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FAIRY TAIL 友と恋の奇跡

作者:紺碧の海
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第26話 コレクション

 
前書き
イエーーーイ☆07だよ☆
今回はシリアスで、ちょっと残酷なお話。
いろいろな目線で書いていきますよ。まずはリョウ目線。張り切っていこーーー☆
それでは、第26話・・・スタート☆ 

 
硝子の人形(クリスタルドール)・・・硝子の人形・・・俺の頭の中はこの言葉でいっぱいだった。初耳のギルドだ。しかも、子供2人だけのギルド・・・

リョ「おかしすぎる・・・」

ル「リョウったら、さっきからそのセリフばっかりよ。」

ウェ「意外にリョウさんは真面目なんですね。」

シャ「意外とね。」

ウェンディ、シャルル、一言よけいだぜ。

エ「着いたぞ。」

あれ?いつの間に。にしても、ちっこいギルドだな・・・ショールがギルドの扉を開けて中に入る。中は見た目よりも広くて驚いた。

ユ「誰もいないけど・・・」

辺りはしーーーんとしている。

?「お姉ちゃん、また命知らずが来たみたいだよ。」

?「そうみたいだね。」

全「!!!」

いつの間にか俺たちの後ろに、ウェンディとトーヤぐらいの女の子と男の子がいた。2人とも、青緑色の髪の毛に黒い瞳。

マ「もしかして、双子?」

見ればわかるだろ・・・

ナ「おい、てめぇら!村の人たちはどこだ!!」

ナツが今にも噛みつきそうないきおいで言う。

?「あなたたちに教える資格は無い。すぐにあなたたちも同じようになるんだから・・・」

ショ「どうゆう意味だ。」

ニ「私はニーナ。こっちは弟のノーナ。」

ノーナは頷くだけ。めちゃくちゃ腹が立つ!!

ニ「先に言うけど、あなたたちが私たちに勝つ確立は0%。」

ナ「んだとごらぁっ!!」

マ「ナツ!抑えて抑えて!!」

ハ「あい!!」

今にも暴れだしそうなナツをマヤとハッピーが必死に抑えつける。でもナツ、暴れたい気持ちはよくわかるぞ。俺もこいつらにめちゃくちゃ腹が立っているんだ!!

ノ「僕たちと戦いたいのなら、また後で会おう・・・」

すると辺りが強い光で覆いつくし、そこにはニーナとノーナの姿はどこにもなかった。

ナ&リョ「くそっ!!」

俺とナツは床を殴る。

ト「どうするんですか、エルザさん?」

エ「・・・仕方ないな。ここは、前回と同じく手分けして捜そう。時間がないので、組み合わせは前回と同じだ。相手は村人たちをどこかに監禁している。気を引き締めて戦え!!」

エ以外「おぅ!!!!!」

それぞれのチームがそれぞれの道へ捜索にまわった。

ル「リョウ、私たちも行くわよ!」

リョ「OK!!」

今回もルーシィは俺が守ってやる!!

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           『ここからはショール目線でいきます。』

俺はこのギルドに来てからずっと胸騒ぎがする。よくわからないけど、何かが起こる・・・そんな気がした。

ウェ「あ、エルザさんにショールさん。」

ト「見つかりましたか?」

偶然にもウェンディ、シャルル、トーヤと遭遇。

エ「こっちは今のところ以上無しだ。そっちはどうだ?」

シャ「こっちも以上無しよ。」

ショ「それにしても、どうして村の人たちや、他のギルドの連中は行方不明になったんだ?」

ト「それが一番気になりますね。」

ノ「気になるなら、教えてあげる・・・」

いつの間にか、俺たちの後ろには無表情のノーナが立っていた。

ノ「君たちも、すぐに、その人たちに会えるよ・・・」

ウェ「どうゆう意味ですか・・・?」

ノ「君たち妖精には光がある。でも、僕とお姉ちゃんには闇がある。それが許せない・・・」

エ「闇・・・だと?」

ますます意味がわからなくなってきた・・・

ノ「話は終了だよ。妖精さんたち・・・人形眼・・・(ドールアイズ)」

一瞬、ノーナの黒い瞳が怪しく光ったような気がした・・・が、目の前が真っ暗になり、そこからの記憶が無い・・・

****************************************************************************************

             『ここからはグレイ目線でいきます。』

行方不明の人が一度にたくさん・・・どうなってんだいったい?

