仮面ライダー エターナルインフィニティ
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
第八十一話 ワールド学園その八
「ゲルショッカーと違ってね」
「ゲルショッカーは二種類あるな」
「あそこはね」
海東は中国にも話す。
「二種類だよ」
「ショッカーと倍違うあるな」
「そうした意味でもゲルショッカーは強かったよ」
怪人の強さが全く違ったというのだ。
「例えばジャガーとイソギンチャクを合わせたとか」
「それは不気味ですね」
日本はその二種類の動物が合わさった姿を想像して述べた。
「そして強そうですね」
「実際にゲルショッカーは強かったです」
光もこのことを話す。
「そしてかなり冷酷な組織でした」
「ショッカーの科学者や戦闘員の粛清ですね」
「組織を結成する前後に」
特に戦闘員達が悲惨だった、彼等への粛清はライダー達をしても戦慄するものだった。
「そうしました」
「ううむ、そうしたことを行ったスサノオが相手となりますと」
「本当に注意して下さいね」
「そうします、くれぐれも」
日本も真剣な顔で応える。
「どうも今のスサノオと性格が違う様ですが」
「あの頃のスサノオと今のスサノオは違う」
このことについては門矢が説明する。
「全くな」
「全くですか」
「そうだ、ショッカーの頃のスサノオは陰惨な作戦を以てライダーに対して来た」
「核や毒を使った、ですね」
「今はそうしたことはしない」
「仕掛けて来るにしましてよ」
「種族を使うことが多い」
それが今のスサノオだというのだ。
「そこで人を見る」
「人、私達を」
「そうだ、俺達をだ」
「それでは」
日本は真剣な顔で述べた。
「スサノオが仕掛けて来ることから私達が人間であることをですね」
「見せればいい」
門矢はこう日本に話した。
「それがスサノオの挑戦だからな」
「わかりました、ではまずは」
「俺達のタッグがより確かになることでもだ」
それもまた、というのである。
「いい」
「ああ、じゃあ丁度時間的にもいいな」
イギリスは自分の腕時計の時間を見て言った。
「お茶にするか」
「コーヒーお淹れしますね」
「いや、俺は俺で淹れるからな」
イギリスは光の申し出は断った。
「それはな」
「あくまで紅茶ですか」
「やっぱり紅茶がないとな」
笑みを浮かべて光に話す。
「俺は駄目なんだよ」
「そうですか」
「何ならあんた達も分も淹れるぜ」
逆に光達にこう返す程だった、少し笑顔になって。
「そうするけれどどうだ?」
「セットもか」
「それは欠かせないだろ」
ティーセットもだというのだ。
「三段のな」
「あんたが作ったものだな」
「遠慮するなよ、すぐに作られるからな」
「いや、いい」
だが門矢は彼の申し出をすぐに断った、それもはっきりと。
ページ上へ戻る