俺は天国を旅する。2泊3日で
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オアシス
しばらくすると、オアシスとも呼べる町があった。ずっと歩き続けていた俺にとっては、そこは天国だった。
まぁ、ここも天国なんだけどな
「おや、旅のお方ですか」
村一番の人に早速声をかけられたが、実際は答える気力がなかった
「あぁ、砂漠を歩いて疲れてらっしゃる!急いで水と毛布を!」
俺は村の人に助けられ、何とか一命を取り留めた
まぁ、ここにいる時点で死んでると一緒なんだけどね
あんな青く、水分なんて蒸発しないような場所でも、のどは乾くし、体力も低下するんだな
「助けていただき、ありがとうございます」
「いえいえ、とんでもありません。この天国で死んだら、もう、自分の住む世界には戻れないのですから」
ここで死んだらおしまいなのかよ!天国なら死んでも、魂だから大丈夫だと思ってたのに、俺の期待を裏切るか!
まぁ、まったくわからない天国で、そんな俺の考えが通ることのほうがすごいと思うけどな
「ここから、どちらへ?」
「天界の塔から神の庭園へ・・・・・ですが?」
「そうですか、でも、ここにも面白いものがあります。ちょっと見てはもらえませんか?」
「はい、よろこんで」
村一番の人が言うには、聖水の噴水、というらしい
そうえいば、名スポットの中に、この名前が入っていたな
「おにいちゃ~ん」
俺があるいていると、後ろから声がした。ふりかえると、小さい女の子だった
「おにいちゃん、これ、あげる!」
そういって、もらったのは、小さなあめだった
「おにいちゃん、疲れてたから、これ、あげるね」
「ありがとう」
俺がそういうと、女の子は走ってどこかいいってしまった
俺は、村一番の人に案内され、聖水の噴水を目指した
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