ&フ「!!??」

シ「私は雪竜、スノーフィリスに育てられ、体に雪の滅竜魔法の魔水晶を埋め込んだの。」

竜(ドラゴン)に育てられて、体内に滅竜魔法の魔水晶を埋め込んだ・・・とゆう事は・・・!!

フ「第3世代の滅竜魔道士か・・・」

ハ「しかも2人・・・どうするのナツ?」

ナ「決まってるだろ。こいつ等をぶっ飛ばして、マヤを助けるだけだっ!!」

ノ&シ「それはどうかな?」

相手は氷と雪だ。炎のほうが有利だぜ。

ナ「いくぞハッピー!」

ハ「あいさー!」

俺は空中からノートに向かって、

ノ「俺はノーヴェだっ!」

ナ「火竜の・・・翼撃ッ!!」

ノ「氷竜の・・・氷嵐舞ッ!!」

ナ「うおぉぉぉっ!?」

ハ「あい!?」

ものすごい強い風と氷のつぶてがいてぇ~!!フレイは・・・

フ「ファイアメイク、噴火ッ!!(イラプシャン)」

シ「雪竜の・・・雪夜乱ッ!!」

フ「どわぁ!!」

あっちも結構苦戦してるな。

ノ「シロマ。」

シ「了解。」

ん?何だ何だ?

ノ「アイスドライブ。」

シ「スノードライブ。」

白い光がノートとシロメを包み込む。

ハ「ナツ、また名前間違ってるよ。」

そうか?別にいいんじぇねぇの?

ノ&シ「いくないっ!!滅竜奥義ッ!!」

ナ&ハ&フ「!!!」

ノ「超・氷乱氷結ッ!!」

シ「改・雪扇流羽ッ!!」

ドドドッガガガガガァァァァァァァンッ!!!!!

ナ「う・・・」

ハ「ナ、ナツ・・・フレ、イ・・・」

フ「あ、ぁ・・・」

2人の滅竜奥義が直撃した。体が凍ったみたいだ・・・

ノ「まだ生きてるのか。その粘り強さは認めよう。」

シ「でも、さっさとくたばったほうがいいのに。」

ノートが氷のような青い瞳で、シロメが雪のような黒と水色の瞳で俺たちを見下ろす。こ、こいつ等の目・・・冷てぇ・・・

ノ「いい加減名前を間違えるな。」

こんな状況でよく訂正出来るな・・・

ノ「もう少しで、レプスさんの野望が叶う。」

シ「そして、世界は私たち、白黒の仮面のもの。」

こいつ等、くだらねぇ夢のために、ここまでするのかよ・・・!!

ナ「・・・・な。」

ノ「あ?何だって?」

シ「全く聞こえませ~ん。」

ナ「ふざけるなって言ってんだっ!!バカやろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!」

俺の体から炎が噴き出る。

ノ「あれほどの攻撃を受けて、まだ立ち上がれるのかっ!?」

シ「こんなやつ、初めてだわっ!!」

俺はノートとシロメを睨むと、

ナ「お前等のくだらねぇ野望・・・俺が止めてやる。」

ノ&シ「やれるものならやって・・・」

ナ「火竜の・・・煌炎ッ!!」

ノ「!!こ、こいつ・・・!!」

シ「人の話は最後まで聞きなさいっ!!」

んなもの知るかっ!!

ナ「火竜の・・・剣角ッ!!」

ノ「ぐわぁぁぁぁぁっ!!」

シ「きゃあぁぁぁぁぁっ!!」

遠くまで吹っ飛ぶ。その反動で木も次々倒れていく。

フ「や、やったか?」

ナ「いや、まだ気配が感じ・・・ぐおっ!!」

ハ「ナツ!!うわぁ!!!」

フ「どわぁぁぁ!!」

傷だらけのノートとシロメがものすごいスピードで殴ってきた。

ノ「どうやらお前等には・・・」

シ「『死』を与えないとダメみたいね・・・」

すると、ノートの顔や体に水色の模様が浮かび上がり、シロメの顔や体に白い模様が浮かび上がった。こ、これって!!

