インフィニット・ストラトス 黒剣の死神と謳われた天才
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その後の更識家と真理一行
side:刀奈
「申し訳ございません。当主。彼らを逃がしてしまいました。」
刀奈は当主である父の大和に頭を下げていた。今、彼女がいるのは更識家にある12席の間である。ここは、更識家の当主と従者の家の当主達が重要な話し合いに使う場所である。
「気にすることは無いさ。表を上げなさい。刀奈。しかし、真理君のIsは異常だ。金縛りのごとく皆の動きを止める能力。そんな物は聞いたことが無い。」
「はい。ドイツにAICと言う相手の動きを止めるシステムがありますが、あれは、一つの物しか止められません。しかし、あれは遙かにそれを上回っています。」
そう、私が言うと、当主達は、考え初め12席の間には、ただ、沈黙と時間が過ぎていった。その時、
「金縛りの正体を考えるのは置いといて、問題なのは、脱退したのがあの三人の事。」
大和が、今まで以上に真剣な目になり、当主達に話題を振った。
「『黒剣の死神』神倉真理、『鬼人の再来』鬼灯満月、『鬼人の申し子』鬼灯水月とゆうことだ。水月君は、13歳とは思えない戦闘能力。それに、満月君、彼は『更識四天王』の一人で四天王で最大のアタッカーだ。そして、真理君だ! 彼は四天王の中で最強の戦闘力、最高の知識を持っている。彼に勝った奴など見たことが無い。」
皆そのことに危機迫った顔をしている。
「早急に彼らを捕らえる。皆、人員を全て投入して捜索しろ。」
父が皆にそう言い放つと
「「「ハッ!」」」
皆なそう言うと、早速と部屋を出て行った。お父さんと二人だけになってしまった。お父さんがさっきまで違う真剣な顔になり、
「刀奈、簪を連れて来なさい。」
お父さんは少し悲しい顔をしていた。
「分かりました。」
私はそう言って部屋を出て、簪ちゃんの部屋に走った。
「簪ちゃん」
「お姉ちゃん!何があったの。」
「今からお父さんの所に行くわよ。そこで全て話すわ。」
「分かった。」
簪ちゃんは弱々しくそう言って頷いた。私達は手を繋いでお父さんの所に行った。
「来たか」
「お父さん。話って?」
簪ちゃんが不安そうな顔で訪ねと
「簪。今から今日起こった事を全て話す。最後まで聞いてくれ。」
お父さんが今日起こった事を一つ一つ簪ちゃんに教えていった。
「コレが、今日起こった事の全てだ」
「水月が…何で?」
やっぱり簪ちゃんにはシッョク過ぎた。
(そりゃそうよ。好きな人がいきなりいなくなるなんて。簪ちゃんの気持ちは痛いほど分かる。)
「すまない、簪。私が最早くにきずけば。」
「お父さん。後は私が」
「分かった。すまない、刀奈」
お父さんが部屋から出て行きしばらくして、
「お姉ちゃん。どうして水月達は出て行ったの?」
簪ちゃんは泣きながら聞いてきた。私は何も言えなかった。ただ妹を抱きしめる事しかできなかった。
「ゴメンね……ゴメンね」
私は泣きながらそう妹に言い聞かせた。
(どこにいるの真理)
side:真理
「ハックション」
俺が飛行機の客席でくしゃみをすると
「どうしましました、真理さん。くしゃみなんて珍しいじゃん」
水月が珍しそうにこっちを見ている。
「ただ、くしゃみが出ただけだ。」
俺そう言うと、
「多分、刀奈さんを悲しませたバチが当たったんじゃないですか?」
「そうかもしれない。けど、それなら簪を悲しませたバチがお前に来るかもしれないぞ?」
そう言い返すと、水月が
「…たぶん…」
と、下を向きながら返してきた。
「なら、会ったときにちゃんと謝れよ」
満月さんがクールに言った。
「分かってるよそんな事。だいたい兄さんはどうなんだよ?彼女さんにちゃんと言ったのかよ?」
「千鶴にはちゃんと言った。『たまには、連絡いれて』て、言われた。」
「あっそ」
水月が言っているうちに俺はあることにきずいてそれを二人に伝えた。
「窓見てみろよ!もうすぐ着くぞ アメリカに。俺達の計画の第一歩目で、大切な第一歩目だ!気合いをいれろよ。」
普段どうりに言っているつもりだが、その声には、嬉しさを隠せていない。
後書き
ハイ。第三話を書いてみたわけですが。小説かくのは大変です。
明日は多分書けないかもしれません。次はバトルを入れるので。変でも暖かい目で読んでくれると幸いです。
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