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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第八十話 決戦IS学園その九

 しかし千冬は彼等にもこう言うだけだった。
「このままだ」
「はい、今言った様に」
「それで、ですね」
「戦い続ける、いいな」
「了解です」 
 皆千冬のその言葉に答える。
「それなら今からも」
「こうして防いで」
「戦ってくれ」
 こうしてだった、戦闘員達との戦いも同じだった。
 彼等は円陣のまま周囲から来る戦闘員達を迎え撃つ、そうして。
 その彼等も倒す、やはり数はあってもだ。
「質と戦術が上なら!」
「負けない!」
 こう言いながら彼等も撃ち斬っていく、そうして次々と爆発させてだった。
 戦いを有利に進める、その中で。
 戦闘員の数もまたかなり減っていく、彼等の強さは。
「あまり強くない?」
「怪人達よりもずっと」
「思ったよりずっと弱いっていうか」
「そうよね」
「戦闘員は戦闘員だ」
 ワイルドカリスが素早い動きで敵を次々と倒しつつ答える。
「だからだ」
「数にさえ注意すればいいんですね」
「囲まれなければ」
「この程度はどれだけいてもだ」 
 それでもだというのだ。
「今の俺達ならどうということはない筈だ」
「どれだけ多くてもですか」
「戦術さえ間違えなければ」
「そして個々では戦わないことだ」
 それも大事だというのだ。
「そうすれば問題ない」
「ですね。囲まれなればこの連中は」
「どうということはないですね」
「そういうことだ」
 まさにというのだ。
「ここは円陣を組んだまま迎え撃って闘うべきだ」
「あい、わかりました」
「それじゃあ」
「囲まれれば終わりだ」
 その時にはというのだ。
「だからここはだ」
「突出せずにですね」
「そのうえで」
「座る様にして戦うべきだ」 
 それが一番だというのだ。
「ここはな
「来る相手をですね」
「そうだ」
 まさにというのだ。
「ここはな」
「じゃあこのままですね」
「陣は崩さない」
 絶対に、というのだ。
「そうしてだ」
「そのうえで、ですね」
「敵の数を減らすことだけを考える」
 戦闘員達を模した機械達をだというのだ。
「そしてその後だ」
「スサノオですね」
「出て来る」
 千冬はこのことを確信していた。
「そしてどの姿で出て来てもな」
「倒さないといけないですね」
「必ずな。私達ははじめて戦うが」
 それでもだというのだ。
「この世界でも勝たなければならない」
「人間としてですね」
「そういうことだ」
 こう真耶に話す。 
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