| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

ハイスクールG×D 黄金に導かれし龍

作者:ユキアン
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第13話


焼き鳥の眷属は予想以上に強かった。人数の差もあるのだろうけどこちらはもうオレと部長にレイナーレしか残っていない。対して、あちらは騎士が一人に戦車が一人、僧侶が一人、兵士が二人に女王と王が残っている。さすがに一人じゃあ二人を守りながら戦うのは難しい。ここは頼りになる師匠に活躍してもらおう。

「双葉、頼む」

オレの召還に応じて双葉が現れる。

「状況はどうなっている」

「こっちはオレと部長とレイナーレ。向こうは騎士が一人に戦車が一人、僧侶が一人、兵士が二人に女王と王が残ってる」

「半分か。分かった、王以外はこちらで仕留めさせて貰おう。すぐに終わらせる」

その言葉と同時に双葉の小宇宙が一気に膨れ上がる。その小宇宙は大気と交わり意思を持って拡散していく。

「ネビュラストーム!!」

学園のあちこちで同時に爆発音が聞こえてくる。

『ライザー・フェニックス様の騎士一名、戦車が一名、兵士二名、女王一名、リタイヤ』

うわぁ〜全滅、じゃないな僧侶と王が残ってる。

「うん?おかしいな、確かに手応えは有ったのだがリタイヤしていない?」

「双葉、一体何をしたの!?」

「簡単に説明するならピンポイント爆撃を私達以外の全員に喰らわせてみたのだが、手応えが有ったはずなのに倒せていない。どういうことだ?」

「ああ、そう言えば焼き鳥の妹も眷属だったはずだから再生したんだと思う」

「なるほど。ならば別の方法でリタイヤさせてくるからイッセーは敵の本陣に向かうと良い。部長とレイナーレは私が護衛しておく」

「頼んだ。じゃあ、行ってくる」

倍化の力を溜めながら小宇宙の強化で生徒会室まで一気に駆け抜ける。これが光速の世界か。しみじみと人間離れしてしまった事を思いながら扉を開けて焼き鳥の背後に立つ。速度をちょっとずつ落とすと、焼き鳥野郎が慌てているのが分かり始める。

「今更オレ達の強さに驚いても遅いぞ」

「何っ!?いつの間に」

声を掛けると同時に焼き鳥がオレに向かって炎弾を飛ばしてくるがオレはそれを赤龍帝の篭手で弾く。

「さあ、チェックだぜ焼き鳥野郎。覚悟しやがれ!!」

「ほざけ、下級悪魔の分際で!!」

「強さと階級はイコールじゃない事を教えてやる」

距離を一気に詰めて焼き鳥野郎を掴み、外に投げる。生徒会室は暴れるには狭いからな。
焼き鳥野郎は空中で体勢を立て直して先程より大きな炎弾の準備をしている。オレは窓から屋上に上り、構える。

「死ね!!」

かなりの大きさの炎弾がオレに向かって飛んでくるが全然怖くない。オレは小宇宙を燃やして技を放つ。

「廬山昇竜覇!!」

オレの小宇宙が龍の形取り、炎弾を喰らい尽くして焼き鳥野郎に向かっていく。

「なんだと!?ちっ」

驚きながらも廬山昇竜覇を躱す焼き鳥に向かってオレは空に飛び出す。小宇宙を足場にしてそのまま空を駆け、顔面を殴りとばす。焼き鳥の顔面が消し飛び、炎と共に再生する。

「くっ、雑魚悪魔がこ」

再生する事を確認したオレはそのまま威力を調節しながら連撃を叩き込んでいく。どこまでなら耐えられるのかを確認する為に徐々に威力を弱めながら全身を隈無く殴り続ける。声は聞きたくないので顔面は特に集中して殴り続ける。もはや焼き鳥野郎は人の姿ではなくなった。再生すると同時に弾け飛び、ただの炎の塊となっている。しばらく続けて、力加減を覚えたところで少しだけ再生させて屋上に叩き付ける。

「やっと力加減を覚えたか」

屋上には既に双葉が待機していて、隣には部長とレイナーレ、そして再生中の焼き鳥の妹が氷付けになっている。炎を凍らせるって、どうやったら出来るんだよ。いや、小宇宙を使ったんだろうけど再生している焼き鳥の横に置いてるのに溶ける気配がないってどうなのよ。

「ぐぅ、がっ」

ようやく再生が終わったのか焼き鳥が元の姿に戻る。だが、目に見えて弱っており、戦えそうにない。

「ほら、投了を宣言しろよ。じゃないとまたさっきみたいに殴り続ける事になるんだけど」

「だ、誰が、そんなことを」

苦し紛れに全身から炎を吹き出すが、部長を双葉がレイナーレをオレが抱えて安全圏まで移動する。本当にしつこい奴だな。

「イッセー、今後の為にも全力でやってしまえ。ちょうど良い的だからな」

「いや、的って酷い扱いだな」

「ならサンドバックだ。ほら、とっととやってしまえ」

「分かったよ」

抱きかかえていたレイナーレを降ろして小宇宙を高める。更に、赤龍帝の篭手で自分の身体を強化する。この試合中に気付いた事だが、倍化の速度が更に上がっていた事でようやく身体と小宇宙を別々に強化出来る様になった。と言っても小宇宙は2倍にまでしか上げれそうにない。それ以上はさすがに扱いきれない。身体と小宇宙を倍加させ、廬山昇竜覇を撃とうとした所で、身体が勝手に動き出す。部長と朱乃さんを倒した時の様に。オレの拳が竜座を描き、技の名前が思い浮かぶ。オレはそれに身を任せて技を放つ。

「廬山百竜覇!!!!」

昇竜覇の時には一頭しか出ない竜が百頭現れ、焼き鳥と氷付けの妹、そして校舎を飲み込み粉砕する。

『ライザー・フェニックス様の投了を確認。リアス・グレモリー様の勝利です』


 
 

 
後書き
光速で動けない時点でライザーに勝ち目は無い。
現実は常に非情である。
次回で焼き鳥編は終了です。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