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俺は天国を旅する。2泊3日で

作者:ザクロ
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ペガサスがやってくる

3日目
昨日はホテルに泊まった。ホテルは、ベッドがふかふかで眠れなかったこと以外、特に何もなかった
いよいよ、天界の塔と呼ばれる場所に、入ろうとした、そのときだった
ガッ!
後ろのほうで音がして、振り返ってみると、俺のバッグがなかった
「なっ・・・・引ったくり?!」
俺は、そのとき、なんて不幸なんだ、と思った
「待て!」
俺は急いで追いかけるが、そいつの足は速く、なかなか追いつけない
そのとき、俺はあるものの存在を思い出した
「困ったときには、これを吹きなさい」
一日目に、おじいさんから、笛を渡されていたのを思い出した。俺は急いでポケットから出して、思いっきり吹いた
「ピーーーーーッ!!!!」
笛の音が、あたりに響き渡った。そのとき
バサッ!!
俺の上を、何かが通っていった。見ると、それはあの有名なペガサスだった
ペガサスは、引ったくりを思いっきり踏み潰すと、俺のバックを持って帰ってきた
「あ・・・ありが・・・・」
バサッ!!
俺がお礼を言いかけたそのとき、俺はペガサスにつかまれ、空高く飛び上がった
「えっ、ちょ・・・・・うわぁぁぁぁ・・・・・・」
俺は、天界の塔の上まで、ペガサスにつかまれながら飛び続けた  
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