仮面ライダー エターナルインフィニティ
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第七十七話 操者の弱点その十一
「恋愛関係はないですね」
「つまりそういうのには興味がないんですか」
「とにかく色々なやり方で仕掛けてきますけれど」
それでもだというのだ。
「恋愛に関してはとてもです」
「じゃあ一夏君も」
「恋愛じゃなくて人間性に対してです」
それを見て仕掛けるというのだ、スサノオの考えはわかりやすくはある。
そのことは一夏もわかった、そうした話をしたのである。
ライダーとIS操者達の訓練は続けられていく、その中ではだった。
アンデット達も出されライダー達もだった。
彼等もこちらの世界の敵を再現した機械と戦闘を行った、その戦いはというと。
ファンネルの様にビームを出す、それにミサイルもだった。
そうした飛び道具に他も特攻用のロボットもある、レンゲルは地上においてその人間型の特攻用ロボットを一旦その棒で弾いた。
そこから棒を投げて貫く、そうして勝利を収めた。
鮮やかな勝利だ、だがだった。
そのレンゲルに対してだった、千冬がこう言ってきた。
「一体とは限らない」
「そうなのですね」
「そう、だから」
それでだというのだ。
「今の戦いは一体だけを相手にするもの」
「武器を投げるのはよくないですよ」
真耶もそのことを指摘する。
「一体だけなら本当にいいですけれど」
「はい、大勢いたら」
「武器がなくては戦えないから」
「そこは気をつけて下さい」
こう告げるのだった。
「それと睦月君跳べますよね」
「はい」
「それならジャンプを利用することもです」
必要だというのだ。
「手なので」
「わかりました、それじゃあ」
「はい、それで」
こうした話をしてであった、レンゲルは再び特攻用ロボットとの模擬戦闘を行う、今度は五体を一度に相手にする。
今度は棒を離さずそのまま戦う、跳びつつその弱点である頭部を次々と砕く。
そうして五体全て倒して戦いを終えると今度は剣崎が言ってきた。
「おい睦月、もう少しジャンプを低くするんだ」
「低くですね」
「この場合はな」
そうしろというのだ。
「地上から来る相手にはな」
「そうですね、確かに」
「上から攻めるのはいいけれどな」
「その高度もですね」
「そうだ、俺も気をつけないといけないけれどな」
高く跳び過ぎると攻撃に間隔が出来るからだ、今度の問題はそこだった。
「だからな」
「ですね、次は」
「今度は十体ですよ」
箒も言ってくる。
「それだけですから」
「ああ、今みたいにするとな」
「勝てません」
まさにそうなるというのだ。
「ですからここは」
「よし、棒を持ったまま」
戦おうと言ってそうしてだった。
レンゲルは低く跳び棒を手に持ったまま戦いその十体も倒した、そうして全ての敵を倒して終えてそれからだった。
模擬戦闘を終えた、そのうえでわかったことは。
「こちらの世界の機械だが」
「どう思われますか、連中のことは」
「空を飛ぶ怪人だな」
そうしたものだとだ、橘は真耶に答えた。一同はまた会議室に入りそこで話をしている。
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