FAIRY TAIL 友と恋の奇跡
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第4章 悪魔の計画編
第47話 恐怖のアリ地獄
前書き
チーーースッ!!07っす!!
今回はグレイ&ユモスVSフォアンの対決!フォアンの恐るべき魔法が明らかに!?
ユモス目線で書いていきます。
それでは、第47話・・・スタート!!
フォアンはずっと私とグレイをバカにすしているような瞳で見下ろしていた。
フォ「さて、雑魚と戦うのは嫌いだけど、街を破壊するためなら仕方ないわね。」
グ「いちいち雑魚雑魚、うるせぇんだよ。」
ユ「グレイ服!」
グ「ぬぉあっ!いつの間にぃっ!!?」
それはおいといて、ギルドバカにする人は私が許さないっ!!
ユ「アイスメイク、柱ッ!!(タワー)」
フォ「こんなの朝飯前よ。」
地面から出て来る氷の柱をステップだけで華麗にかわされる。そのフォアンの背後で、
グ「アイスメイク、大鎌ッ!!(デスサイズ)」
グレイが攻撃を仕掛ける。やっぱり、グレイは強い!!後、かっこいい///////////////
フォ「アースメイク、壁ッ!!(ウォール)」
すると、フォアンとグレイの間から土が火山の噴火のように漏り上がり、グレイの攻撃を土の壁で防いだ。
グ「お前も造形魔道士か?」
フォ「その通り。私は静の土の造形魔道士よ。」
へぇ~、面白い造形魔法だね。
フォ「今度はこっちから行くよ!アースメイク、アリ地獄ッ!!」
次の瞬間、
グ「どわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」
ユ「ひゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
地面に吸い込まれたぁっ!!?
グ「どうなってんだよっ!!?」
ユ「何で私に聞くのぉっ!!?」
私が知ってるわけないじゃんっ!てゆうか、這い上がろうとしても逆にどんどん吸い込まれてってる!!なんなのこれぇ~!!?
フォ「どぉ?アリ地獄に飲み込まれる感覚は?」
見上げると、上からフォアンが不敵な笑みと、光が射していない黒い瞳で私とグレイを見下ろしていた。
グ「てめぇ!何しやがるっ!!」
フォ「ストップストップッ!!」
フォアンはもがこうとするグレイを止める。
フォ「それ以上動かないほうがいいわよ。私のアリ地獄は、動く度に吸い込む速度が速くなるからね。」
ア、アリ地獄ゥッ!!?お、恐ろしい・・・こんな恐ろしいものまで造形しちゃうの・・・?
ユ「す、吸い込まれたら、どうなるの・・・?」
私は恐る恐る聞いてみた。
フォ「う~ん、肉が腐って、骨だけになるんじゃないかしら。」
ものすごく残酷な事をさらりと言うフォアン。そんなフォアンの顔はどこか楽しそうに見えたのは私だけかな・・・?これにはさすがのグレイも冷や汗が額から頬へと流れ落ちる。どうにかして、ここから這い上がらないと・・・!すでに私とグレイの体は太股の辺りまで吸い込まれていた。私は両手を構えて冷気をためると、
ユ「アイスメイク、針ッ!!(スピア)」
鋭い針型の氷が流星群のように降り注いできてアリ地獄に突き刺さるけど、全てアリ地獄に吸い込まれていった。
フォ「そんな攻撃無駄よ。アリ地獄にはまったものは脱出することは不可能よ。」
そ、そんなぁ・・・このままじゃ、生き埋めになっちゃうよぉ~!!その時、
グ「アイスメイク、飛爪ッ!!(ひそう)」
私の後ろでグレイが氷の長い爪のような先が尖った鎖がガガガッ!と音を立てて突き刺さる。
フォ「何をするつもりっ!!?」
フォアンは光の射していない黒い瞳を丸くする。私は何がなんだかさっぱり。
ユ「え、えっと、グレイ、どうするの?」
すると、グレイが左腕で私を抱き締めてきた。
ユ「え?」
いきなりの事に私は驚く。
グ「絶対に、離すんじゃねぇぞ。」
・・・と言われても//////////////グレイが私の事を抱いてるんだよっ!?そう思った次の瞬間、
グ「おぉりゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」
ユ「キャァァァァァァァァァァァァァァァッ!!!」
バンジージャンプみたいに私とグレイは宙に吹っ飛ばされた!!!た、たたた高いよ~!!でも、アリ地獄から脱出成功!!!ズズズザザザザザザザザザザザザ・・・と砂煙を巻き上げながらグレイが背中から着地!!い、痛そう・・・
グ「はぁ、はぁ、怪我、ないか・・・?はぁ、はぁ、はぁ。」
ユ「う、うん。大丈夫・・・あ、ありがとう/////////////」
グレイの額には大量の汗が滲んでいる。相当な魔力を消費したと思う。グレイには悪いことしたなぁ。
フォ「な、なんて命知らずなの・・・」
確かに・・・
ユ「グレイは休んでて。」
グ「はぁ!?何言ってやがる!!俺だってまだ・・・ぐっ・・・!」
グレイは荒く呼吸をしながらその場に膝を着く。
ユ「無理しないでよ。後は私がやる。助けてくれたお礼だよ。」
グ「・・・仕方ねぇな。」
うん!素直でよろしい!
