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FAIRY TAIL 友と恋の奇跡

作者:紺碧の海
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第1章 月の涙編
  第16話 月の涙

 
前書き
ボンジュール!紺碧の海です!
今回は最強チーム10人+2匹で闇ギルド討伐へ!
今回は久々のマヤ目線で書きます!
それでは、第16話・・・スタート! 

 
マ「ど・れ・に・し・よ・う・か・な・ほ・う・お・う・さ・ま・の」

ヤッホ~♪マヤだよ~♪えっ?私が今何をしてるかって?
私は今依頼板(リクエストボード)と睨めっこ中。大分ギルドにも慣れてきたから、そろそろ1人で仕事に行ってみようかなぁ~?と思って。で、依頼を選んでる最中なんだけど・・・たくさんありすぎてどれにしようか困っていた&迷っていたんだ。

マ「ゆ・う・と・お・り!これだっ!」

決まった依頼を依頼板(リクエストボード)から取ろうとしたら、私の手の上に誰かの手が重なった。ガッシリとしてて、私の手より遥かに大きい。振り向くと、

ナ「ん?マヤじゃねぇか。」

マ「うわぁっ!」

ナナナナナナナナナナツッ!?わわわわわ、こ、興奮しすぎて・・か、噛みすぎ、た///////////

ハ「マヤとかぶっちゃったねぇ~。」

ナツの肩に乗っているハッピーが依頼用紙を覗き込みながら人事のように呟く。

ナ「お前もこの依頼、やりたいのか?」

マ「う、うん////////まぁ////////」

ドクンッ、ドクンッ、ドクンッと心臓の音が耳元で聞こえる気がする。ヤ、ヤバい////////・・・心臓が爆発しそうだよぉ~//////////////

ナ「よしっ!この依頼、皆でやろうぜっ!」

マ「えっ?」

皆って、最強チームの皆の事?

ナ「他に誰がいるんだよ。んじゃ、俺皆に伝えてくるわ。マヤもユモやウェンディやシャルルに伝えてくれ。準備が出来たら駅に集合なっ。お~い!ルーシィ~!バカアホリョウ~!」

ナツとハッピーは依頼用紙を手に持ったままルーシィとリョウの方に行っちゃった。私は1人で行こうと思ってたんだけど・・・まぁ、いっか。

マ「お~い、ユモ~!ウェンディ~!シャルル~!」

私はナツに言われたとおり、ユモとウェンディとシャルルをを呼びに行った。

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ナ「うぅ・・き、気持ち、悪ィ・・・おぷ・・・・」

ハ「ナツ、大丈夫?」

私達最強チームは馬車の中にいるよ。もちろん、ナツはこのとおりグロッキー状態だけどね。

エ「なるほど、【闇ギルド、月の涙(ムーンティア)の討伐 150万J】か。」

これが今回の依頼内容。
リョウの話によると、月の涙(ムーンティア)は最近できた闇ギルドで、あまり耳にしない魔法を使う魔道士が5~6人いるだけの小さな闇ギルドだけど、1人で街を1つくらい消しちゃうくらい強力な魔道士ばかりいるギルドらしいんだ。

ル「そんな化け物みたいな魔道士が5~6人もいるのぉっ!?月の涙(ムーンティア)っていうギルドって、どんだけ強くてヤバいのよ~!?」

確かに、強い奴ばかりいて、ヤバい奴がいるみたいだけど、化け物なのかなぁ~?

リョ「安心しろって。いざっていう時は俺が助けてやるよ。」

ル「あ、う、うん・・・」

ルーシィは曖昧に微笑んで曖昧に頷く。頼りがいがあるようなないような・・・まぁ、あぁ見えてリョウは聖十の1人だから大丈夫だよ。・・・たぶん。

ト「月の涙(ムーンティア)のマスターさんの名はシャイン・スターというらしいですよ。」

直訳すると、“輝く星”・・・随分ド派手な名前だね。

ショ「確か、星の造形魔法の使い手だったよな。」

シャインっていう人、星が好きなのかな?

ウェ「星の造形魔法は失われた魔法(ロスト・マジック)だそうです。」

マ「そんな造形魔法あるの?」

グ「俺は知らねェな、そんな造形魔法。」

ユ「私も知らない、初めて聞いたよ。」

私の問いにグレイとユモは左右に首を振る。造形魔道士のグレイとユモも知らないなんて・・・何か面白そう!そう思ったその時、キキィーーーッ!と耳をつんざくような音を響かせながら馬車が急停止した。

マ「うわぁっ!」

私はその反動で勢いよく前に倒れた。

マ「い、たたたた・・・」

ぶつけた頭を摩りながら起き上がる。すると、下から「うぷ・・・」と情けない声が聞こえた。下を見てみると、私は顔が真っ青なナツの背中の上に馬乗り状態になっていたの。

マ「あわわわわっ!ご、ごめんナツ!だ、大丈夫?」

ナ「お、おぉ・・・だ、大・・丈、夫・・・うぉぉ・・・」

ハ「ナツ、顔が青いよ。」

ナ「へ・・平、気だ・・・・うぷ・・・」

強がってるみたいだけど、大丈夫そうには全く見えないんだけど・・・他の皆も至る所に頭をぶつけたみたい。

エ「な・・何事だ。」

すぐさまエルザが馬車から降りて運転士に事情を聞いている。

運「ス、スミマセン。ここから先はとても行けません・・・この道をまっすぐ行けば、月の涙(ムーンティア)のギルドはすぐですので。そ、それじゃあ。」

早口でそう言うと運転士は馬車を走らせて帰って行った。

ショ「相当月の涙(ムーンティア)を恐れているんだな。」

腕を組み、馬車を見送りながらショールが呟いた。

ウェ「月の涙(ムーンティア)の魔道士って、いったいどんな人達なんだろう・・・?」

シャ「想像も出来ないわね・・・」

変な怪人みたいな奴がいるんじゃない?こんなのとか。私は目が3つあって、手が4本、足が4本ある変な怪人を想像してみた。

ル「いや、絶対ないと思うわよ・・・」

ルーシィに否定された。
じゃあ、からくり屋敷みたいに、いろんな罠があるんだよ!今度は普通に歩いていたら、槍が飛び出したり、壁に触ると、くるりと回転して部屋の裏側へ行っちゃう部屋を想像してみた。

ユ「面白そうだけど、それもないと思うよ。」

今度はユモに否定された。これでもないなら・・・

リョ「もういいだろっ!」

リョウに怒鳴られた。まだ私何も言ってないのに~!

エ「とにかく、ここから先は歩いていくぞ。」

ナ「おっしゃ~!行くぞハッピー!」

ハ「あいさ~!」

ナツはハッピーと一緒に飛んで行った。ってあれ?

グ「アイツ、いつの間に復活したんだ?」

マ「さぁ?って、待ってよナツ!ハッピー!」

私達はナツとハッピーを追いかけて月の涙(ムーンティア)のギルドに向かった。 
 

 
後書き
第16話終了!
月の涙(ムーンティア)はちょっと不思議なギルドです。
次回は月の涙(ムーンティア)のギルドにやって来た最強チーム。討伐のはずが―――――!?
それでは17話でお会いしましょう! 
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