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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第八十四話 浜松湖へその二

「イタリアって戦う感じじゃないのかな」
「まああまりそういう感じはしないな」
 それはトモノリも言う。
「あたしは何かわからないけれどロシアさん好きだけれどね」
「君戦車はどれが好きかな」
「決まってるじゃない、T34よ」
 ソビエトが誇ったその戦車だというのだ、トモノリは笑顔で言い切った。
「それ以外はないわよ」
「うん、それが一番だよね」
「あの戦車で数で攻めるのが一番なんだよ」
 こう卵焼きに八丁味噌をかけつつ言う。
「それがいいんだよ」
「そうそう、あと君イカ墨好きだよね」
「あっ、わかるんだな」
「色々わかるよ」
「何かロシアさんとは馬が合うな、あたし」
「これから宜しくね」
「こちらこそな」
「それはそうとさ、名古屋って美味しいね」
 またイタリアが言う、見れば味噌カツを食べている。その他にも名古屋コーチンの手羽先や味噌煮込みうどん、きし麺と色々と前に集めている。
「モーニングもあったよね」
「名古屋のモーニングは兵器」
 アヴリルが応える。
「忠告しておくわ」
「そんなに凄いんだ」
「そう、量が凄いの」
「朝なのに?」
「朝だからこそ」
 それ故にというのだ、むしろ。
「食べるものだから」
「ううん、朝だね」
「それとパスタも」
 これはイタリアにもかなり関係することだった。
「とろりとしたパスタがあるから」
「それ後で食べようかな」
「量が凄いから気をつけて」
「そんなに?」
「覚悟を決めて食べるべきものだから」
 それでだというのだ。
「気をつけて」
「ううん、じゃあ今は止めておこうかな」
「その方がいいわ」
「それじゃあ今は前にあるのを食べて」
 その味噌カツやらきし麺をだと言うイタリアだった、今は名古屋コーチンの手羽先をむしゃむしゃと食べている。
「それじゃあそれからだね」
「それがいいわ。名古屋は奥が深いから」
「そうさせてもらうね」
 こうした話をするのだった、そして。
 その話の中でだった、今度は。
 中国がそのきし麺を食べつつ一同に問うた。
「この名古屋から浜松はすぐあるな」
「うむ、その通りじゃ」
 ノブナガが中国に腕を組んで答える。
「車を使えばまさにすぐじゃ」
「そうあるか」
「何を隠そう私の地元ですが」
 ここでイエヤスが出て来てそっと言う。
「岡崎と並んで」
「ではあの辺りに詳しいあるな」
「はい、自信はあります」
 世界は違うが浜松の辺りならというのだ。
「それと岡崎や駿河も」
「静岡は私の領国ですの」
 今度はヨシモトが来て言って来た。
「そして岡崎や浜松はイエヤスちゃんのお家がありますの」
「成程、地元あるな」
「ですからあの辺りはイエヤスちゃんがいれば大丈夫ですわ」
「ショッカー首領の行動パターンも大体わかります」
 イエヤスはスサノオの今の姿についても言及した。
「といいますかスサノオですから」
「あいつの行動パターンは基本的に変わらない」
 門矢もそうだと話す。 
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