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武で語るがよい!

作者:Mr,M
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高町さんの部屋にて…その2

そげき~の島で~
生まれたお~れ~は~
100ぱーつ100ちゅー
ルールララル~♪
ねずみの目玉もロックオン!!
お前のハートもロックオォーーン!!
そーげき~の島から来~た男~
ルルル~ルルララー♪
ソ~レ~逃~げ~ろ~
そげげ そげそげ そ~げキ~ン~グ~~

という訳で……高町さんとスクライアに第三者から魔法関係を聞いたと…
そげキングから聞いたと言って、納得してもらおうとしたのだが……スベッタ。

あれか? 名前がいけないからか? ……まぁ、いいっか。今はおいて置こう…。
今はこの空気を何とかせねば……俺がイタイ子みたいな…この空気を……。

「……あの…神田君?」

「……なんでしょう?」

高町さんから呼ばれる……その瞳はジト目…
その瞳を見て俺はすぐさま視線を横に逸らし、応対する…。

何で視線を逸らしたか? ……いや、あんな目をした人と視線合わせるとか…無理。
罪悪感とか、羞恥心とか…そういうのが爆発しそうになる。

「……私とユーノ君は、神田君に魔法関連の事を教えた人の名前を聞いたんだよ?」

「……そうだね」

「うん、そうだよね? もう一度聞くよ? その人のお名前は?」

「そ、そげキング……さん…です」

ジト目の高町さんの……迫力? に押され、思わず敬語になる…
別に高町さんは怒っている訳ではない……でも、なんか…喋り方が怖い。
その怖さは、同じくジト目をしていたスクライアも引くぐらいだ。

しかし、いつまでもこんな調子では俺がイタイ子で終ってしまう…そんなのは御免だ。

「まぁまぁ、落ち着いてくれ……高町さん達の言いたい事は何となく分かる…。
ふざけた名前……と言ったらアレだけど…そんな名前の人、居るわけないって思ってるでしょ?」

「うん」

「えっと……うん」

高町さん、スクライアの順に頷く…
高町さんの反応が早すぎるように感じるが……気のせいだろう。

「まぁ、正直言って……そげキングという名前は偽名だと思う。
俺自身、あの人の本当の名前は聞いた事ないんだ……」

声に切なさを加え喋る…。
その御かげだろうか? 俺を見る高町さん達は『おや?』という表情をする。

「えっと……そのそげキングさん? と神田君は何かあったの?」

高町さんの先ほどまでの気迫は消え、ジト目から普通の瞳に戻っている
どうやら、俺とそげキングに何かあったのでは? と考えているようだ。

まぁ、何もないのだが……。

「そげキングは……
昔…俺に強者に抗う勇気を教え…
さらに感動を与えた……ただそれだけさ…」

思い出すのは、前世に居た時…動画で見たそげキングの勇姿と感動…
世界政府の旗を打ち落とした時……つまり、世界政府に喧嘩を売ったシーン…。
そして、今でも鮮明に覚えている……メリー号との最後の別れシーン……。

