| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

機械仕掛けの魔術師

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
< 前ページ 次ページ > 目次
 

とある研究所にて

薄暗い研究所のような所でそれは起こった。

「被験者とプロトタイプ適合率100%!」
「被験者の身体状況、異常無し!」
「被験者の精神状況、異常無し!」
「被験者への抑制システム正常!」
「リンクシステム作動。異常無し!」
「よし、ではプログラムコード103実行せよ」

部屋にはコードやさまざまな機械が散乱している。だが一番目に付くのは部屋の中央にある巨大な試験管だ。中には少年と呼べる程度であろう人間が入っている。

「博士、やりましたね。これで【ウロボロス】の完成まであと一歩ですよ」
「ああ、この被験者はなかなかに優秀で助かるな。だがまだ実験は終わっていない。油断は禁物だぞ」

その時、部屋に赤い光と警告音が広がった。

「どうした!?」
「被験者の精神状況が予測値を大幅に上回ってます!このままでは危険です!」
「くっ、仕方がない。緊急システムを作動せ」

その時、部屋を圧倒的な熱と爆音が支配した。
 
< 前ページ 次ページ > 目次
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