フォ「あなた1人で私を倒すつもり?アハハハハハハハハハハッ!!私も随分舐められるようになったわね。」
フォアンは顔にかかった髪の毛を掃いながら言う。
グ「ユモの事、バカにしたら後悔するぜ。」
グレイの言うとおり!妖精は悪魔に必ず勝つ!!それと、
ユ「私を怒らせると、怖いよ・・・」
私はフォアンに笑いかけながら、黒いオーラをむき出しにしながら言った。なぜか後ろでグレイが青くなってるけどあえて気にしないでおこう。フォアンは鼻で笑って、
フォ「あなたたちも私を甘く見ないでちょうだい。アースメイク、岩ッ!!(ロック)」
ゴゴゴゴゴ・・・と音を立てながら大きな岩が転がりながら突進してくる。こんなので魔力を使うのはもったいないね。私は腰を低くして、
ユ「てぇい!!」
岩に向かって回し蹴りを1発食らわせた。岩は粉々に崩れた。
フォ「う、嘘でしょっ!!?」
フォアンはまた光の射していない黒い瞳を丸くする。ちなみに、嘘じゃなくて現実です。
グ「す、すっげぇ~。」
ちょろいちょろい。
ユ「こんなの朝飯前だよ。」
私はさっきフォアンが言った事をそっくりそのまま返してやった。さっきのお返しだよ。それに少し腹が立ったのか、
フォ「これはどうかしらっ!!アースメイク、泥爆弾ッ!!(マッドボム)」
無数の泥団子が飛んでくる。これも、
ユ「てぇい!!やぁ!!」
ただの蹴りとただの拳一撃で泥が地面に落ちて爆発する。
フォ「なななななならばっ!!アースメイク、泥人形ッ!!(マッドドール)」
地面漏り上がり、泥の人型人形が現れた。汚いなぁ。泥まみれ人形は私に突進してくる。
ユ「汚い体で近づくなぁぁぁぁぁっ!!」
回し蹴り、とび蹴り、最後に背負い投げで泥の人型人形はノックアウト!!さて、準備運動も済んだところで、フォアンと勝負だね。
グ「い、今のが準備運動なのかっ!?」
ユ「そうだけど、なんでそんなに驚くの?」
グ「い、いや、すっげぇ~なぁ~って思って。」
ユ「ありがとう。」
でもグレイ、格闘で私が本気になった事は一度もないからね。今のもまだ100分の1の力も出していないよ。そんな事より、街やショールのためにも、フォアンを助けないとっ!
ユ「アイスメイク、剣ッ!!(ソード)」
フォ「こっちだって!!アースメイク、剣ッ!!」
氷の剣と土の剣がぶつかり合う。
ユ「なんでフォアンは、自分の街を破壊するの?」
フォ「なんの事かしら?私はアン様の命令に従って、シラカバの街を崩壊させてるだけよ。」
グ「お前、それでいいのかよ。」
フォ「はぁ?」
グ「自分の手で、大切なものを悲しませていいのかよって聞いてんだよっ!!」
フォ「大切な・・・もの?」
大切なものを失った悲しくて辛い気持ちは、私とグレイにはよくわかる。実際に体験しているからね・・・
ユ「もう終わりにしようよ。こんなのくだらないよ。」
フォ「!!!」
私はグレイと並んで、止めの一撃ッ!!
グ&ユ「氷雪砲ッ!!(アイス・キャノン)」
辺りが光に包まれると、そこにはフォアンの姿はどこにもなかった。
グ「なぁ、お前って・・・」
ユ「小さい頃から格闘技を習得しててね。いつの間にか格闘技の名手って呼ばれてたの。」
つまり、私の異名(?)なんだ。いったい誰が考えたんだろう?まぁいっか。それより、
ユ「助けてくれてありがとうね。グレイ。」
グ「え、あ、あぁ/////////////お前こそ、ありがとな/////////////////」
ユ「どういたしまして。後、服は?」
グ「ぬぉあっ!いつの間にぃっ!!?」
今回2回目だよ。まぁ、それがグレイだからいいのかもね。
グ「なんか言ったか?」
ユ「ううん。何でもない。ほら、早くみんなを探しに行こう。」
グ「おわっ!」
私はグレイの腕をぐいぐい引っ張りながらみんなを探しに歩き出した。グレイの顔が真っ赤なのも知らずに。
後書き
第47話終了!!
ユモは格闘技の名手と呼ばれていて、ものすごく強いんです!!妖精の尻尾に加入する前に、格闘技だけで闇ギルドを2~3つ程潰したことがあるとか・・・
次回はルーシィ&リョウVSジストの対決だ!!
それではまた次回!!
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