そんな事を思い出しながら、俺は語る……
そして、目に熱い何かを感じる……やばい、メリー号の事思い出したら涙が出そうになる。

「ッ!? か、神田君! 大丈夫!?」

「神田! 大丈夫かい!?」

高町さんとスクライアから急に声があがる…
どうやら…涙を堪えている瞬間を見られたようだ……。

そんな状態を心配してか、2人は俺に駆け寄ろうとその場を立つ……
しかし、心配して駆け寄ろうとする2人を左手で制し。右手で”ゴシゴシ”目を拭う…。

「……いや、気にしないでくれ。
ちょっと…思い出しただけだから……」

「神田君……」

「神田……」

2人は俺の事を心配そうに見つめる……。
だが、泣く原因がアニメシーンの思い出し泣きなので、俺的に気恥ずかしいのだが…。

「あはは……なんか、ゴメンな? 変な空気にしちゃって……」

取り合えず俺は、乾いた声で笑いながら変な空気にしてしまった事を謝罪する。

「だ、大丈夫なの! こっちの事は気にしなくていいから! そうだよね? ユーノ君!」

「う、うん! なのはの言う通りだよ神田! こっちの事は気にしなくてもいいから!」

そう言って二人は、慌てたように言葉を発する。
恐らく…俺が泣いた事に対する罪悪感+俺の謝罪により、2人は慌ててるのだろうなぁ…。

「そっか……すまないな2人共」

「うんうん、私とユーノ君は大丈夫だから……それよりも神田君の方が…」

高町さんは首を左右に振り、自分とスクライアは大丈夫だと主張する。
そして、言葉の最後に俺をもう一度心配そうに見つめてくる。

「いや、俺もホントに大丈夫だからさ。心配しなくても大丈夫だよ高町さん」

「本当に……大丈夫なの?」

「ははは、大丈夫だって!
それよりも……そげキングの事だよね?」

未だに心配そうに見つめる二人だが、そげキングの話になると高町さんとスクライアは
お互いに目を合わせ、少し忙しなくなる……。

どうやら、2人共それなりに気になるようだ。

「そげキングが今どこに居るかは……悪いけど、判らない
今何をやってるのか? とかも俺は知らない……もう何年も会ってないからね」

まぁ、正確には『会ってない』というより『会った事すらない』という方が正しいのだが……。

「そう……なんだ」

高町さんの顔には少々影が落ち。

「『何年も会ってない』……神田、そげキングは他の世界に転移したの?」

スクライアは思考を巡らせ、質問をする。

「転移か……まぁ、多分そうだと思う
連絡先も判らないし、見つけ出すというのは無理な話だな」

そげキングは所詮フィクションの人物……見つけるのは不可能だ…
この世界がワンピースなら別なんだろうが……リリカルなのはだし。

「そっか……確かに、何年も前に転移した人を見つけるのは無理だね…」

そう言って、スクライアは残念そうな顔をする……。
多分、そげキングを見つけれる可能性でも考えていたのだろうな……

まぁ……見つける事は最初から無理なのだが…。

「え、えっと……そろそろ喉が渇いたよね?
私、ユーノ君と一緒に一階に行って、飲み物もって来るね」

高町さんは唐突にそう言い、スクライアに手を伸ばし、スクライアを手の平に乗せる。
恐らく、この部屋の空気が重くなっているのを察して気を利かせてくれているのだろう。

「悪いね……高町さん」

「にゃはは……気にしないでいいよ」

そう言って、高町さんは苦笑いをしながらこの部屋を出て行った。

階段を降りる音が聞こえてくるのを確認し、俺は胡坐を掻いた状態で両腕を後ろに回す
そして、天井を見上げて『はぁ~』とため息を溢す。
ため息を吐いたのは、別にさっきまでの会話が嫌になったとかではない

……まぁ、疲れはしたが…。

このため息は先ほどワンピースの動画を思い出し、恋しくなったからである……
しかし、当然の事ながらこの世界に、ワンピースという漫画やアニメは存在しない。

「あぁ~観てぇな……ワンピース…」

一人しか居ないこの部屋で、俺は叶わぬ願いを愚痴るのだった。


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―――ガチャリ

「おまたせ~」

その掛け声と共に、高町さんとスクライアは戻ってきた。
高町さんは飲み物(恐らく、オレンジジュース)の乗ったトレーを持ち
スクライアは高町さんの肩に未だ乗っている状態だ……。

スクライアは何か仕事をしたのだろうか? と思い、ついつい視線はスクライアへ

「? どうしたんだい、神田?」

「……いや、何でもない」

そう言い、俺はスクライアから視線を逸らす…。
どうやら、少々観すぎていたようだ。

そう考えている間に、高町さんは氷の入ったコップに飲み物を”トボトボ”と注いでゆく…。

「はい、神田君」

「お、ありがとう」

高町さんから手渡されたコップを口に付け”ゴクゴク”と飲み乾す…
あれだな、喉が渇いていたからより一層美味し感じるな。

「あ、神田君、お代わりいる?」

高町さんは首を傾げながら聞いてくる。
『普通こういう人様の家で出た物は遠慮すべきなんだろうが…』
そう思いつつも、コップを高町さんの方に向ける。

「悪い、もう一杯お願い」

「うん!」

悪いと思いつつも、もう一杯を高町さんにまた注いでもらう…
まぁ、『人間は欲には勝てん』という事だ。

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「それで…そげキングの事は終ったとして。今度は俺から高町さん達に質問していいか?」

高町さんとスクライアも喉を潤し、落ち着いたところで俺から話を切り出す…
2人は首を傾げながらこちらを見つめる……。

「うん、大丈夫だよ」

「僕もいいけど……どうしたんだい、神田?」

「えっとな……ジュエル・シードの事なんだけど…
高町さん達ってジュエル・シードの回収をするの? しないの?」

まぁ、責任感の強そうな二人の事だから回収を選択するのだろうが……念の為に確認。
というのも俺がこの世界に居る事で、『回収しない』なんて選択されるかもしれないからだ。

「僕には……ジュエル・シードをばら撒いてしまった責任がある。
だから……僕は例え一人になったとしてもジュエル・シードの回収をするよ、絶対に」

スクライアは真剣な眼差しでこちらを見ながら言うのだが…
高町さんはスクライアを見つめ、少し顔をムッとさせている…何にかに怒っているようだ。

「もぉ~ユーノ君!」

「え? ど、どうしたのなのは?」

「『一人になってもとか』そういうことは言っちゃダメなの!
それにユーノ君から言った事だよ? 『力を貸して欲しい』って……
だから、一人でじゃなくて一緒に最後まで頑張ろうよ? その方が早くて無事に終るもん」