リョ「よぉ!グレイとユモじゃんか。」

なぜかニーナとノーナじゃなくて、リョウとルーシィに会うし・・・

ユ「調子はどう?」

ル「全く手がかりなし。」

だよなぁ・・・なんなんだよこのギルドは。

リョ「ところでよ、エルザチームとウェンディチーム見なかったか?」

グ「クソ炎のチームはいいのかよ・・・俺たちは見てねぇけど、それがどうした?」

ル「私たち、もうこのギルドの部屋を全部見て回ったんだけど、エルザたちと、ウェンディたちと一度も会ってないのよ。」

ユ「偶然じゃないの?」

リョ「それが違うみてぇなんだ。この30分間の間、ツンツン頭野郎たちも見てねぇって言うし、お前らも見てないんだろ?おかしすぎじゃねぇか?」

そう言われるとおかしい気がする・・・

ニ「へぇ、妖精さんたちって、意外に鋭いんだね。見直しちゃった。」

いつの間にか俺たちの後ろには無表情のニーナが立っていた。

ニ「妖精女王(ティター二ア)と、有名マジシャンと、天空の巫女と、怪物(モンスター)と、羽の生

えた白猫はノーナに人形にされたよ。」

グ「人形に・・・された?」

ル「どうゆうこと?」

ニーナはしょっていたリュックサックを床に下ろし、中から何かを取り出した。

リョ「・・・え・・・・・?」

ル「酷い・・・・・!」

ユ「み、みんなが・・・・・」

グ「そんな・・・嘘、だろ・・・」

俺たちが見たものは、人形にされたエルザ、ショール、ウェンディ、トーヤ、シャルルだった。

ユ「ま、まさか・・・村の人たちや、他のギルドの人たちも・・・」

ニーナは無表情、無言で頷く。こいつ、本当に人間かよ・・・

リョ「みんなは・・・人形になった人たちは無事なのかよ!?」

リョウが怒鳴り声をあげる。

ニ「さぁ、わからない。」

グ「てめぇ・・・!!」

無表情、無言、無感情だからよけいに腹が立つ!!

グ「氷欠泉ッ!!(アイスゲイザー)」

俺の攻撃はひらりとかわされる。

ル「開け!金牛宮の扉!タウロスッ!!」

タ「MOーーーーーーーーーーーーーー!!」

ユ&リョ「牛ッ!?」

ニ「牛・・・」

出たなこのエロ牛!!

タ「MOーーー!ルーシィさん!今日もいい乳してますなぁ。」

ユ「エロッ!!」

ニ「下劣・・・」

リョ「おい!!俺のルーシィに変なことするな!!!」

タ「俺のルーシィ?俺の乳と言ってもらいたい。」

ル&リョ「言うなぁーーーーーーーーーー!!」

グ&ユ「エロイ・・・」

ニ「・・・・・」

ってか、こんなことしてる場合じゃねぇだろ!!

ル「そうだった!タウロス!エルザたちの仇をとって!!!」

タ「MOーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」

ニ「無駄。」

ニーナはあのエロ牛を回し蹴りで倒しちまった・・・

ル「ありがとうタウロス。」

タ「スミマセンMOー・・・」

エロ牛が消えると、ニーナはルーシィの目の前に来て、

ニ「人形眼・・・」

ル「!!!」

次の瞬間、俺たちが見たものは人形にされたルーシィだった。

ユ「嫌ーーーーーーーーーーっ!!!」

ユモは頭を抱えてうずくまる。

リョ「そんな・・・ルー・・・シィ。」

リョウはその場に呆然と立ち尽くしていて、拳がワナワナ震えていた。次の瞬間、その震えが怒りに変わった。

リョ「よくも・・・よくもルーシィを!!!」

リョウは鋭い目つきでニーナを睨みつけ、2本の聖剣(エクスカリバー)を抜くと、

リョ「2剣流・・・天翔切ッ!!」

青白い光を放った聖剣を振りかざす。

ニ「だから無駄だって・・・」

ニーナはリョウの腕を掴むと、

ニ「人形眼・・・」

リョ「!!!」

グ「リョウッ!!」

ユ「そ、そんな・・・・・」

リョウまで、人形になるなんて・・・

グ「お前ら、それをどうするつもりだよ・・・」

俺は恐る恐るニーナに聞いてみた。

ニ「私たちのコレクションにするの。」

はぁ?意味わかんねぇよ!!

ニ「羽を広げて、自由に空を飛んでいる妖精なんかに、私たちの気持ちなんかわからない・・・」

グ「知りたくも聞きたくもねぇよ。勝手に人間をコレクションするやつらの気持ちなんか、聞いただけで吐き気がするぜ。」

ユ「グレイの言うとおりだね。」

グ「ユモ!!大丈夫なのか?」

ユ「うん。なんとかね。」

ユモは俺には笑っていたけど、黒いオーラがむき出しになっていた。ユモはニーナを睨むと、

ユ「グレイ、いくよっ!!」

グ「おぅっ!アイスメイク、槍騎兵ッ!!(ランス)」

ユ「アイスメイク、針ッ!!(スピア)」

ニ「何度やっても無駄なのに・・・」

ニーナは俺たちの攻撃をかわし続けた。はぁ、はぁ、はぁ、全然攻撃が当たらねぇ・・・なら、

グ&ユ「氷雪砲ッ!!(アイスキャノン)」

ニ「あ・・・」

ドガガガァァァァァン!!!

見事命中した・・・が、

グ「う、嘘だろ・・・」

ユ「な、なんで・・・」

ニーナは無傷だった。

ニ「私とノーナの体は痛みを感じない。」

グ&ユ「え・・・?」

ニ「人形眼・・・」

グ&ユ「!!!」

このとき、俺とユモは油断していた。ニーナの黒い瞳が怪しく光ると・・・目の前が真っ暗になって、そこからの記憶が無い・・・

****************************************************************************************

           『ここからは少しだけニーナ目線です。』

私は、最後に人形にした男と女の人形を掴み取る。この2人、息がぴったりだった・・・

ノ「お姉ちゃん・・・」

振り返ると、ノーナがいた。

ノ「お姉ちゃんは、やっぱり強いや・・・」

ニ「ありがと・・・」

私は優しくノーナの頭をなでる。

ノ「また、コレクションが増えたね・・・」

ニ「うん・・・コレクションルームに、飾りにいこっか・・・」

ノ「うん・・・」

残る妖精は・・・後、2人と1匹! 
 

 
後書き
第26話終了いたしました。
いや~シリアスでしたねぇ~。夢に出てきませんようにぃ!!
次回はナツとマヤとハッピーが!?最強チームの運命は!?
次回を見逃したらいけないよ!! 
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