仮面ライダー エターナルインフィニティ
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第八十四話 浜松湖へその八
「仲いいよな」
「口では色々言い合ってるけれど」
「戦争も何度もしてるけれど」
「それでもね」
「お互いのことわかってるな」
「そうよね」
こう二人で話すのだった、そしてその話の中でアメリカは全て食べ終えたところで日本に対して尋ねたことがあった。
「デザートは何だい?」
「名古屋のですね」
「そうだ、何かあったな」
「ういろうですね」
日本が出したのはこれだった。
「あれですね」
「何か凄く美味しいと聞いているぞ」
「はい、確かに美味しいです」
日本もそうだと認めるものだった。
「では最後はそれですね」
「頼んだぞ」
こうして最後は実際にういろうで締められることになった、そのういろう達を見て中国が怪訝な顔で日本に尋ねた。
「羊羹あるか?」
「似ているとは言われます」
「よく見たら違うあるが」
中国はその羊羹を見ながら言う。
「どちらかというと団子に近い質あるな」
「はい、三色団子ですね」
「それに近いあるな」
「皆さんどうぞお召し上がり下さい」
日本は仲間達の分も出していた、全員の前にういろうが乗せられた皿がある。
「本場の味です」
「ではだ」
門矢が応える、そしてだった。
そのういろうを全員で食べる、そこで門矢はこんなことも言った。
「ういろうの起源は大丈夫だな」
「あの人ですか」
「それは言ってきていないな」
「今のところは」
日本はいささか不安そうに答えた。
「これからはわかりませんが」
「あんた今までどれだけ起源を主張された」
「数えきれないだけのものが」
本当に数えきれないだけそうされている日本である。
「剣道に柔道、相撲に空手と」
「他にもあるな」
「折り紙にお寿司もです」
そうしたものまで主張されているのだ。
「最近ではねぶた祭りも」
「というかどれだけ主張されてるんですか」
ドイツにいた美波もこれには驚く。
「祖国さんしっかりして下さい」
「あの人はどうも苦手でして」
「それでねぶた祭りはどうなるんですか?」
「わかりません、どうなるのか」
日本も困っているがそれでも手の打ちようがないことだった、何時何を主張されるかわかったものではないからだ。
「守る側は全てを守らなければなりません」
「しかし攻める側はだな」
「何時でも何処でも自由にそのポイントを選べます」
日本は門矢に対して述べた。
「そこが問題です」
「俺達と同じだな」
「そうですね、確かに」
「俺達は今回は攻める側だが」
「防御側はスサノオですね」
「スサノオは守る側だが」
「おそらく私達が来た時に」
まさにその時にだというのだ。
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