そう言って、高町さんはスクライアを叱り付ける。

あぁ、なるほど……。
高町さんは未だに『もしもの時は僕一人で…』とか考えてるスクライアに怒ってるのか…。

「あ……その…ごめん、なのは」

スクライアも高町さんが怒っている原因が自分の発言だと理解し、直に謝る……
高町さんはそれに満足したのだろう…今はムッとした表情ではなく、その表情は笑顔だ。

「じゃあ、『もう一人で…』とかは言っちゃダメだよ?
私も当然協力するし……レイジング・ハートも協力してくれるよね?」

高町さんはベットの方に振り向き、ベットの枕元に居るレイジング・ハートに声を掛ける
高町さんが呼び掛ける先を目で追うと、そこには赤くて丸い物体が居た。

【はい、私はマスターと共にいます】

レイジング・ハートはそう言って? ピコピコと光る…
高町さんはそんな相棒の返事に満足したのだろうか? さらに良い笑顔をしている

「ね? だから大丈夫だよ、ユーノ君」

「うん……ありがとう、なのは、レイジング・ハート……」

スクライアは涙ぐんで喋る……感動の涙だろうか?
……とッ、傍観してる場合じゃないな…さっさこ本題に入らなければ。

「待った、待った。
2人共……俺の存在忘れてない? 俺も協力するよ」

そう言って、俺は名乗り出る…。
だが、そんな俺の発言に高町さんとスクライアの2人は焦り気味に反応する。

「え? で、でも神田君……魔法が使えないんじゃ…」

「そ、そうだよ、神田。
神田が六式使えて強いといっても、魔力とデバイス無しだとジュエルシードの封印は
無理だよ……それに…それなりの危険もあるんだ」

ぐッ……コイツら…魔力ネタを持ってきやがって…。
俺の事を心配して言っているのだろうが……それでも、入らぬ世話というヤツだ。

なぜなら俺VS高町&スクライアで模擬戦やっても負ける結果が思いつかん…
高町さんが魔法初心者という要因が大きいのだが……取り合えず負ける気はしないな。

「大丈夫だ。
俺はこの中なら一番強いからな、怪我とかその辺は安心してくれ。
それに俺がやる事は探索の手伝いとか、戦闘で危なくなったら助ける位にするからさ…
後、スクライアの言っていたように俺は封印はできない……魔力もデバイスも無いからな。
だから……その辺は2人に任せる事になる」

まぁ、こんな所だろうか?
実際問題、深く原作介入してしまうと何が起こるか予想できんし……。

当初の予定通り、大概の事は高町さん達に任せてしまえば大丈夫だろう。

「えっと……私的にはそういう事なら……いいのかな?
お父さん並に強いって言ってたし……どうかな、ユーノ君?」

「……いや、でも…これ以上人を巻き込むのは…」

高町さんは割りとOK気味だが、スクライアは反対気味の様だ…
いや、俺を巻き込んで良いのかどうか迷っているだけか?

「気にするなって、スクライア。
それに……2人と協力できなっかた場合、俺は一人で行動するかもしれんぞ?
そうなったら、そっちの方が危険だし……な? 俺を助けると思って一緒にどうだ?」

何か……当回しに脅迫してるみたいだが……まぁ、いいっか。
スクライアの迷いを断ち切る発破になればそれでいい……。

「……分かった…でも! 無茶はしないでよ?
神田はなのはと違ってバリアジャケットを身に纏えない……怪我しないでほしいんだ」

バリアジャケット? ……あぁ防護服の事ね。
俺的にバリアジャケットよりも、鉄塊や武装色の覇気の方が耐久性有ると思うが……
まぁ、スクライアや高町さんはその辺の事知らないし……別に話さなくてもいいっか。

「分かった、約束するよ…スクライア。
それと……これからよろしくな? 2人共」

そう言い、俺は2人に向かって手を伸ばす。

「うん! よろしくね、神田君!」

「あぁ、よろしく、神田!」

高町さんとは普通に握手をし、スクライアとはこの部屋に来た時と同様に握手をする
高町さんは満面の笑みで、そしてスクライアも真剣な顔から笑顔に変る。
その2人の笑顔に釣られる形で、俺も自然と笑顔になる……。

あれだな、この部屋に来てから一番和やかになったのではないだろうか?
そう思えるぐらいに、この部屋の空気は良くなっている気がした……。

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あの後、雑談したり、昨日の事を高町さんに感謝されたり、としている間に
時間は17時過ぎ……そろそろ帰宅しようかな? と思う時間帯だ。
本当は修行場に行きたいとこだが……今日は喋りっぱなしで疲れたのでもう帰ることに…。

そんで、今居るところは高町家の玄関前……
そして、俺に向かい合う形で高町さんとスクライアが居る状況だ。

「それじゃ、俺はもう帰るね?
今日は楽しかったよ……ありがとね、高町さん、スクライア」

「うん、気お付けてね神田」

「おう、ありがとな、スクライア」

高町さんの肩に乗っているスクライアから声を掛けられたので、それを返す……。
で、肝心の高町さんは……何か、そわそわしているが……どうしたのだ?

