仮面ライダー エターナルインフィニティ
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TURN73 食いだおれその四
「跳ぶか、俺は」
「そうしますか」
「実際jに跳ぶ戦い方にも慣れてきたしさ」
こうしたことも話した彼等だった。そして大阪城の次は。
通天閣に向かった、そこを登ってから下に戻っていく先は既に決まっていた、その約束jの場所はというと。
「大阪ですね」
「まさに」
皆唸る、彼等は串カツを食べていた。
串カツはどんどん来る、それを食べながらだった。
武藤はしみじみとしてこう不知火に言った。
「いや、串カツってやっぱりな」
「美味いっていうんjだな」
「本場だよ」
まさにそうだというのだ。
「本場の味だよ」
「そうだな、確かにな」
まさにそうだというのだ。
「ソースだってな」
「違うな」
「衣もな」
無論中のものだ。
「キャベツもあるから胸焼けしないな」
「本当にいいな」
二人で話しながら串カツを食べていく、他の面々もそうしている。
その中でニックは串カツを横から強引に歯で引き抜きながらこう言った。
「これ豚とか牛だけじゃないんだな」
「海老だね」
アンダーソンいはその串カツを口にしていた。
「これは」
「貝もあるし」
「烏賊や蛸も」
「何か結構あるな」
「お野菜のもあるし」
「ふうん、肉だけじゃないんだ」
「串カツって色々なんですね」
「ああ、そうだ」
その通りだと答えたのは葦原だった。
「串カツに使うのは肉だけじゃない」
「野菜や海のものもとはな」
ベルペオルは鶉の卵のそれを手にしている。
「これは嬉しいな」
「幅が広い料理だ」
葦原は烏賊のそれをソースの中に入れてから食べている。
「それが串カツだ」
「あと二度漬けは何があろうとも厳禁だな」
神津も食べている。その生真面目な仕草が場違いでもある。
「それもだな」
「というかそれやったらどうなるの?」
「死を覚悟することだ」
真面目な顔でビダーシャルに返す。
「そうしろ」
「そこまで厳しいものがあるのですね」
アニエスが食べているのはジャガイモの串カツだった。
「串カツには」
「法律としてはなくとも」
神津はさらに言う。
「人としてのルールがあるからな」
「あれだな。サッカーの試合で相手チームの選手の遺影持って来るものだよな」
クレオはこんなことを言う、食べているのは牛肉のそれだ。
「あれはやっちゃいけないけれどな」
「けれどそれやる奴いるからな」
城戸も知っている話で呆れた顔になっている。
「いや、あれは酷かったな」
「普通はしませんが」
こう言ったのはティウァニアだった。
「スポーツでは」
「けれどする奴はいるんだよ」
「どうしてもですね」
「ああ、そうなんだよ」
クレオは言いながらジョッキjのビールも飲む。
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