仮面ライダー エターナルインフィニティ
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第七十九話 猛訓練その十二
「とにかくだ」
「戦ってだよな」
「最後までな」
「何か凄く長い戦いになりそうだけれどな」
「構わない」
箒はそのまま答える。
「スサノオに見せてやるだけだ」
「それだけなんだな」
「そして一夏」
箒は剣を振るいながら再び一夏に言う。
「機械のことがわかってきたな」
「ああ、随分戦ったからな」
それでだとだ、一夏も戦いながら返す。
「実感でな」
「そうだな、戦いも経験だな」
「それがもの言うんだな」
「才能だけでは駄目だ」
箒らしい言葉だった。
「やはりそこに磨くものがなければだ」
「駄目だよな」
「そういうことだ、そしてだが」
「今度は何だよ」
「勝てるな」
目の前のゲバコンドルを唐竹に切っての問いだった。
「スサノオに」
「勝てる様にしているんだよ」
これが一夏の返事だった。
「今だってな」
「経験を積んでいるか」
「それは御前もだろ」
「その通りだ、私もだ」
一夏は一夏で陸上でシードラゴン三兄弟を続けて切っている、その剣の腕前は確かに以前よりさらにあがっている。
その彼を見て、箒は今も言う。
「御前と同じくだ」
「スサノオは色々仕掛けて来るみたいだけれどな」
「一体どうして来るか」
「それも気になるな」
「気になっても取る方法は一つだ」
それは限られているというのだ。
「倒す、それだけだ」
「そうだよな、やっぱり」
「戦い倒すだけだ」
また言うのだった。
「私達で倒そう」
「それじゃあな」
「空だからな」
ブレイドも剣を振るいつつ言う。
「スサノオもそれで来るだろうしな」
「スサノオって空を飛ぶ時もありましたよね」
「そこは色々なんだよ」
本当に一つでは言えない、これまでの多くの戦いの中でその都度姿を変えてそして攻めてきているからだ。
だからだ、まだ言うのだった。
「何が来るかわからないけれどな」
「スサノオはスサノオだ」
ここでギャレンがまた言う。
「それだけは間違いない」
「ということはあれじゃな」
召喚システムで戦う秀吉が気付いた、ギャレンの今の言葉から。
「スサノオにはスサノオの行動パターンがあるか」
「戦い方は姿によって変わる」
「それでもですな」
「そうだ、俺達のその時を見てその姿を選ぶ」
「そこから逆算していくとある程どういった姿で出て来るか想定出来る」
秀吉は召喚獣、その袴の小さい自分自身でスクィッドオルフェノクを古文で倒しつつ言う。
「今回は空ならば」
「大首領でしょうか」
半蔵は手裏剣を放ちショオカキングを攻めている、左手を横に払うとそこから無数の手裏剣が放たれてである。
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