「あ、あの……神田君?
その……私と、お友達になってほしいんだけど……いいかな?」

と、今度は不安そうな顔でこちらを見つめてくる…。
この際、聞見色の覇気を発動させ、辺りを警戒したのは許して欲しい…
恭也さん辺りに聞かれたら『おい、昨日と話が違うぞ?』と言われるからだ。

「もちろん良いよ? 当然、スクライアもね」

「うん! ありがとう、神田君!
えっと…これからは私の事、なのはって呼んでね」

「僕の事もユーノで良いよ、神田?
毎回毎回、スクライアって呼ぶの疲れるでしょ?」

高町さん達は満面の笑みを浮かべる……。
対して俺は少し顔をしかめる……。

もちろん、顔をしかめたのには理由がある……
藤田達の事だ…アイツらとの約束の件があるから、俺は同世代のヤツは名前で呼んだ事はない。名前を呼んでしまうと……どうにも藤田達に負い目を感じてしまうのだ。

恭也さんや士郎さんみたいに、歳が離れてるなら別なんだが……。

「えっと……その…すまないけど、名前を呼ぶ……というのは保留にしてもらえないか?」

「「え?……」」

先ほどまでの笑顔をが嘘だったかの様に、2人は唖然とする……
そして、時間が経つに連れて俺の言葉を理解し、顔は悲しげな表情になっていく。

「あっ、いや! 別に2人がどうこうって訳じゃないんだ…
ほら、高町さん知ってるよね? 俺とよく居る藤田達の事…」

「う、うん……」

「実はあいつらと約束が有ってさ……。
その約束が果たせるまで、俺は同世代の人を名前で呼ぶのは控えてるんだ」

「……約束?」

高町さんは首を傾げ、質問をする……。

「あぁ、アイツらと友達になった時に約束した事でさ…
簡単に言えば……俺にスポーツで勝つか、スポーツで俺を納得させる事ができたら
藤田達の名前を呼ぶって約束だ」

「えッ!? で、でも…神田君にスポーツで勝てるはずが……」

「いや、そうでもないさ……。
俺は身体能力は高いけど…技量はそんなに高くないんだ
だから、アイツらが技量方面で俺を圧倒できたなら……勝てるさ」

実際、藤田達は強い……
藤田は半日でカーブを身に着けてきたし……
伊月や長野達も最近は真面目に部活動に取り組んで力を付けてる。
そう遠くない内に俺に勝つだろうな……。

「という訳で……悪いんだけど…名前で呼ぶのは保留にしてくれ
呼び方はどうであれ、俺は2人の事は友達だと思ってる……でも、
もしそれが嫌で、耐えられないなら……俺の事は友達として見なくても―――」

『友達として見なくてもいい』と言おうとした時である…
高町さんが突然俺に歩み寄り、右手を両手で握る…。

「にゃはは……アリサちゃんの言う通りだね、神田君って」

そう言って高町さんは微笑む……。
だが……高町さんの行動と言葉の意味が読めず、少々困惑する。

「えっと……どういう事?」

「神田君が律儀な人だって事だよ。
名前を呼ばれないのは寂しいけど……その約束が終ったら呼んでくれるんだよね?」

「そ、それは、もちろん!」

「そっか……なら、私…待ってるね、神田君が名前を呼んでくれるの」

高町さんは手を握りながら……微笑ではなく、満面の笑みを浮かべる
もうその顔には悲しさなどの負の感情は篭っていない……。

「僕も待ってるよ、神田」

そして、スクライアも満面の笑みに戻る…。
あぁ、お前ら……良いやつらだな!!

「ありがとな、2人共……」

そして、俺も満面の笑みで笑う……。もう少し、こうしていたい所だが…
生憎、もう帰る時間が押してるので俺は手を振り、高町さん達に別れを告げる。

「それじゃ、また明日な!」

「うん! またね神田君!」

「じゃあね! 神田!」

高町さんとスクライアからも手を振りながら、言葉を掛けられる…
こうして、俺達はお互いに見えなくなるまで手を振り合っていた―――





 
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