仮面ライダー エターナルインフィニティ
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第七十六話 空を飛ぶ乙女達その十四
戦士達は一旦着地し変身を解いた。今度はシャルロットが驚きを隠せない顔でギャレンから戻った橘に言っていた。
「こんなに強い人はじめてですよ」
「全くですわ」
セシリアも同じ顔だった。
「橘さんの銃は」
「威力だけじゃないんですね」
「その腕も」
「ライダーの戦いでは確実だ」
それが第一だというのだ。
「それがなくては勝つことは出来ない」
「だからですか」
「あそこまでの腕なのですわね」
「いや、君達もだ」
橘はシャルロットとセシリアに述べる。
「君達もほぼだ」
「百発百中だった」
「そうだったのですわね」
「そうだ、君達もだ」
彼女達もまた然りだというのだ。
「俺を正確に狙っていた。だが」
「だが?」
「だがといいますと」
「俺達との戦いには慣れていない」
こうIS操者全員に話す。
「そう感じたな」
「はい、そうです」
その通りだとだ、千冬は橘のところに来て告げた。
「気付かれたのですか」
「ああ、戦ってみてな」
「このことがおそらくですね」
「今回のスサノオの仕掛けていることだな」
橘も言う。
「おそらくだが」
「そうです、スサノオはカードを何枚も用意するそうですが」
「機械が最初だ」
最初のカードだというのだ。
「そして次にだ」
「出してきますね」
切り札をだというのだ。
「そこで」
「そういう奴だ」
橘もこれまでの戦いでよくわかっていることだった。
「スサノオはな」
「そのやり方についても細かく聞きたいですが」
「そのことだな」
「敵を知り己を知れば百戦危うからずです」
千冬らしい考えだった。
「このことはよく踏まえているつもりです」
「よし、ではだ」
「はい、またお話しましょう」
「ということはまたミーティングですか?」
一夏が橘と千冬達に問うた。
「仮面ライダーの人達と」
「そうだ、御前達の弱みがわかった」
それ故にだった、千冬はその目で見てこのことがよくわかったのだ。
戦いの後はまたミーティングだった、戦士達はこれからの戦いの為に再び話をすることになった、戦士達には作戦も必要だからこそ。
第七十六話 完
2013・2・3
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