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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第八十二話 茶室での会議その十一

「それ位の寒さでも普通に飛べるから」
「そうなんだ」
「そうよ、全然平気よ」
「俺それ位の寒さだと我慢出来ないよ」
「とはいっても生きられるでしょ」
「コートとかマフラーが必要だよ」
 だがそれでもだった。
「寒いのは苦手だから」
「というか苦手だけじゃないの?」
 海東そのイタリアの言葉に怪訝な顔で返した。
「普通に生きていけてるじゃない」
「まあ俺達は消えない限り生きていられるけれどね」
 国家だからだ、寒さや暑さで死ぬことはないというのだ。
「体調が悪くなることもないから」
「私達は経済状況等が身体に影響しますので」
 日本が海東に話す。
「寒さ等でどうにかなることはありません」
「経済状況はまあ関係ないかな」
 海東はそれはと返した。
「僕達の戦いには」
「そうですね、関係ないですね」
「そう思うよ、まあ色々なことがわかって来たよ」
「色々とですか」
「君達のこととかね」
 まず彼等のことだった。
「国家のことにスサノオの今回の狙いに」
「人間としてですね」
「そう、国家もまた 人間ということが確かで」 
 そしてだった。
「どうやらスサノオはそうしたことを見たいんだよ」
「その私達と皆さんが戦い」
「うん、スサノオの仕掛けを乗り越えられるかをね」
 それが今回のスサノオが見たいことだというのだ。
「それなんだよ」
「そうなのですか」
「まあそろそろ仕掛けてくるかな」
 その時は近い、海東は直感的に悟っていた。
「それもね」
「ですか。それでは」
 日本は自分の茶を飲んだ、そして今度言うことは。
「あらためて。作戦を練ることにしましょう」
「今からはじめるか」 
 門矢は日本の言葉を受けて言った。
「それをな」
「お茶を飲みながらかい?」
「茶室は元々その為にも使われてきた」
 アメリカにこの事情も話す。
「だからここでいい」
「確かにお茶を飲みながら話もするあるな」
 中国はこれで納得した、そうした話をしながらだった。
 一同はそのまま茶を飲みつつ作戦会議に入った、そこで話すことは。
 ドイツがまずこう言った、茶と菓子はそのままだ。
「敵は自分達から来る」
「俺達の方にね」 
 小野寺がそのドイツに応える。
「来るから」
「それがわかっているだけやりやすいな」
「そう、相手がどうしてくるかわかっているとね」
 それならというのだ。
「やり方があるね」
「こちらに有利な場所に相手を誘い出すこともな」
 ドイツは言うのはこのことだった。
「問題は何処に誘い出すかだが」
「何処にする?」
「そうだな、、それはな」
 ドイツは腕を組み考えだした、そして言うことは。 
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