| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

季節の変わり目

作者:naya
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
< 前ページ 目次
 

チャット

 
前書き

注意:BLです!佐為はこの小説の最初から最後まで男です(^_^;) 

 
 Waya :また打ってくれますか?
 
 Hujiwara:はい、また打ちましょう。私は今夏休みですから、ほぼ毎日います。
 
 Waya:え、学生?
 
 Hujiwara:今高校3年です。Wayaさんは?
 
 Waya:俺は今頃高校2年のはずだけど、仕事してて
 
 Hujiwara:もしかして、プロの方ですか?
 
 Waya:なんでわかったの?
 
 Hujiwara:すごく強かったですから、もしかして、と。
 
 Waya:そっか、あ、敬語なしでいいよ。歳も近いし。てか俺が先にタメ語してごめん
 
 Hujiwara:あ、分かりました。でも普段からこうなので。
 
 Waya:まじかよ、俺はそんなに中学のとき出来た子じゃなかったぞ
 
 Hujiwara:あはは。あの、Wayaさん、また打ってくれますか?
 
 Waya:ああ、もちろん
 
 Hujiwara:ありがとうございます


 雨上がりの空に日の光が射しはじめ、どんよりとした雰囲気が晴れていく。傘置きから水色の細身の傘を取り出し、自動ドアから一歩踏み出した。水蒸気が光を受けて反射し、幻想的な空間が視界を満たす。青年は夏休みのささやかな楽しみの余韻を感じながら、暑さをものともせず駅へと走り出した。




 
< 前ページ 目次
ページ上へ戻る
ツイートする
 

感想を書く

この話の感想を書きましょう!




 
 
全て感想を見る:感想一覧