仮面ライダー エターナルインフィニティ
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第七十話 彼等の決戦その十二
彼等もまたホロスコープス達に攻撃を浴びせる。だが。
「何かね」
「ああ、まだ決め手じゃないな」
当麻はアリコマンドを鉄パイプと蹴りで倒しながらインデックスに応える。
「確かにビリビリもどんどん撃ってな」
「弦太郎達も頑張ってるけれど」
「まだ決め手じゃない」
だから優勢になっているが倒しきれていないというのだ。
「もう一人誰か」
「います」
「そうです」
だがここで御坂妹達が出て来た。それも何人も。
ラストオーダーもいる。彼女達は美琴の顔だが視点の定まらない目でインデックスの横に来てそのうえで言うのだった。
「御坂が御坂がいます」
「全員で撃てばです」
「その効果はかなりのものですから」
「安心して下さい」
「じゃあ頼むな」
選択の余地はなかった、当麻もすぐに頼む。
「ここはな」
「わかりました。それじゃあ」
「一斉攻撃です」
「如月さん朔田さん行きますから!」
当麻も二人に叫ぶ、
「一気に決めて下さい!」
「わかった、それならな!」
「行かせてもらおう」
二人もすぐに彼の言葉に応える、そしてだった。
美琴と妹達、それにラストオーダーの一斉射撃が迫る直前に宙に跳んだ、そこに丁度二人のマシンがそれぞれ後ろから飛んで来た。
二人は空中で前転宙返りをしてからマシンに乗った、ホロスコープス達はその下でレールガンによる一斉射撃を受けていた。
激しい電磁の塵と衝撃が起こる、フォーゼはその中を見てそのうえでメテオに対して言った。
「いいな、行くぞ!」
「宇宙からの降下だな」
「ああ、これで決める!」
右手を拳にしての言葉だった。
「奴等への最後の一撃だ」
「急降下だ!」
二人で共にマシンで電磁が消えたその瞬間に跳び込んだ、ホロスコープス達はかなり傷ついていたが全員健在だった。
そこに跳び込み一気に荒れ狂い撥ね飛ばしていく、これで決着をつけた。
それが終わってからだ、ホロスコープス達はマシンに乗る二人の周りで爆発を起こした、後には普通の教師達がいた。
メテオはその彼等を見て言った。
「おそらくこの人達は操られていただけだな」
「学園の生徒と同じか」
「ああ、気付かないうちにスサノオにゾディアーツにされていた」
そして戦っていたというのだ。
「それが天川学園の時と違うな」
「ならこの人達に罪はないんだな」
「そうだ、この人達は安全な場所に運んだ方がいい」
これからもまた戦うからという言葉だった。
「それよりもだ」
「ああ、来るな」
「そうだ、来る」
メテオは確かな声でフォーゼに告げた。
「ならいいな」
「最強の形態になってか」
「戦うぞ、いいな」
「わかった、それならだ」
フォーゼも頷く、そしてマシンから降りそれは後方に行かせた。
メテオもそうした、見ればもう他の敵はいなくなっていた。
戦いは終わったかに見えていたが違っていた、彼はもうそこにいた。
インデックスは彼を見上げてこう言った。
「私もわかったから」
「そうだな、君も愚かではないからな」
「私がこの世界にいて当麻もいるからだよね」
「私はレベルゼロの彼がどの様にして君を護るのかを観たかったのだ」
それでだとだ、ネオショッカー首領の時の姿のスサノオはインデックスに言葉を返した。
「それでだったのだよ」
「この世界に仕掛けてきたのね」
「そうだ」
まさにその通りだというのだ。
「そして他の戦士達が君達と共に何をするのかもな」
「そんなのもう答え出てるわよ」
美琴が険しい目でスサノオに返した。
「あたし達も友達だからね、この連中の」
「それでだというのだな」
「ええ、そうよ」
これが美琴の返答だった。
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