ハイスクールD×D混沌竜のドラゴンスレイヤー来る!!
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第3話 悪魔と滅竜魔導師(ドラゴンスレイヤー)の会合
前書き
遅れて主人公参上です。そして遅くてスイマセン。こんな作品ですけど宜しくです。
「粗茶です」
ソファーに座った一誠に朱乃がお茶を淹れてくれた
「あっどうも」
淹れてくれたお茶を一口飲む。
「おいしい!」
「あらあら。ありがとうございます」
うれしそうに笑う朱乃、テーブルを囲んでソファーに座る一誠、祐斗、小猫、リアス。
「単刀直入に言うわ。私達は悪魔なの」
一誠は驚いた。
「信じられないって顔ね。まあ、仕方ないわ。でも、あなたも昨夜黒い翼の男を見たでしょう?あれは堕天使。元々は神に仕えていた天使だったんだけれど、邪な感情を持っていたため、地獄に堕ちてしまった存在。私達悪魔の敵。私たち悪魔は堕天使と太古の昔から争っているわ。冥界ー人間界で言うところの『地獄』の覇権を巡ってね。地獄は悪魔と堕天使の領土で二分化しているの。悪魔は人間と契約して代価を貰い、力を蓄える。堕天使は人間を操りながら滅ぼそうとする。ここに神の命を受けて悪魔と堕天使を問答無用で倒しに来る天使も含めて三すくみ。それを大昔から繰り広げているのよ。」
「いやいや、先輩。いくらなんでもそれはちょっと普通の男子高校生である俺には難易度の高いお話ですよ。え?オカルト研究部ってこういうこと?」
「天野夕麻」
その一言に目を見開く一誠。
「あの日、あなたは、天野夕麻とデートしていたわね?」
「.....冗談なら、ここで終えてください。正直、その話はこうゆう雰囲気で話したくない」
一誠の声には、怒気がこもってた。
「この子よね?天野夕麻ちゃんって」
リアスが写真を見せた。
「この子、いえ、これは堕天使。昨夜あなたを襲った存在と同質の者よ。この堕天使はとある目的があってあなたと接触した。そして、その目的を果たしたから、あなたの周囲から自分の記憶と記録を消させたの」
「目的?」
「そう、あなたを殺すため」
「な、なんで俺がそんな!」
「落ち着いてイッセー。仕方なかった・・・いいえ、運がなかったのでしょうね。殺されない所有者もいるわけだし・・・」
「運がなかったって!」
運がなかっただけで殺されるなんてたまったもんじゃない。
「でも、俺生きてるっスよ!だいたい、なんで俺が狙われるんだよ!」
「彼女があなたに近づいた理由はあなたの身にとある物騒なモノが付いているかいないか調査するためだったの。きっと反応が曖昧だったんでしょうね。だから、時間をかけてゆっくりと調べた。そして、確定した。あなたが神器を身に宿す存在だと」
「神器・・・?どっかで聞いたような・・・」
一誠の言葉に朱乃が口を開く。
「神器とは、特定の人間の身に宿る、規格外の力・・・大半は人間社会規模でしか機能しないものだけれど中には私たち悪魔や堕天使にとって脅威となり得るものもあるのです」
「イッセー、手を上にかざしてちょうだい」
リアスの突然の言葉に戸惑う一誠。
「いいから、早く」
左手を上げる一誠。
「目を閉じて、あなたの中で一番強い存在、力を出せるポーズをしてみなさい」
い、一番強い存在・・・ド、ドラグ・ソボールの空孫悟かな。ドラゴン波の構えをした。
「変わったポーズね・・・まあそれでいいわ。そのまま思い切って力を解放させる感じでやってごらんなさい」
「じっじゃあ・・・・ドラゴン波アアァァァ!!!」
すると、一誠の左腕が、赤く光り、そこには、赤色の籠手が装着されていた。
「なんじゃ、こりゃぁぁぁぁ!!」
一誠は、驚きのあまり、叫んだ。
「それがあなたの神器、堕天使その神器を危険視してあなたを殺したのよ」
えっ、殺したって・・・
「だから俺生きてますよ?」
するとリアス先輩は朱乃さんから一枚の紙を受けとりそれを俺に見せた。その紙を見て俺は思い出した。
これはあの時貰った・・・!
「さっき言ったように悪魔は人間と契約して願いを叶える代わりに代価をもらわなければ力を得られないわ。でも最近は魔方陣を描いて召喚できる人間は殆どいなくなってしまった。だからこうして簡易版魔方陣を配っているの、たまたま使い魔が配っていたのをイッセーが手にし、死の間際に願ったの、せめて美女の腕の中で・・・ってね、フフン♪」
そう言うと先輩は俺を見た。おもわずドキッとした。
「召喚された私はイッセーをみて神器の所有者だと気付いた、だから命を救ったの」
リアス先輩の背中から翼がでた。
「悪魔としてね、あなたは私の下僕リアス・グレモリーの眷属悪魔として生まれ変わったの、あらためて紹介するわ」
小猫、朱乃、祐斗がリアスの横に並び立ち翼をだした。
「2年、木場祐斗。悪魔です。よろしく!」
「1年、塔城小猫。悪魔です…。よろしくお願いします」
「3年、姫島朱乃ですわ。一応研究部の副部長をやってます。これでも悪魔ですわ」
「そして私が彼らの主、リアス・グレモリー、家の爵位は公爵、よろしくねイッセー」
その後俺はリアス部長からさらに説明を受け、頑張れば爵位を得て眷族をもてるとしった。俺の脳内で美女にかこまれてる自分を想像した。俺は決意した俺は必ず―――
「ハーレム王に俺はなる!」
俺はふと、ある事を思い出しリアス部長に聞いた。
「部長、一つ聞きたいんですけど、なんでジオも呼んだんですか?」
「それはねイッセー彼が堕天使を倒しあなたを救ったのからよ」
へっ・・・・・ええェェェェェェ~~~~!?