フ「ドラゴンフォース・・・」

ハ「スティングやローグと一緒だよ。」

こいつ等も・・・

ノ「おぉりゃぁぁぁぁぁっ!!!」

シ「はぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」

ナ「ぐわぁぁぁ!!!」

ハ「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

フ「どわぁぁぁぁぁ!!!」

つ、つえ~・・・でも、俺はよろめきながらも立ち上がる。フレイも、ハッピーも立ち上がる。

ノ「まだ立つか。」

シ「しぶとい妖精ね。」

ナ「俺は仲間を救うまで、ぜってぇ~に倒れねぇからなっ!!!」

ノ「つべこべ言わずにさっさと倒れろっ!!シロマ!!」

シ「了解!!」

ノートとシロメは腰を低くして同じ構えをとる。

ハ「ま、まさか・・・!!」

フ「合体魔法ッ!?(ユニゾンレイド)」

ノートとシロメの周りにいくつもの青白い光の球体が集まる。俺はハッピーとフレイの前に立ちはだかる。

ハ「ナツ・・・?」

ナ「フレイ、ハッピーを頼む。」

フ「はぁっ!?まさかお前!1人であれを受け止めようとしてるのかっ!?」

ハ「無理だよナツ!!さっきもダメージをあんなに受けたのに、これも食らったら・・・」

ナ「いいからお前等は非難しろっ!!」

俺はハッピーの言葉を遮って怒鳴る。

ハ「ナツがいるならおいらもい・・・ってわぁ!!フレイ何するんだよっ!!」

ハッピーが言い終わる前に、フレイが鳥の姿に戻って、足でハッピーの尻尾を摑んで飛び上がる。

フ「ここはナツを信じろ!!ナツはお前の相棒なんだろっ!!」

ハ「!!・・・ナツゥ~~~!!絶対防いでよ~~~~~っ!!」

あぁ、わかってるぜ、相棒。俺はフレイとハッピーの姿が遠くに行くのを確認すると、腰をかがめた。いつの間にか、青白い球体は1つに集まり巨大化していた。

ノ&シ「合体魔法、氷雪・冷白青光砲ッ!!!」

巨大な光の球が俺に向かって放たれた。

ナ「滅竜奥義・・・」

俺が、ギルドを、仲間を、必ず守るっ!!!

ナ「紅蓮爆炎刃ッ!!!」

ドドッガガガァァァァァン!!!

ノ&シ「弾き飛ばしたぁっ!?」

俺は巨大な光の球を弾き飛ばし、そのままノートとシロメに突っ込んでいく。

ナ「おぉぉぉぉぉりゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!」

ドドッガガガァァァァァン!!!

****************************************************************************************

俺の滅竜奥義を食らったノートとシロメは地面に倒れて気を失った。

ハ「ナツゥ~!!!」

ハッピーが泣きながら俺に飛びついてきた。

フ「随分派手にやったな。」

鳥の姿に戻ったフレイが辺りを見て言う。俺が戦っていた周りは黒焦げになっていた。

フ「てゆうか、あの2人倒してよかったのか?」

ハ「マヤの場所を聞くんじゃなかったの?」

ナ「だぁーーーっ!!すっかり忘れてたーーーーーっ!!」

ハ&フ「普通忘れないよ・・・」

ハッピーとフレイに突っ込まれたのはあえてスルーして、

ナ「おい!ノート!マヤはどこだっ!!」

俺は倒れているノートの体をぶんぶん揺する。ノートは薄っすら片目を開けると、ゆっくり右手を上げて人差し指だけを立てて右の方向を指差した。

ノ「こ、この先にある・・・小屋の、中だ・・・後、俺はノーヴェだ・・・」

そう言って気を失った。最後は何言ってるかわかんなかったけどよ。

ナ「フレイ、マヤを頼んだぞ。」

フ「はぁっ!?今度は俺1人かよっ!?てゆうか、今度はどこに行くんだよ。」

ナ「・・・レプスをぶっ飛ばしてくる。行くぞハッピー!!」

ハ「あいさー!!」

俺はハッピーと一緒に今度はレプスを捜しにいった。レプス・・・首を洗って待ってろよっ!!!

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            『ここからフレイ目線でいきます。』

俺は森の中に建っていたボロイ小屋の中でマヤを見つけた。マヤは眠っていた。こんな状況でよく寝ていられるよな。小屋から出てしばらくすると、

ト「フレイさ~ん!!」

ユ「マヤ~!!」

エルザとショールとグレイとユモとウェンディとトーヤとシャルルが来た。

ショ「あれ?ナツとハッピーは?」

フ「レプスを倒しに行った。」

フ以外「はぁぁぁぁぁぁぁっ!!!???」

全員揃って驚嘆の声を上げる。

グ「あのバカ!何やってんだよあいつはっ!!」

エ「フレイ!なぜ止めなかったっ!!」

エルザ、俺に怒るなよ・・・

フ「あいつなら絶対大丈夫だ。レプスをぶっ倒して、笑って帰って来るさ。それより、お前等こそルーシィとリョウはどうしたんだ?」

ウェ「リョウさんが怪我をして、ルーシィさんとゆっくりこっちに向かっていると思います。」

へぇ~、あのリョウが怪我ね~。

シャ「ところで、指輪は?」

そうだった!俺はマヤの左薬指を見た。海の瞳(スィーピュープル)ががついた銀色の指輪はマヤの左薬指から姿を消していた。

ト「やっぱり、盗られちゃいましたね・・・」

ユ「ナツがなんとかしてくれればいいんだけど・・・」

空は薄暗くなっていた。 
 

 
後書き
第73話終了!!
次回はいよいよ白黒の仮面との最終決戦!!ナツはレプスの野望を阻止することができるのか!?世界の運命はナツに託された!!
絶対に見逃すな!!! 
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