| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

ロザリオとバンパイア〜Another story〜

作者:じーくw
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第5話 決戦直前
































この二次世界……否異世界へ来て。

彼らとであったその数ヵ月後。

アルカードの正確な居場所を掴んだ。



今暴れている場所へ急いで向かい そして…とうとう見つけた。




そこは、かつては人間や妖も暮らしていたと言われる。

互いに領域を侵さず共存できていたその場所。



≪北方の地≫



だが、今は最早見る影も無い。

それはまるで、後に歴史上で語られる大災害を見ているかのようだった…。





「見つけたぞ奴だ!」






一番前にいた 御子神が叫んだ。

その先には禍々しい妖気・殺気・あらゆる不吉を撒き散らしながら……。

空に向かって吠えるアルカードの姿だった。




「奴め……いったいどれだけの人間と妖を食らったというのじゃ 以前にも増してでかくなっておるのぉ……。」




東方不敗の表情は険しくなる。



「アルカード……。」



アカーシャも同様だった。

倒さなければならない宿命の相手。

だからこそ、アカーシャに余計に力が不自然に篭っていた。




『………。』




―――これは…こいつはいったい…なんだ?




そして、4人の中で、それ以上に動揺していたのがジャックだった。


なぜならば。



そのアルカードの姿。



≪想像以上≫ 



その4文字しか 頭に浮かんでこなかったからだ。

アルカードは妖や人を食らうことで巨大化するという。

それにしても、でか過ぎる。

一歩きすれば山々が潰れかねない程巨体。

人や建物と比べれば大体はわかる……。

あれは……人と蟻。程の差を感じた。

触手の一本一本が強大な化け物。

そのサイズも驚愕のものだった。

そして 何より……

何よりもアルカードを大きく巨大で強大なものに見せる要因。

それは強大な妖気だった。




…戦慄が…悪寒が…全身に走る。



しかし…



(なぜ…?原作で見たのよりはるかにでかい…… そしてこの肌に突き刺さるような妖力……これだけ離れているのに?)

……アルカードを俺が倒してやろう。そう息巻いていた。

だが、それどころではない。


自分の能力、悪魔の力。≪自然(ロギア)


……そして、精霊の術を使ったところでしとめきれるか……?

そして、何よりも、この場の皆が無事に帰れるのか?




≪アカーシャ・御子神・東方不敗≫




彼らは、もう俺にとってかけがえのない存在。

出会い……信頼と言うものは時間じゃない。

心だって事を改めて教わった。

人、あらざるものにだ……。

そう僅かな期間だったが、荒んでいた俺の心に入ってきているのだ。


十分すぎるほどに。


かつて……失う辛さをいやと言うほど……味わった事がある……。


だからこそ……。


不安が頭をよぎっていった。


(また……失ってしまうかもしれないのか……?)


ジャックはその不安感が幾らしても振り払えなかった。











「嘆いていても…始まらんな。ヤツの姿……あの≪姿≫とかけ離れているが もうやるしかあるまい。」


御子神の一言から始まった。



『そうだな……。化物の衣を纏っている。もう、意識も無いだろう。いや、意思は残っているか。人間を全て殺そうと言う意思だけが……。やるしかないだろ!これ以上はやらせはしない!!絶対に……!』

ジャックも意を決し、静かにそして、大きく闘志をみなぎらせる。

「もちろんね。まずは 出来るだけ広い場所に誘導しないと。少しでも犠牲者を出さないように……。」

アカーシャも同様だった。




皆で……皆一緒に帰るために!




「うむ。」

「ああ。」

『OKだ……。』



4人は頷きあう。

そして、臨戦態勢に入った。

目の前にいるのは、世界を…

人間の世界を飲み込もうとする怪物。

臆していれば…殺られるということは、誰もが感じている。

アカーシャは自然と皆声に、余分な力が入っていると感じた。



「皆…」



だから、臨戦態勢に入った彼らに呼び掛ける。



そして、全員の視線が彼女に向く…



「約束…よ?絶対。だれ一人欠けることのなく…みんなで帰るって。…約束して。」


そう言った表情は真剣そのものだ。


「ふ…もちろんだ。ここで終わるつもりはない。…私は学園を作らねばならんしな…」

御子神は…そう言ってうなずく。

「わしは、中国にファミリーがおるしのぉ… いきなり首領がいなくなっては、立場がないじゃろう?」

不敗も同様だった。


『…もちろんだ。もう…失うのは御免だ。もちろん…それはアカーシャも一緒だからな?』


ジャックは、アカーシャにそういって笑いかける…


「皆… うん。もちろんよ。未来のために…ここにいるんだもの。…私たちの未来も…そこに含まれているんだから…」

アカーシャは、満足していた。

満足できる回答だったからだ。



『よし…化物狩り…化物退治と行くか?』



ジャックがそういうと…

再び

皆妖気を高め…

臨戦態勢に入っていった…





激闘の始まりだ……………






 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