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魔法少女と戦の歌姫

作者:雪狼
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第一話 世の中、何が起こるかわかんねえよな…

 
前書き
新作です。
事務員が思いつかないので 

 
一つ言いたい。人生って、わかんないものだよなと。
え? なんでかって? 俗に言う転生という奴を経験し、そして今に至るからだ。
俺、否。あたし、雪峰クリスは神様なんかにあった記憶はない。
そもそも自分が死んだという記憶すらもない。

しかし前世という記憶はある。どこにでもいる男でどこにでもあるような生活をして大学まで行ったところまでしか記憶はない。しかしそれがなんだというのだ。あたしは既に14年雪峰クリスという名で生活し、前世のことなど思い出すことなどしなくなった。
知識は役にたつことは多いけれどただそれだけだ。

まあ、ここまで言ってわかるようにあたしは女である。前世は男だったらしいが今はどうでもいいことだ。
そして、自分の容姿は自我自賛するようで悪いのだが美人に入る。だって容姿が戦姫絶唱シンフォギアというアニメの主人公の一人、雪音クリスそのままなのだから。
そして雪音クリスとの違いは両親が存命しているということだ。パパは世界的有名なヴァイオリニスト、ママは声楽家で有名な存在であたしはそんな二人から生まれたサラブレッドと言ったところだ。パパとママ、雪峰雅人とソフィア・ユキミネは年齢が40を超えているというのに二十代後半にしか見えない姿にいつまでたってもバカップルというトンデモ家族であるがあたしに対してもその愛情は変わらない。いや寧ろ溺愛と言ってもいいくらいだ。それほどまでうちの両親はあたしを大切にしている。

そしてあたしが転生してきた世界は、正直いいたかないが恐らく、信じたくないが、魔法少女リリカルなのは…なのだろう。
知識とかそんなのは知らないが主人公の名前くらいはわかるし今住んでるのが海鳴市という場所なのだ。そしてこれから通う学校が私立聖祥大付属中学というのだ。

死ねというのか。あたしの人生もうクライマックス? それだけは勘弁して欲しい…。けどまあ

「取り敢えず、死なないように頑張るか…」

あたしは自分のクラスを知るために行った教室に向かった。







人で言うところの原作知識にない名前を先生から聞いた。
あなたの入るクラスには問題児がいるから気をつけてと。

曰く、美少年美少女には嫁宣言をする。バイでどMでその上かなりの変態で勘違い。
それでいて普通の人とは仲がよく、見た目もよく素行も変態な行動を除けばいいと何とも変わった踏み台なことをしてるのだ。

正直恐怖で逃げたい。気分だ。


「えー時期はずれですが今日から転校生がこのクラスにやってきます」

き、緊張してきた…変態といい魔王さまと一緒のクラスだったり色々心労がたまりそうだが負けてはいられない。

「では、自己紹介をお願いします」

「ゆ、雪峰、クリス……よ、よろしく…」

自分の教室に魔王様や脱ぎ魔や狸やなんか正統派オリ主みたいなのと噂のイケメン変態がいるけど関係ない!
あたしはあたしの人生を謳歌するんだ…!!

「誰が狸や!」

そんなこえが聞こえたけど気にしない!!
そしてあたしの決意とはうらはらに私は気づかなかった。
変態と魔王さまたちからロックオンされていたことに…
 
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