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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第七十九話 猛訓練その一

                 第七十九話  猛訓練
「確かにな」
「そっくりですね」
 ラウラとシフォンは座って見合いそのうえでお互いに言っていた。
「ここまで私に似ている者がいるとは」
「正直驚いています」
「鏡を見ている気分だ」
「ドッペルゲンガーではありませんね?」
「見れば見る程そっくりだ」
「恐ろしいまでに」
「本当に別人同士ですか?」
 シフォンの横からティシーが真顔で問う。
「お二人は」
「その筈なのだが」
「否定出来ないものがあります」
「全くだな」
 千冬もその二人を見て言う。
「ここまで似ているとはな」
「予想しておらんかったぞ」
 その千冬の横で浴衣を無造作に着ているノブナガが煙管を吹かしつつ悠然として言う。
「わしも御主を見てな」
「ああ、鏡を見ている様だ」
 千冬もノブナガを横目で見て応える。
「私自身がここにいる」
「全く以て不思議な気分よ」
「話は聞いていたが」
「私もです」 
 箒とセラフィも顔を見合わせている、二人もだったのだ。
「同じか?同じなのか?」
「世界にはそっくりの人間が三人いるそうですが」
「しかし世界は違う筈だ」
「それで何故そっくりなのでしょうか」
「話してるとわからないですね」
 シャルロットが見てもだった。
「誰が誰なのか」
「というかどんどんこういう組み合わせが出て来てるね」
「そうだね」
 イルククゥとインデックスがシャルロットの横で言う。
「そう言うシャルロットはどうなの?」
「そういう人いる?」
「実は」
「そうなのです」
 ラナが勢いよく出て来た、あまりにも勢いがよかったので危うくスカートの中身が見えそうになってしまった。
「私シャルロットを大好きになりましたです」
「私も。ラナが」
 二人で横目で見合ってにこりとする。
「一夏と一緒にいたいって思うわ」
「カズヤと一緒ですね」
「本当に私そっくりだから」
「気が合うのです」
「そうですわね。お二人になると」
「よくわかるわね」
 今度はセシリアと英理子だった。
「私英理子さんのお友達といいますか」
「パートナーよね」
「はい、それでお願いします」
「こちらこそね」
 お互いに話す、それぞれ自分自身を見ていた、その彼女達を見てだった。
 橘は微妙な顔になっていた、そして言うのだった。
「俺にもいたが」
「あの校長ですね」
「どうもな」
 こう剣崎に返す。
「あまりいいイメージがな」
「それよくわかります」
「他人の様には思えなかった」
「確かダークネビュラに行って」
「それっきりだ。死んだだろうな」
 そうなったのではないかというのだ、そうした話をIS学園の食堂でしている。 
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