「本当なんですか部長!ジオが堕天使を倒したって!じゃあ、ジオも神器を持っているんですか!?」
「いえ、あの時見た力は神器ではなかったわ。あの力はおそらく魔法に近いものね」
「魔法!?」
悪魔の次は魔法使い!?しかもそれが俺の俺の幼馴染が!!
ドドドドドドドドドドドド
あまりの事に驚く中、廊下を爆走して来る音がした。そして誰かが部室の前で止まり勢いよく扉を開いた。
スッパーン
「イッセ~~、ここかっ!!」
「ジオっ!?なんでおまえ此処に!!」
するとジオはあたりまえのように言った。
「グレモリー先輩との約束を思いだして学園に戻って来たんだ。その後はイッセーの臭いを辿って来た」
に臭いって、お前は犬か!!俺は思わずそう思ってしまった。
「グレモリー先輩、約束を忘れてすいません。お詫びとしてこのギガシュークリーム皆さんとどうぞ」
「ええっ、ありがとう」
いきなりのことにあぜんとしていた部長がなんとか返事をかえした。・・・・子猫ちゃんはジオのシュークリームを見て目を輝かせていた。
「――――と言うわけなの、分かってくれた竜守くん」
リアスは自分達の事一誠ことを話した。
「ふ~ん、悪魔ね~イッセーが子猫と似た臭いをしてたのはそのせいか」
「冷静ね、驚かないの?」
「べつに先輩や子猫やイッセーが悪魔でも関係ないですから、先輩は先輩でしょ」
「あらあら。直球な方ですのね」
朱乃はにこやかに子猫とギガシューを食べてるジオを見た。
「それじゃ、竜守君。昨日堕天使を倒した力はなに?私は此処一帯の領地を預かる身として知らなければならないの」
リアスはきつい目をしてジオを見た。一誠は慌ててジオを弁護しようとした。
「べつに良いぞ」
ジオはあっさり承諾した。
「いいのかよ!」
「隠すことでもないからな」
「それじゃああなたの力の説明をしてくれる」
「俺の力は魔法、太古の魔法、術者の体質を竜と同じ体質に変換して戦う竜迎撃用の魔法、滅竜魔法。俺は混沌の滅竜魔導師です」
「・・・滅竜魔導師」
「太古の魔法!?」
「滅竜魔法!竜迎撃用の魔法なんてそんなもの聞いたことないわ!?」
リアスはあまりのことに驚いた。リアスだけではなく聞いていた回りの面々も驚いていた。
「俺の親であるカオスードが教えてくれたんです」
「あれ?おまえの親は竜守の小父さん達じゃないのか」
一誠は普段あっている中の良い夫婦の二人を思いうかべた。
「ああ、俺は養子なんだ。カオスードが亡くなってあてもなく彷徨っている時拾ってもらったんだ」
「・・・・良いご両親ですのね」
「俺の自慢です」
朱乃の言葉にジオは嬉しそうに笑った。
「カオスード、その人があなたに滅竜魔法を教えたのね」
リアスは確かめるように言った。
「えっ、カオスードは人じゃないぞ、ドラゴンだ」
へっ?部室が静まりかえった。
「混沌竜カオスードそれが父さんの名前だ」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「「「―――えええぇぇぇ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!?」」」
「あらあら」
そのあとなんとか落ち着きを取り戻して話を続けた。
「いろんな意味で驚いたけどそんな魔法があるなんてね・・・・・・」
リアスは少し考えて、ギガシューを再び食べているジオに言った。
「竜守君、あなた悪魔になる気はないかしら?」
「!部長どうしてジオを悪魔に誘うんですか!?」
一誠は驚いてリアスに問うた。リアスはあっさりと返事をかえした。
「太古の魔法の使い手なんて珍しいじゃない。しかも竜迎撃用の魔法よ、下僕するには十分よ、それで竜守くんどうかしら」
ジオは少し目を瞑り考えすぐに答えた。
「いいですよ、悪魔になります」
「あら、そんな簡単に決めていいですの?」
朱乃がジオ聞いた。
「悪魔になれば強い奴とも戦えるし人間より長生き出来るんですよね、なら俺は悪魔になりたい!それに、イッセーだけじゃ心配だからな」
そう言いジオは一誠を見た。一誠は驚いた顔をしたがすぐにしかめっ面になった。
そんな二人を見て周りは微笑んでいた。そしてリアスはジオの前にでてきた。
「それじゃあ、あなたを正式にオカルト研究部の一員として歓迎するわ。よろしくね、ジオ」
「これからよろしくお願いしますわ」
「よろしく、竜守くん」
「よろしくです・・・ジオ先輩」
「ジオ、これから一緒に頑張ろうな!」
「おう!みんなよろしく!」
こうしてジオも一誠と同じくオカルト研究部部員、リアス・グレモリーの眷属になった。
おまけ
「そう言えばジオ一つ聞いてもいいか?」
「なんだ?イッセー」
「おまえドラゴンから滅竜魔法教えてもらったんだよな」
「そうだけど」
「ドラゴンが竜迎撃用の魔法を教えるのっておかしくないか?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・!!!」
「今ごろ気付くなよ!!」
後書き
今回のは如何でしたか?感想をよろしくお願いします。
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